水曜日, 8月 26, 2026
ホームスポーツ3連勝も東地区6位 B1ロボッツ ホーム最終節

3連勝も東地区6位 B1ロボッツ ホーム最終節

男子プロバスケットボールBリーグ1部(B1)の茨城ロボッツは29、30日、水戸市緑町のアダストリアみとアリーナで秋田ノーザンハピネッツと対戦。両日とも91-82、89-75で勝利した。これで茨城は3連勝。通算成績は22勝36敗で東地区6位(全8チーム)が確定している。

2022-23 B1リーグ戦(4月30日、アダストリアみとアリーナ)


30日の試合、観客数は今季最多の4823人を記録した。先にペースを握ったのは秋田。立ち上がりからアグレッシブな姿勢で、茨城のペースを乱してきた。茨城は相手ポイントガードのドライブインを抑えにかかったところで外が空き、テンポの良いパスを回され後手を踏んでしまう。第2クオーター(Q)半ばには、早くも17点のビハインドを負うことになった。

多嶋朝飛は「特に難しいゲームだったわけでもなく、内容も悪くないのに相手に上回られてしまった。だがその中でも、チームとしてやるべきことに立ち返り、集中力を切らさず戦い続けられたことが勝利につながった」と振り返る。

平尾はこの日11得点、5本のアシストを決めた

「シーズン当初だったら、このまま負けていたかもしれない」と平尾充庸主将。「だがディフェンスやリバウンドで相手のターンオーバーを誘い、全員で走る自分たちのバスケができた。一人一人が自分の役割をしっかりと表現してくれた試合だったと思う」

 戦術的には、相手ポイントガードへのプレッシャーを強めることで動きを鈍らせ、攻撃に転じたときはオフボールの動きを入れることでボールマンを孤立させないことを心掛けたという。第2Q後半には4連続得点などで5点差まで盛り返し、第3Q残り7分13秒でついに逆転。ここからは一度も逆転を許さずリードを広げていった。

逆転のゴールを含む19得点を挙げたエリック・ジェイコブセン

この勝利で今季秋田に対しては3勝1敗。昨季開幕節、初のB1での戦いで連敗した相手に借りを返すことができた。「昨季はフィジカルなどさまざまな場面で違いを感じたが、苦しい場面をいろいろ経験し、チームとしても個人としても成長してきた。その自信の上に立って戦えている」と平尾。「私たちがどれだけ前進・成長し、B1で競い合えるようになったか。ロボッツにかかわる全ての人が分かってくれると思う」とリチャード・グレスマンヘッドコーチ。

来週6、7日は最終節。大阪市此花区のおおきにアリーナ舞洲で大阪エヴェッサと対戦する。水戸市南町のM-SPO(まちなか・スポーツ・にぎわい広場)ではパブリックビューイングも開かれる。鶴巻啓太は「ラスト2試合ということで絶対に勝ちたいし、ブースターの皆さんに自分たちはこういうバスケをしていくんだというところを見せられるよう頑張っていきたい」と意気込む。(池田充雄)

