【コラム・川浪せつ子】前回の「珈琲俱楽部なかやま」(4月18日掲載)を読んで、連絡をくださった方が何人もおりました。NEWSつくばの記事がネットで拡散しているようです。「なんだか出て来たから、読んだよ~♪」と言われたことも。
「かつて、なかやまさんで働いていました」というメールもいただき、驚きました。23年も続いているお店のオーナーの方でした。早速、そのお店「プラスワンカフェガーデン」(つくば市桜)を訪ねたら、ステキなカフェ&ガーデン。
ご夫婦で「なかやま」で働いて、その後独立され、今の場所に。「なかやま」の雰囲気とは違うものの、センスの良さは抜群。名前に「ガーデン」が付いているのは、ワンちゃんと一緒にひと息つけるカフェというコンセプトだそうです。
建物、インテリアもオシャレです。お話をお聞きしたところ、お店の名前は「+1 Living(プラスワンリビング)」というインテリア雑誌から頂いたとか。残念ながら、雑誌は創刊から41年目、2019年に廃刊になったそうです。
お店が出来たころは、こんなオシャレなお店は今の地域にはない、と筑波大学の芸術系の方々が多く来たそうです(今も)。納得。
笑顔とおもてなし
でもお店って、インテリアやお料理が良くても、経営者、スタッフさんの感じが良くないとね。総合力がものを言いますもの。小さな配慮にキュンとするのですよね。
私は今まで食べ物のコラムを書いてきて、取材したことはありませんでした。でも今回ばかりは、「なかやま」さんとの関係をお聞きし、食事をして帰ろうとしたら、お店の方が玄関までお見送りをしてくださいました。お忙しい中、笑顔とおもてなし。
人と接するときのホンワカな心があるからこそ、23年も続いてきたのだと思いました。プラスワンカフェガーデンさん、これからも、ステキな空間とおいしいご飯、楽しみにしています。ご連絡をありがとうございました。(イラストレーター)