金曜日, 1月 16, 2026
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牛久、阿見で非日常を味わう大仏様とアウトレット《遊民通信》90

【コラム・田口哲郎】

前略

先日、あみプレミアム・アウトレットと牛久大仏に行ってきました。このアウトレットは「160 OUTLET STORES」とうたわれているとおり、多数の店が集まるいわばショッピングセンターです。圏央道・阿見東インターチェンジ直結で、アクセスに便利な立地にあるため、来客は地元民にとどまらず、東京、他県からやってきます。

アメリカ西海岸をイメージした建物、広い空、ヤシの木の並木、ビルボードヒットチャートランクインの音楽がBGMとして流れるロケーションに身を置けば、まるで海外のセレブになったような錯覚に陥ります。

三菱地所・サイモン経営の「プレミアム・アウトレット」として日本では8番目、首都圏では佐野に次ぐ2番目に開業した施設です。牛久大仏の近くにあり、施設内から大仏の胴体から頭部を見ることができます。次に大仏様を拝みに行くと決めていたので、期待感が増しまた。

セレブ気分に浸って、いつもとひと味違ったランチを楽しみました。中華レストラン「青菜」で、油淋鶏(ユーリンチー)をいただきました。このお店は東京の丸の内にもある有名店です。時間に余裕があったので、ショッピングもしました。定価よりもお手頃な値段で、有名ブランドの品を手に入れることができます。非日常を堪能したところで、大仏に移動。

極楽浄土にいるような感覚「蓮華蔵世界」

牛久浄苑は東京の西浅草にある東本願寺が経営している墓地です。そこに高さ100メートルの巨大仏像が建っており、大仏様の足元の蓮の花が本堂にあたります。

入口を入ると、真っ暗になる部屋に通されます。極楽浄土に向かう前の煩悩の世界だそうです。そして扉が開かれると、救いの光が差します。そして圧巻なのは「蓮華蔵(れんげっぞう)世界」。そこは金色の大きなホールで、3500体の胎内仏が壁一面、上から下まで並んでいます。本当にここは極楽なのではないか、と錯覚しました。荘厳だけれども、なにか柔らかな雰囲気に包まれ、いい気分でした。

外に出ると、これまた極楽をイメージしたきれいな庭園があります。この世にいながら、極楽を味わえる、京都は宇治の平等院に似た趣があります。

どちらもJR常磐線の駅から少々遠い場所にはなりますが、非日常を味わえる施設が近くにある。一つは世俗的な商業施設ですが、まるでアメリカ西海岸にいるような非日常、そしてもう一つは宗教施設ですが、まるで極楽浄土にいるような非日常。お休みの日には、牛久、阿見に出かけて非日常を味わうことをお勧めします。ごきげんよう。

草々

(散歩好きの文明批評家)

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