➡NEWSつくばが取材活動を継続するためには皆様のご支援が必要です。NEWSつくばの賛助会員になって活動を支援してください。詳しくはこちら

スポンサー
一誠商事
tlc
sekisho





spot_img

最新記事

天皇賜杯、全日本、国体出場選手・監督が決意 筑波銀行で壮行会

天皇賜杯に出場する筑波銀行軟式野球部員と、全日本選手権水泳飛び込み競技に出場する同行石岡支店勤務の北村夢選手、国民スポーツ大会(国体)セーリング競技に監督として出場する同行リテールソリューション部勤務の木村俊介さんの壮行会が25日、つくば市竹園の筑波銀行本部ビルで開かれ、生田雅彦頭取と役員らを前に意気込みを語った。いずれも9月に開催される。 天皇賜杯で初勝利目指す 軟式野球部 軟式野球部は7月に行われた全日本軟式野球茨城大会決勝戦で常陽銀行を13ー1(6回コールド)で破り、3年ぶり3度目の出場を果たした。小松祐輔監督は「毎週土日、厳しい練習を積み重ねた結果、全国大会出場の切符を手にすることが出来た。全国大会では茨城県の代表、筑波銀行の代表として、プライドを持って一戦必勝で頑張る」と意気込みを話し、星駿斗主将は「3年振りの全国大会で、選手も入れ替わり若い選手が多くなっている中で、勢いのあるチームになっている。まずは天皇賜杯で初勝利し、ベスト8を目指し全力で勝ち抜く」と力強く語った。 野球部部長の岡野信裕常務は「天皇賜杯では勝ったことがないので、初勝利を目指し、筑波銀行の看板を背負って野球をやっていることを肝に銘じてしっかり戦う」と話した。天皇賜杯は9月18〜23日、奈良県で開催される。 ナショナルチーム入り目指す 水泳 北村夢選手 水泳飛び込み競技に出場する北村夢選手は、関西選手権と関東選手権の両方に出場し、基準となる200点を突破、見事に全日本選手権の切符を手に入れた。 「3メートルと1メートルの飛び板競技に出場する。255点を目標に、ナショナルチーム入りと、最終的には表彰台に立ちたい」と意気込みを語った。全日本選手権は9月2〜6日、滋賀県草津市で開催される。  国体の表彰台に セーリング 木村俊介監督 セーリング競技の木村俊介監督は、監督としては4回目の出場。選手として現役最後の2022年に団体優勝し、日本一を経験している。「次は監督として表彰台に上りたい。選手のほとんどは霞ケ浦高校出身者が多く、霞ケ浦高校で日本一になって、大学に進学してセーリングの部活を続け、県代表選手として起用しているので、知っている選手ばかり。コミュニケーション、チームワークが出来ているのでとても良い環境。日本一を目標に頑張る」と決意表明した。 国体セーリング競技は9月4〜7日、青森県むつ市で開催される。 「悔いなくやり切って」 生田雅彦頭取は「筑波銀行の名を背負い、自覚と誇りを胸にこれまで頑張って培ってきた実力を、平常心で存分に発揮して、健康と安全を第一に、競技を楽しむ気持ちを忘れずに頑張っていただきたい。皆さんがそれぞれの舞台で悔いなくやり切ったと胸を張って言えることが、我々の最大の喜び。勝っても負けても、その過程で得た経験や成長が皆さんの財産になり、職場、銀行全体の力にもなって、職員たちの良い刺激になってくれる」と激励の言葉を伝えた。(高橋浩一)

見える人、見えない人 《短いおはなし》54

【ノベル・伊東葎花】 我が家はいわゆる「見える」家系だ。パパもママも私も、生まれたときから幽霊が見える。ただ、どういう訳かお姉ちゃんだけは「見えない」人だ。霊感が全くない。だからといって困ることなど何ひとつない。霊なんて、見えないに越したことはないのだ。そんな我が家に、ちょっと困ったことが起きた。お姉ちゃんが、幽霊を連れてきてしまったのだ。青白い顔の男の霊が、お姉ちゃんの肩に乗っている。「どうする? パパ、ママ、教えてあげた方がいいかな?」 「あの子は怖がりだから、きっとパニックになるよ」 「悪い霊じゃなさそうだし、明日にはいなくなるでしょ」お姉ちゃんはまるで気づかない。 「ああ、肩が重い。誰かもんでくれない?」 「お姉ちゃん、もんだくらいじゃ治らないよ」 「そうか。疲れがたまってるのかな。明日マッサージ行こう」 (マッサージでも治らないけどね)翌日、お姉ちゃんに取りついた霊は、いなくなるどころか2人に増えた。しかもまた男の霊だ。そして日を追うごとに、男の霊が増えていく。 「お姉ちゃん、会社で何かあった?」 「何かって?」 「男の人がいっぱい死んだとか」 「あるわけないでしょ」 「じゃあ、最近変わったことは?」 「何もないわよ。占いでモテ期到来って言われたけど全然だめよ。婚活はハズレばかり。私のモテ期はいつ来るの?」 いつもの愚痴が始まっちゃった。退散しよう。とはいえ、放ってはおけないので、知り合いの霊媒師に来てもらった。 「おばば様、うちの長女はものすごい怖がりなんです。霊がついたと知ったら大騒ぎです。どうか寝ているうちに除霊してください」 「ふむ、見える家系に生まれたのに、見えない上に怖がりとは、ふびんなことじゃ」お姉ちゃんの部屋に行くと、ベッドの周りに霊たちがふわふわ浮いている。何も感じないお姉ちゃんは、すやすやと寝ている。 「悪い霊ではないな。どれ、話を聞こう」 おばばが、霊たちひとりひとりに話しかけた。私たちには霊は見えるけど、声は聞こえない。ここはおばばに任せて、隣の部屋で除霊が終わるのを待った。30分後、おばばがお姉ちゃんの部屋から出てきた。 「終わったぞ。もう大丈夫じゃ」 「なぜ、あんなにたくさんの霊が姉に?」 「恋じゃ。あの霊たちは、あの子に恋をしたそうじゃ。しかし、しょせん、幽霊と人間の恋。かなわないと知って、みんな離れた。切ないのう。罪な女じゃ」翌日、お姉ちゃんはすっきりした顔で起きてきた。 「今日は肩が軽いわ~」 「よかったね」 「次の婚活はうまくいくような気がする。私にもやっとモテ期が来るかも」 …お姉ちゃん、モテ期、来たよ。生きてる男じゃないけどね。 (作家)

