土浦市の安藤真理子市長は、20日から23日まで3泊4日の日程で台湾の台南市を訪問すると発表した。4月7日に台南市と友好交流協定を締結したことから、黄偉哲(こう・いてつ)台南市長を表敬訪問し、今後、両市がどのように交流を進めるか、具体的に話し合う。
片山壮二副市長が同行するほか、市議会から島岡宏明議長、奥谷崇総務市民委員会委員長、矢口勝雄文教厚生委員会委員長、寺内充産業建設委員会委員の市議4人が同行し、担当職員2人が随行する。予算は214万4000円。
20日に出国し、21日に台南市の青果市場などを見学後、台南市政府を訪れ市長と議長を表敬訪問する。22日は台南市内のサイクリングロードを実際に走って体験する。23日に帰国する。
4月7日の友好交流協定は、オンラインで両市を結び締結した。2022年2月に自転車を活用したまちづくりを推進する「第3回全国シクロサミット」を土浦市で開催した際、台湾観光局から、台湾ではサイクリングの環境整備を進めているなどの話があったことがきっかけ。台南市はサイクリング観光が盛んであることに加えて、レンコンやハスの実、花びらを使った花蓮茶など加工品が人気であること、花火を用いた祭りがあることなど三つの共通点があることから友好交流協定を結んだ。
安藤市長は「この訪問を通じて土浦市の魅力を伝えると共に、両市の友好の絆がより強力なものとなるよう努めたい」としている。