【鈴木宏子】つくば市長選と同じ18日告示される同市議選(定数28)の立候補者ポスター掲示板の枠が現在42人分しか用意されていない。1日実施された立候補予定者説明会(10月1日付)には44陣営が出席し、枠が足りずポスターを貼れなくなる候補者が出る恐れがあることから、市選挙管理委員会は急きょ、1列3人分の板を増設することを決めた。計45人分を確保する。
掲示板は市内462カ所に9月28日から順次設置されてきた。増設する1列3人分の板の幅は約45センチある。場所によっては横に延長して増設できない箇所もあり、その場合は支柱を引き抜いて建て直す。
市選管によると、掲示板の枠の数は、過去3回の立候補者数の状況をみて決め、7月に入札を実施して発注した。4年前の市議選は定数28に対し38人、8年前は35人の立候補者があった。12年前は定数が5人多い33に対し40人の立候補者だったことから、今回42枠とすることを決めた。
ところが立候補者説明会には過去3回を上回る44陣営が出席。氏名を公表した42陣営の内、新人は18人で、市中心部からが多いのが特徴だ。
増設する掲示板は説明会を実施した1日に発注した。12日から順次増設を始め、告示日前の17日までには設置を終える。市選管は「ご心配をお掛けしてます」とし、なぜ今回、立候補者予定者が想定を上回って多いのかについては「わからない」としている。