「『軍都』を生きる」の著者、新書「軍都を歩く」を出版

「『軍都』を生きる」(2023年2月、岩波書店刊)で、旧海軍航空隊施設があった阿見町と隣接土浦市の戦前・戦中・戦後の生活史をまとめた清水亮さん(慶應大学環境情報学部専任講師)が、調査研究地域を全国に広げ、中公新書「軍都を歩く」(26年7月、中央公論新社刊)を出版した。副タイトルは「基地と住民の地域生活史」。前書「…生きる」の視点が貫かれている。 新刊書について、清水さんは「軍事基地の受容や葛藤の中で生きた人々の生活のリアリティに迫ろうという試み。等身大の経験を追体験し、現場で歴史が掘り起こされていく過程も垣間見えるような地域史の読み物を目指す―という志は「『軍都』を生きる」から通底している」と話す。 調査研究を全国の「軍都」に拡大 取り上げた地域は、神奈川県藤沢市辻堂(第1章:湘南海岸に眠る海軍と米軍の記憶)、東京都新宿区戸山ケ原(第2章:公園化する演習場)、茨城県土浦市・阿見町(第3章:「空都」と自衛隊のスペクタクル)、広島県呉市・江田島(第4章:旧軍都の平和都市と海軍・自衛隊の街)、沖縄県八重山・与那国島(第5章:過疎化のなかの自衛隊誘致)の5箇所。 阿見と土浦は「『軍都』を生きる」(23年3月22日付)の調査対象だったが、新刊書でも一つの章が割り当てられた。「…生きる」との違いは「前の本の土浦関連記述を基礎に大幅加筆した第3章は、新たなトピックスを盛り込んだ分、紙幅の都合で省略した部分もある」としており、前書よりもコンパクトながら内容が濃くなった。 霞月楼、ツェッペリン、陸上自衛隊 第3章には、霞ケ浦航空隊の将士が利用した保立食堂(てんぷら屋)、吾妻庵(そば屋)、霞月楼(料亭)など、今でも土浦市内に残る有名店も登場。将校たちが利用した霞月楼のくだりを読むと、海軍さんと戦前・戦中の遊興街の関係がよく分かる。独巨大飛行船「ツェッペリン号」の飛来(1929年8月)、大西洋横断機「リンドバーグ号」の飛来(1931年8月)の際には、霞月楼で大歓迎宴会が開かれたという。 清水さんの「歴史のフィールドワーク」はきめが細かい。古老や識者からの聞き取りをベースにしながら、図書館の蔵書・新聞や古本屋の郷土資料のほか、街の看板や記念碑の文言まで読み込む。NEWSつくばの池田充雄記者が連載した「霞月楼コレクション」1~12(20年6月7日~12月20日連載)も参考文献として巻末に記載されている。1948年創刊の地方紙、常陽新聞も丹念に読み、戦後、陸上自衛隊が旧海軍跡地を引き継いだ結果、地域に「軍都」が戻ったことを歓迎する経済界の記事を引用している。 「軍都」化が進む沖縄県与那国島 第1章~第4章は旧陸海軍・占領米軍・自衛隊と各地域の関わり合いが描かれているが、第5章は中国の脅威に備えて「軍都」化が進む与那国島が対象になり、一転、現地ルポ風になった。先の大戦中は特攻機が不時着する島、戦後も中国の動きを監視するレーダー塔しかなかった島が、今では対艦・対空ミサイルも備えた自衛隊の前線基地になりつつある。 「自衛隊誘致は過疎化対策の一環。それに代わるには、大企業を誘致しないと島が抱える問題の解決は難しい」といった歓迎論、「電子部隊までは聞いていたけど、ミサイル部隊までとは。どんどん基地が広がっていく可能性があって恐ろしい」といった懸念論を地元の誌紙から紹介、「軍都」化に揺れる同島の今を伝えている。(坂本栄)

