火曜日, 9月 21, 2021
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にんにく祭りとニンニク 《県南の食生活》27

【コラム・古家晴美】一の矢神社(つくば市玉取)の祇園祭(ぎおんさい)は、旧暦6月7日(今年は7月16日)に開催され、茨城県内の祇園祭の皮切りとされている。「にんにく祭り」としても有名だ。その後、順次、他の八坂神社が祭礼を執り行う。鉾田町には、全戸が参加する一の矢講を編成し、玉取まで参拝に来ていた地区もあったと言う。

潮来市や行方市でも「一の矢の天神様の祭り」として、うどんや餅を作って食べた地域があり、広い地域で知られた祭りであった。では、どうして「にんにく祭り」なのか。諸説あるが、ご祭神の素戔嗚尊(すさのおのみこと)が朝鮮から持ち帰ったニンニクを用い、江戸時代に流行した疫病退治のために、戸口につるしたことが始まりと言う。

実際には、遣隋使か遣唐使がもたらしたものと推測されている。『万葉集』には、醤酢(ひしおす)とともにニンニクをついてタイを食べたい、という歌がある。『医心方』には、かっけ、風邪、虫刺されに効く、と書かれている。『源氏物語』の「帚木(ははきぎ)」には、風邪のために薬草(ニンニク)を煎じて飲んだ、とある。

禅宗の山門には「不許葷辛酒肉入山門」とあるが、滋養強壮作用があることから、修行の妨げになるということで、葷食(くんしょく=ネギ、ニラ、ニンニク、ラッキョウ、タマネギ)を禁じた。

また、室町から江戸時代にかけては、獣肉の調理や臭い消しに、すりおろしたニンニクが使用された。江戸から昭和にかけて、へき村では、節分の鬼やらいで、とげのある柊(ヒイラギ)、臭気があるイワシの頭とともに、さらに匂いが強いニンニクを門に挿しかける風習もあった。

また、コレラなどの悪疫の流行時に、児童にニンニク入りのお守りを持たせて、悪疫を防いだ。このほか、ニンニクは、腹痛、下痢、風邪の予防と治療に用いられた。

一の矢神社のニンニクは魔除け

では、一般庶民の間では、どのように扱われていたのであろうか。大正末期から昭和初期の食生活について聞き書き調査をした『日本の食生活全集』を見ると、全国的にニンニクの食用が南日本と北海道・東北地方に偏っているのがわかる。特に沖縄では、漬けものが目立つ。ニンニク玉を塩漬けの後に、黒砂糖と泡盛に漬けたり、魚や肉との煮物や炒め煮に用い、臭いを抑えた。

カツオのタタキで有名な高知では、そのまま薬味として食べる以外に、ニンニク玉を葉とともについて、ペースト状にしたものを刺身や、カシの餅などに付けて食べる。南部では肉食の臭い消し、東北ではなめ味噌と、多様な食べ方に圧倒される。

では茨城はどうか。ニンニクが大手を振って日常的に採用されるようになったのは、第2次世界大戦、高度経済成長期以降ではないかと推察している。ですから、一の矢神社のニンニクは、あくまでも魔除(まよ)けです。(筑波学院大学教授)

15 コメント

15 Comments
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名無しの市民
1 month ago

本当に教授が書いた文章?

名無しの市民
返信する  名無しの市民
1 month ago

どう考えてもきょうじゅやろっ!

名無しの市民
1 month ago

1983年3月-筑波大学 比較文化学類 文化人類学専攻
1993年3月-筑波大学 歴史人類学研究科 単位取得満期退学
1998年4月-筑波女子大学 国際学部 講師
2002年4月-筑波女子大学 国際学部 助教授
2010年4月-筑波学院大学 情報コミュニケーション学部 准教授
2016年4月-筑波学院大学 経営情報学部 教授

名無しの市民
返信する  名無しの市民
1 month ago

一読者です。じつは歴人の後輩です。古家さんのコラムでいろいろ勉強になってます。

名無しの市民
返信する  名無しの市民
1 month ago

1987年11月 つくば市制施行
1985年3月 国際科学博覧会
筑波メディカル・クレオ・つくば中央公園・土浦高架完成
1982年11月 常磐線安孫子-取手間複々線化
1981年4月 常磐自動車道、柏-谷田部間開通
1980年2月 桜村議選、全国初の学生村議誕生
1979年10月 図書館情報大学開学
1978年12月 県議藤沢順一、県議選で筑波大生137人を
買収し不在者投票をさせた事件が発覚。

名無しの市民
返信する  名無しの市民
1 month ago

NHKのアナウンサーの武田真一、池田達郎、松尾剛や、サッカーの中山ゴン、井原正己、バレーの中垣内裕一など、陸の孤島で学生生活を送った世代だね。

名無しの市民
返信する  名無しの市民
1 month ago

中山ゴン、井原正己の2学年下が平野美宇のご両親。ふたりとも筑波大学卓球部のキャプテンをつとめた。

名無しの市民
1 month ago

勝手に削除しちゃまずいね。中身がないことを指摘されたって。大学教授ならもっとまともなこと書いたら。ニュースつくばのブログごっこと一緒だよ。都合の悪いことはなかったことにするんだね

名無しの市民
1 month ago

ニュースつくば=筑波学院大学。こんなもんか

名無しの市民
1 month ago

勝手に削除するなよ。誰が読んだって大学の先生の原稿じゃないよね。

名無しの市民
返信する  名無しの市民
1 month ago

A3版三つ折り冊子「中心市街地まちづくりヴィジョン」に五十嵐市長が書かれた檄文です。何度読んでもよくわかりません。誰が読んだって市長の原稿じゃないよね。

『必ずしも一つの正解が存在しない中で、こうした課題や今後待ち受ける予測しがたい変化にも柔軟に順応できる持続可能なまちを創っていくためには、何よりも先ず、”こんなまちにしたい”という未来志向のイメージを市民の皆さんと一緒に描き、共有していくことが強く感じています』

5年前
返信する  名無しの市民
1 month ago

わからなくても、”市長の思い”は感じる!
”市長の思い”を市民に伝えるのは、市民に選ばれた市長の大切な仕事の一つ!
その”市長の思い”を、どんどん発信して欲しい。

名無しの市民
返信する  5年前
1 month ago

わからなくてもどんどん発信して欲しい。

名無しの市民
返信する  名無しの市民
24 days ago

なんでもいい。どんどん発信してほしい。5年間、ずっと応援してる。

名無しの市民
24 days ago

ほんと文章下手くそだよね

市内の陽性確認者数

直近30日の感染者数推移

このグラフは土浦市・つくば市の過去30日の陽性確認者数を表しています。

これまでの推移(つくば市)

このグラフは初の陽性確認者が出た日から取得した最新日までの推移を表しています

これまでの推移(土浦市)

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