土曜日, 4月 4, 2026
ホームスポーツNPBオリックスと仮契約 茨城アストロプラネッツ・山中尭之

NPBオリックスと仮契約 茨城アストロプラネッツ・山中尭之

今年度の(日本プロ野球)ドラフト会議で、オリックス・バファローズから育成1巡目で指名を受けた、茨城アストロプラネッツの山中尭之選手の仮契約が17日、土浦市港町のホテルアルファ・ザ・土浦で行われた。契約後の記者会見で山中選手は「プロ野球(NPBの)選手になるという小さいころからの夢が、そこで活躍するという目標に替わった。1日でも早く支配下に上がり、1軍で活躍できるようになりたい」と語った。

契約書にサインをしたときの心境は「これからNPBの第一歩が始まるという特別な思いに少し緊張し、硬いサインになってしまったが、責任感が芽生えた瞬間でもあった」。オリックスについては「今季リーグ優勝から日本シリーズへと躍進中で、来年も上位が期待できるチーム。楽しみでしかない」との印象を抱いているという。

山中選手は結城市出身。つくば秀英高校と共栄大学(春日部市)を卒業後、NPBを目指して今季、地元の独立リーグチームである茨城アストロプラネッツに入団。1年目で夢をつかんだ。つくば秀英からは8人目、共栄大からは初のNPB選手。茨城からはドラフト指名では2人目、途中入団も含めると4人目となる。

二冠王を目標に、NPB選手の第1歩を歩み出す

12月中旬の入団発表を経て、来年1月の新人合同自主トレに参加し、シーズンインを迎える予定。「全てにおいてレベルアップを図り、特に土台である体を一番に仕上げていきたい。技術やメンタルは後から付いてくると思う」という考えだ。目標はオリックスの4番打者で、今季パ・リーグ本塁打王を獲得した杉本裕太郎選手。「チームの勝敗にかかわる場面、得点圏でランナーを返せる選手を頭に置いている。目指すのは打点王とホームラン王の2冠。特に、打球の飛距離を見てほしい」と意気込む。(池田充雄)

茨城アストロプラネッツ 山根将大球団代表の話 山中のポテンシャルを評価していただいて感謝している。地域のプロチームとして活動している以上、茨城の選手がわれわれのチームを希望し、成長し、次のステージへ行くのは非常にうれしい。今後、彼のような例がどんどん増えていくといい。

オリックス 宮田隆GM補佐の話 引っ張るだけでなく右にも強い打球が打てる。単にパワーだけではない。状況に応じたバッティングをしていた。肩が強く、バックホームの送球安定性がいいなど守備面も評価している。

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【コラム・川上美智子】45年にわたる大学勤務を70歳で終えて、ちょうど10年が過ぎた。老後の時間をどのように過ごすかは、誰にとっても大きな課題であろう。それまでの経験を生かして生きがいを持ちながら、自分を活かす方法を探ってきた10年間の足跡を総括してみた。 大学では73歳まで非常勤講師として勤務できることから、3年間は週2コマ程度の授業を担当しながら、新たに水戸に開設された民間の認可保育園の園長を3年間務めた。大学勤務の時に茨城県初の認定こども園設置のモデル事業を担当した関係で、幼児教育には少しはなじみがあったが、保育現場で発生する課題の多くを知る3年であった。 ここで学んだ経営管理手法を生かし、つくばの認可保育園「みらいのもり保育園」開設に関わることになり、準備期間1年、園長4年を務め、その後は会社のアドバイザーの立場で関わりをもっている。今年の3月にはゼロ歳児であった園児が卒園を迎え、旅立ちの姿を見届けることができた。 毎年、園児には卒園制作として陶芸体験をさせ、ペンダントを作らせている。どの子も思い思いにユニークな形に練り上げ、出来上がりをとても楽しみにしてくれる。卒園後、宝物やお守りのように大事にしてくれる子もいる。こちらも、大学生や院生に卒論や修士論文を仕上げさせた時のように、一緒に小さな達成感を味わっている。 これと並行して某社を訪問し、週1~2時間、野菜関係の商品開発や研究などについて社長より相談を受けている。こちらは、筆者の専門領域を生かせる分野であり、研究や学びの継続につながっている。 またNPO活動の「子ども大学常陸」では、長らく学長と理事を務めており、年1回、小学生を対象に大学レベルの授業をわかりやすく行っている。このNPOでは、若い理事長が積極的に動いており、日立駅前の子どもの屋内型遊び場「Hiタッチランド・ハレニコ」運営の指定管理を日立市より受けていて、ほぼ年中無休で開館している。 さらに先日は、高萩ユーフィールド運営会社と連携協定を結んだ。屋内だけでなく、緑豊かな自然環境の中での子どもたちの体験活動プログラムを展開して、広く子どもの育ちを支援できればと考えている。 ボランティア活動にもいろいろ関わってきた。ロータリー活動の一環で、水戸市内の子どもの遊び場の玩具の清掃、年1回の障害のある子どものアート展開催、子どもフードパントリーの手伝いなど、また学区内の学校運営協議会への参加、町内会長としての防犯パトロールなど、高齢なりに地域活動ができたと思う。 次の10年こそは… 趣味が高じた陶芸活動にも少し欲が出てきている。暇を見つけての作陶で一つの作品を作るのに時間はかかるが、展覧会に出す大型作品の制作だけはずっと続けて行きたいと考えている。 地域に役立つことと自己表現に力を入れた10年であったように思うが、本当に短かった。次の10年こそは、断捨離と研究の整理など先延ばしにしてきた自分のことをやり、子どもや孫と過ごす時間も大切にしたいと思っている(関彰商事アドバイザー、茨城キリスト教大学名誉教授)。

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