終わらない情熱の舞台 魂を焦がす宿命の物語《マンガサプリ》10

【コラム・瀬尾梨絵】連載開始以来、日本の漫画史に燦然(さんぜん)と輝き続ける美内すずえ先生の「ガラスの仮面」(白泉社、初版1976年、現在49巻)。幾世代もの読者の心を激しく揺さぶり続けてきた本作を語る時、どうしても避けて通ることができない最大のテーマが、この作品が「まだ最終回を迎えていない、現在進行形の伝説である」ということである。 物語の主人公、北島マヤが平凡な少女から奇跡の天才女優へと覚せいしていく過程は、まさに魂を削るような壮絶な旅路だった。普段はうだつが上がらず、芝居のこと以外には取り柄がないように見える彼女がひとたび舞台に立ち、役の仮面をかぶった瞬間、常人離れした恐るべき才能と憑依(ひょうい)的な演技力を爆発させる。 その原動力にあるのは、計算でも技術でもなく、芝居に対する純粋すぎるほどの情熱と魂を削るような執念。彼女のライバルである姫川亜紀子との宿命の対決、幻の名作「紅天女」をめぐる過酷な試練、そして彼女を見守り続ける速水真澄(紫のバラのひと)とのじれったくも深い関係性。 数々の名シーンや名ゼリフを残しながら、物語は最高潮の熱量を保ったまま、長く深い休眠と再開の時を経て、現在もその歩みを止めていない。 「いつ完結するのだろう?」と、長年この作品を追い続ける読者なら誰もが一度は抱く問いだが、不思議なことに、この「結末がまだ見えない」という事実こそが、「ガラスの仮面」という作品を特別な存在にしている最大のスパイスなのだ。 「生きた神話」をリアルタイムで目撃 一般的な物語であれば、最終回を迎えることで一つの美談として完結し、本棚のなかに思い出としてしまわれてしまう。しかし、作中の登場人物たちと同じように、私たち読者もまた、「紅天女の行方は?」「マヤと真澄の恋の結末は?」という途方もない熱狂のただ中に、今なお取り残され続けているのだ。 物語が完結していないからこそ、作中のキャラクターたちは今この瞬間も、どこかの世界の舞台裏で息づき、セリフを覚え、芸を磨き、運命の幕が上がるのを待っているような気配をまとう。それは一種の「生きた神話」をリアルタイムで目撃しているような、圧倒的なライブ感に他ならない。 効率やスピード、あるいはあらかじめ結末の保証されたコンテンツがあふれる現代。その真逆をいくように、何十年もの時間をかけて一つの芸道、一つの恋の成就を追い求めるこの作品のあり方は、むしろ現代において異彩を放ち、強烈な輝きを放っている。結末が分からないからこそ、何度でも読み返し、新たな解釈を見出し、次の展開に想いをはせることができる。 未完であることそのものが読者にとっての一つの大きなエンターテインメントであり、いとおしい時間なのだ。 カーテンコールは、まだ鳴り止まない。北島マヤという天才が駆け抜ける終わらない舞台の幕が、今日もどこかで開き続けていることの奇跡をかみしめながら、私たちはこれからもその行く末を見守り続ける。(牛肉惣菜店経営)