茨城ロボッツの地域貢献活動で
廃棄物リサイクル会社のあおぞら(つくば市片田、藤井邦彦社長)が23日、プロバスケットボールチームを運営する茨城ロボッツ・スポーツエンターテインメント(水戸市、川崎篤之社長)の地域貢献活動を活用して、つくば市に身長20センチほどのモバイル型ロボット6台を寄贈した。6台はあおぞらの地元にある市立みどりの学園義務教育学校(山田聡校長)に寄贈される。
同日、つくば市出身の陳岡流羽(じんがおか・るう)選手(22)らが参加して同市役所で贈呈式が催された。陳岡選手は同市立桜南小、谷田部東中から土浦日大高校、白鴎大学を出て、茨城ロボッツに入団した。
地域貢献活動は「M-HOPE」と名付けられ、皆が元気になれる、皆がバスケを楽しめる、皆のチャレンジを応援する、皆で地域の未来をつくる、カラフルな社会づくりーの5つのテーマのもと、茨城ロボッツの活動やバスケットボールを通じて地域が元気になることを目指している。
寄贈されたモバイル型ロボットはシャープ製の「ロボホン」で、電話や電子メールのほか、専用のツールを使用してプログラムを作成しロボットを操作したり対話することができる。
あおぞらの藤井社長は「つくば市は人口が増え発展している地域。子供の教育に役立ててもらえればという思いで、ロボッツさんの地域貢献活動を利用して寄贈した」と話した。
ロボッツの川崎社長は「茨城ロボッツは現在、水戸市が本拠地となっているが、元々はつくばで誕生した。チームカラーのオレンジは筑波山で出来る福来みかんからとったもの。今季は15勝45敗、東地区7位と苦戦したが、つくばのためにも頑張っていきたい」と語った。
みどりの学園義務教育学校の山田校長は「寄贈されたロボットを教育の現場でさっそく活用していきたい。プログラム作成のほかにも利用方法を探していきたい」と述べた。(榎田智司)