つくば市御幸が丘、科学万博記念公園で27日、ソメイヨシノが開花した。前日までの冷たい雨が上がり、この日、同市は最高気温が20.4度まで上昇する暖かな1日となった。同日、東京では桜が満開との気象庁の発表があった。
約300本の桜が植えられている科学万博記念公園ではこの日、開花した桜の木の周囲で、花にカメラを向ける愛好家の姿が見られた。散策やピクニックを楽しむ家族連れや、半袖でスポーツをするグループなどの姿もあった。
桜の花の下で、ペットのミニチュアダックスフントとスマートフォンで写真撮影をしていた40代の夫婦は「栃木県からつくばに買い物に来た。今年初めての桜が見られてうれしい」と笑顔で話した。
桜の花には、花粉団子をつけたミツバチが花から花へと飛び交う姿も見られた。
県内は21日に国のまん延防止等重点措置が解除されたが、県は引き続き基本的な感染防止対策を徹底するよう求め、花見の際は、マスクを正しく着用する(会話の際は必ず着用)、3密を回避し2メートル以上の社会的距離を確保する、大声、回し飲み、コップやはしの共用は避けるよう呼び掛けている。(門脇七緒)