藤本のピッチングが勝敗の鍵

ー今年のチームについて監督さんの言葉で選手について紹介をお願いします。具体的には1年間どういう風に過ごして来て、今どのような立場にいてなど。まずは投手陣からお願いします。
小菅 小森勇凛は陽気でのんきな、いじられキャラです。2年生の夏が終わった頃から目の色が変わってきました。エースを奪るんだとようやくチームを背負ってピッチングができるようになりました。そうした自覚が生まれた1年間で高校球児らしくなってきましたね。実力と共に結果がついてくればそういった部分が開発されると思っているので伸びしろはまだあると思います。もちろん素材としてもプロのスカウトに狙っていただけていますが、大器晩成というかまだ伸びる部分が残されていると思います。体の中でも彼は強い部分と弱い部分があるので、ものすごく練習はしますけれど、苦手なこと辛いこと、例えば走り込みなどをようやく自分からやるようになってきましたので、本当にこれからが面白いなって思います。
ー球速が春にかなり上がったのですが、何がその要因ですか。
小菅 彼は細かい部分でトレーニングとか食事のことだとか体づくりのことだとかを自分のペースでやるんですね。それが合体してきたのではないかと思います。技術的にここが飛び抜けて良くなったとかはないんですが、心技体が安定してきたので、球速に現れたのではないかと思います。

ーもう一つの柱の藤本士生君についてお願いします。
小菅 彼は人間性が抜群です。本当にフォアザチーム(チームのために)でストイックに練習をやりますし、自分にもチームにも興味がある男なのでその辺のところは申し分ないです。ただ優しいところがありまして、例えば相手のインコースに投げきれなかったり、考えすぎてボールを散らしすぎたり、この部分は練習試合で打たれたり抑えたりをしながら6月になって上がってきたところです。大体彼が打たれて負けた試合が多いのですが、それも貴重な経験ですし、チームを背負っているピッチャーなので当然勝敗を背負うでしょう。夏も彼のピッチングが鍵を握る可能性が高いと思います。
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