プレナスなでしこリーグ(日本女子サッカーリーグ)2部のつくばFCレディースは15日、つくば市山木のセキショウチャレンジスタジアムでリーグ最終戦を行い、ディアヴォロッソ広島(本拠地・広島県熊野町)に1-0で勝利した。今季の最終成績は5勝3分10敗、順位は昨季と同じく10チーム中8位。
プレナスなでしこリーグ2部・第18節(10月15日、セキショウチャレンジスタジアム)
つくばFCレディース 1-0 ディアヴォロッソ広島
前半 1-0
後半 0-0
今節のつくばのフォーメーションは中盤がダイヤモンド型の4-4-2。通常はボランチを務めるMF内藤夏鈴がトップ下へ上がり、しかも初めてキャプテンマークを巻いた。「突然指名されたが、1年を通してチームを引っ張らなくてはいけない役目かなと思う。今日のポジションは、守備では一つ下がってゲームをつくるが、攻撃ではよりいっそうゴールに向かわないといけない。ファーストシュートで決めることができて良かった」と感想。
内藤の得点は前半13分。自陣から左サイドへつないだボールが相手との競り合いの中でこぼれ、それを拾った内藤がペナルティエリア手前からミドルシュートを決めた。これで内藤はチームトップの6得点目。なでしこ2部リーグの得点ランキングでも5位タイに浮上した。
幸先の良い得点となったが、試合状況は良いとは言い難かった。強い風雨が叩きつけ、ボールが止まるピッチコンディション。つくばは足元の技術を生かし、対面する相手をはがしてゴールへ向かおうとする。広島はフィジカルの強さを生かし、速い展開でパスをつないで前線の選手を走らせる。だが両者とも、シュートチャンスは数えるほどしかつくれなかった。

「目の前の局面は良くても、その先でパスがずれるとか、パスを出しても人が入らないなど、1つ先へつながるところで甘さとか技術に劣る場面があり、ゴールに届かなかった」と白馬聡監督。
後半14分にはFW小西由利恵とMF岸川りなを前線に投入、右サイドを務めていたMF赤嶺美月をトップ下へ配し、より走れる布陣に変更した。「ボールがつながらないコンディションだったので、前半はクロスや突破で攻撃の起点となり、後半は2列目からの飛び出しなどで相手のラインを下げさせることを意識した」と赤嶺。ゴールセンスに優れる選手で、今季チーム2位の4得点を挙げている。

30分にはDF佐藤歩夢とMF藤井志保を入れて左サイドを活性化するも、追加点は生まれずそのまま試合終了。「風雨による選手の消耗が大きく、後半は天候が回復したものの、コンディションの変化でやりたいことがずれた」と白馬監督。
今季は開幕3連勝と絶好のスタートを切ったが、その後は勝ちきれない試合が多く、7連敗を喫したこともあった。「課題を修正する力が足りず、監督の指示をピッチで表現しきれなかった」と内藤の見解。赤嶺は「苦しいシーズンだったが最後に勝ち切ったことをプラスに考え、来季に向かっていきたい」と気持ちをまとめた。(池田充雄)
