任期満了に伴って10月15日告示、22日投開票で実施される土浦市長選について、安藤真理子市長(62)は13日開かれた市議会本会議で、「引き続き市長としてまちづくりの先頭に立って、さらなる市の発展に向けて全力で傾注したい」などと述べ、2期目に向け立候補を表明した。同市長選への出馬表明は初めて。
13日開かれた6月定例会で、寺内充市議(政新会)の一般質問に答えた。
安藤市長は1期目の3年7カ月を振り返り「すべての市民に寄り添った、暮らし満足度ナンバーワンの温かさあふれる土浦市政を目指し、公約で掲げた家庭用ごみ袋の値下げや公共交通不便地域のコミュニティーバス実証運行など数々の施策を着実に実行してきた」などと述べた。
さらに、高校生までの医療費助成の所得制限撤廃、土浦幼稚園の認定こども園としての存続、手話言語普及促進条例の制定などのほか、常磐道スマートインターチェンジの整備推進、台湾などサイクルツーリズムの海外発信、新治運動公園多目的グラウンドの人工芝化、生産量日本一のレンコンのPR強化など、実績を強調した。
その上で、市の現在について、コロナ禍でのリモートワークの普及や市の子育て支援に対する評価、アクセスの良さなどから、2000年をピークに減少を続けていた市の人口が2020年の国勢調査で増加に転じたこと、長年の悲願だったつくばエクスプレスの土浦延伸の夢が実現に向けて動き出そうとしていることなどを強調し、「この歩みを止めることなく、これから生まれてくる子供たちが安心して人生のスタートを切り、このまちに生まれてよかったと思えるよう、夢のある、元気のある土浦市の実現に向けて最後までやり遂げることこそが私自身に科せられた使命だと思っている」などと述べた。