「宇宙・物質・生命の起源を求めて」
東海村にあるJ-PARC(大強度陽子加速器施設)が2009年の全施設の利用運転開始から10周年を迎えるのを記念して、市民公開講座をつくばで開催する。最新の宇宙物理サイエンスの解説で人気の村山斉さん(カブリ数物連携宇宙研究機構主任研究者)、梶田隆章さん(東京大学宇宙線研究所所長、ノーベル物理学賞受賞者)の2人がそれぞれ午前と午後の講演に登壇する。
9月23日〜26日につくば国際会議場で開かれる国際学会、第3回J-PARCシンポジウム(J-PARC2019)に合わせての開催。私たちはどこから来て、どこへ行くのか? J-PARCを使って作り出される多様な量子ビームを使ってひもとく宇宙・物質・生命の謎、そしてその知識から生まれる新しい物質は、我々の未来をどう変えるのか? を考える。
村山さんは「なぜ私たちは宇宙で生まれたのか」、梶田さんは「姿を変えるニュートリノ」をテーマに講演する。講師はほかに齊藤直人さん(J-PARCセンター長)、加藤晃一さん(自然科学研究機構生命創成探究センター長)、岸本浩通さん(住友ゴム工業分析センター長)。
参加は無料。