つくば市は2日、市消防団員964人分の2022年度年額報酬の後期分総額約2009万円を、支団や分団など計59カ所に振り込んだところ、40カ所に対し誤った金額を送金していたと発表した。誤った金額は総額で約1502万円分という。
同市の消防団員の年額報酬は、階級に応じて1人当たり年間3万7000円から13万円が支給され、半年ごとに2回に分けて、市消防本部から各支部や分団などに送金される。
市消防本部地域消防課によると、22年度の後期分(22年10月~23年3月分)を4月28日、市消防本部が59カ所に送金したところ、年額報酬の集計表と、振込集計表の2つの表にずれがあり、ずれに気付かず、誤った金額を送金してしまった。
2日夕方、市内の分団長から送金金額が違うなどの指摘があり、誤送金が判明した。
同日、市消防本部は40カ所の支団長、分団長に電話で謝罪した。今後の対応については連休明けに、各支団や分団に改めて連絡するという。
再発防止策として同課は「今後、振込先と金額に誤りがないか、複数の職員で確認し再発防止を徹底します」としている。