【鈴木宏子】つくば国際ペット専門学校(つくば市沼田、生徒数275人)の学園祭「第11回犬友祭(けんゆうさい)」が28日、隣接の犬のテーマパーク「つくばわんわんランド」を1日借り切って催された。
犬の訓練士や美容師、動物看護師などを目指す学生たちが、クイズ大会やドッグレース大会など手作りのイベントを開いて、これまで学んだ成果を披露した。約1540人が来場し、犬との触れ合いを楽しんだ。愛犬を連れて参加した家族連れなども目立った。
クイズ大会は、災害時の犬のしつけ方をテーマに、犬の訓練士などを目指すドッグトレーナーコース2年の横須賀奏水さん(19)、宮脇菜奈さん(19)ら7人が実施した。災害時に迷子になるペットが多い中、迷子にならず飼い主と一緒に避難できるようになるための日頃のしつけ方を13問のクイズにし、参加者に〇×で答えてもらった。実際のしつけ方法などを撮影したビデオも同時に上映した。
宮脇さんは「地震が来たら、持ち運びできるゲージに入るようしつけたり、ゲージを怖がらないよう日頃からしつけてほしい」などと話していた。
愛犬のビーグル犬を連れて夫婦でクイズ大会に参加したつくば市の会社員、小武内猛さん(59)は「災害時のしつけを知ることができ参考になった」と感想を話した。
ドッグレースには、入学直後から毎日一緒に過ごしている伴侶犬「パートナードッグ」=6月2日付け=16頭が、学生と一緒に出場し、3レースが展開された。ペットケア総合コース2年の和気彩乃さん(20)と入岡佑花理さん(19)によると、犬同士の相性などを考慮して、各レースの出場犬を決めるなど工夫したという。