つくば市学園の森に建設中の、イオンの新しい商業施設「そよらつくば学園の森」が10月25日オープンする。イオンリテール(千葉市、古澤康之社長)が新しく展開する都市型ショッピングセンターで、茨城県内で初出店となる。
TX沿線地区や中心地区居住者の特徴である共稼ぎの子育てファミリー層や単身世帯などに合わせ、主なターゲットを30~40代、サブターゲットを20代とする。個食志向に対応した最適サイズを各売り場で展開し、総菜売り場でも焼き鳥、揚げ物、天ぷらなどを顧客の嗜好に合わせて、ばら売りなどする。2階のライフスタイルフロアでは、若い世代に合わせてジェンダーレスなスキンケア、コスメ、ヘアケア商品を販売するなど地域のニーズに寄り添った対応をしていく。
立地は、つくばエクスプレス(TX)研究学園駅から北へ1.9キロのコストコ向かい側。敷地面積約1万3200平方メートル、地上2階建て、売場面積は約6100平方メートル。近隣の大規模商業施設イーアスつくばや、同市稲岡のイオンモールつくばと比べると、小さくなる。食品・調剤をはじめ、ヘルス&ビューティ、バラエティ雑貨、肌着、ベビー用品や日用品などを扱う。
専門店10店舗で、1階にファストフード店、2階にはカフェ、レストラン、百円ショップなどのほか、眼鏡店、整骨院、学習塾、子供向け体操教室、車買い取り専門店などが入る。

「そよら」は「通う・集う・つながる場」をコンセプトに、日常の利便性を高める価値と、滞在そのものを楽しむ時間消費価値の双方を提供し、心地よく時間を過ごせる空間づくりをするという意味。2020年3月、「イオンスタイル海老江」(大阪市)のオープンに合わせて実施した一般公募で名前を決めた。「そよらつくば」は全国で23店目となる。
周辺は商業施設が集積し渋滞が予測されることから、オープン当初は警備員を増やしたり、臨時駐車場を設けるなどの対策をする。一方、駅からやや離れているため、同市の乗り合いタクシー「つくタク」の乗降場所を敷地内に設けたり、シェアサイクル「つくチャリ」のサイクルポートを整備することで、地域住民の利便性向上を図る。
環境・社会貢献の取り組みも大事にし、10月4日には敷地内に、地域に自生するシラカシなど約3800本を市民と共に植樹する「ふるさとの森づくり」を実施する。
イオンリテール執行役員の永山久美子 北関東・新潟カンパニー支社長は「茨城県南はとても魅力的な地域で、特につくば市は若い人が暮らす街。ニーズに応えられるよう頑張っていきたい」と話す。(榎田智司)





