つくば市は13日、市内の小学校で12日出された学校給食に、金属製ファスナーの一部が混入していたと発表した。13日までに健康被害は報告されていないという。
市健康教育課によると、給食で児童に出されたワカメスープに、長さ8ミリ、幅6ミリの金属製ファスナーのスライダーの一部が混入していた。児童がスープを飲もうとして異物を発見し、すぐに担当教員に報告した。児童は異物を口の中に入れていない。
市はどの工程で異物が混入したか調査しているが、現時点で不明としている。
一方、学校からの報告が翌日になったことに対して同課は、市学校給食異物混入対応マニュアルでは当日報告することになっており、各校にマニュアルの徹底を改めて図りたいとしている。学校側は当初、異物が学校内で混入したのではないかと調べたが見当たらなかったことから翌日、学校給食センターに報告したという。
スープは、同市つくばほがらか給食センター谷田部が調理したもので、幼稚園4園、小学校5校、中学校2校に計3958食が提供された。他校から異物混入の報告などはない。