つくば市が、県戦没者追悼式に参列予定の市民50人に7月25日発送した案内文書について、同市は31日、21人の封筒に記載された宛名に誤りがあり、11人に郵送されたと発表した。10人は「宛所に尋ねあたりません」として郵便局から市に返送された。
文書は参列予定者の送迎バスの集合時間や場所を案内する内容。29日午前9時ごろ、通知を受け取った市民から、名前が誤った封筒で届いている旨の問い合わせがあり、分かった。29人の封筒に誤りは無かった。
市社会福祉課によると、担当職員が名簿から封筒に印字する宛名データを作成した際、欠席者の氏名のみを削除してしまったため、氏名と連動していた住所がずれたことが原因という。さらに複数でチェックをしていなかった。
同課は7月29日と30日、対象者宅を訪問して謝罪し封筒を回収した。まだ連絡がとれてない市民については謝罪の文書を送付し、引き続き封筒の回収を行うとしている。
再発防止策として同課は、文書を発送する際には封筒に記載の住所、氏名について名簿と相違ないかを複数でチェックするとしている。