日曜日, 2月 1, 2026
ホームつくば生誕100年の李香蘭から新民謡まで 2日に新春つくばおどり

生誕100年の李香蘭から新民謡まで 2日に新春つくばおどり

【橋立多美】人生100年時代を元気に踊って長生きしよう―をテーマにした「新春つくばおどり」が2月2日、つくば市小野崎のホテルグランド東雲で開催される。

地元の名コンビが手がける

さまざまな踊り手の共演が楽しめる集いを目標に、昨年発足した「つくばおどり実行委員会」が主催。同市天久保の舞踊スクール、国際美学院学院長で実行委員長の恩田鳳昇さん(88)が舞台制作と振り付けを担当。同市在住の脚本家で副委員長の冠木新市さん(68)が企画・構成した。

つくばおどり実行委員会の恩田鳳昇委員長㊧と副委員長の冠木新市さん=同

幕開けは「李香蘭誕生百年を舞う」で、今年生誕100年(1920年2月12日満州生まれ)の歌姫、李香蘭こと山口淑子の代表曲「支那の夜」「蘇州夜曲」など11曲を、中国舞踊を取り入れた振り付けで17人が踊る。

第二景「おんなの朧(おぼろ)月」は、俳優松平健の新曲「マツケン・アスレチカ」と同市出身の演歌歌手、北条きよ美さんが歌う「きよ美の元気節」が繰り広げる人生賛歌のステージ。

続く第三景「夢二憂愁」は、人生100年を全うするには平和であることが必要との考えで構成された。太平洋戦争末期、旧陸軍の特攻基地が置かれた知覧を舞台にした曲「知覧の母」を演歌歌手、黒岩安紀子さんが熱唱。また竹下夢二をモチーフにした曲「夢二憂愁」も登場して歌と踊りで独特の憂愁と叙情を表現する。

最後の第四景「春夏秋冬花をどり」は民謡が流行し歌い継がれるのは、戦後75年平和が続いているからと構成された。同市北条を舞台とした新民謡「筑波節」や「水戸春秋」「長生きよさこい」などの民謡と踊りが披露され、民謡グループが華やかに踊って終演となる。

恩田鳳昇さんは、日本舞踊はもとより太極拳やフラメンコも教えるマルチな舞踊家。「格式を重んじつつ、振り付けと衣装は枠にとらわれず自由にイメージした」と話した。

つくば、土浦地域のまちおこしを目的に冠木さんが立ち上げた演劇集団「桜川芸者学校」の出演者、ぼたんさんは今回のつくばおどりにも出演する。「恩田先生の教え『心を込めて踊る』を実践したい。舞台は何度経験しても体が震えます」と、稽古の汗を拭いながら笑顔で話してくれた。

チケットは完売も続演決定

冠木さんは「中国で4000年前から続く健身気功やフラメンコ、太極拳とコラボした。つくばおどりは多彩な舞踊がつながる舞台。参加希望の舞踊家や舞踊教室はぜひ連絡を」と話す。また新春つくばおどりはすでに満席となり、年内に次回つくばおどりを開催するという。

問い合わせは、同実行委員会(Eメール:casatakenoko@meil2.accsnet.ne.jp)まで。

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入院中の子供たちに寄り添う ファシリティドッグ導入へ 筑波大病院

来年4月から 入院中の子供たちに寄り添い、前向きな気持ちを引き出す「ファシリティドッグ」を筑波大学附属病院(つくば市天久保、平松祐司病院長)が2027年4月から小児病棟に導入する。国立大学病院としては全国初となる。 平松病院長は「つらい治療に向き合っている子供たちの心の支えとしてファシリティドッグが医療チームに加わってくれれば、子供たちは強い力を発揮して病気を克服してくれると思う」と期待を話す。 ファシリティドッグは、がんや重い病気と闘う子供たちのそばで、治療や検査に付き添ったり、リハビリに参加したり、不安な時に添い寝したり、話し相手になったりする。特別な研修を受けた看護師が犬とペアを組んで子供たちの心のケアをする。 同小児病棟には40床の病床がある。病気と向き合う子供たちにとって、治療や検査に伴う不安や恐怖、痛みは大きなストレスとなっていることから、子供たちが少しでも笑顔で過ごせる時間を増やそうと導入を決めた。 ファシリティドッグの訓練を実施し全国のこども病院などに様々なプログラムを提供している認定NPOシャイン・オン・キッズ(東京都中央区)と協働で取り組む。 導入に向け、地元の関彰商事が支援するほか、3月4日から2200万円を目標にクラウドファンディングによる寄付を募る。さらに寄付による支援を受けながら、犬の訓練や看護師の研修などの準備を進める。導入後は6年以上にわたって継続的な活動を想定している。入院患者には利用料は発生しない。将来的には緩和ケア病棟など一般病徴で大人のケアを行うことも視野に入れているという。 29日はファシリティードッグのミコ(ラブラドールレトリバー、3歳メス)が、同NPOのトレーナーなどと共に実際に小児病棟を訪れ、入院中の子供たちと触れ合うなどした。その後、永田恭介学長、平松病院長らと並んで記者会見席に座り、西尾チヅル副学長のひざにあごを乗せるなどのデモンストレーションを披露した。支援を決めた関彰商事の関正樹社長は「セキショウグループは2018年に創業120周年を迎え、120周年記念事業の一つとして取り組む。全社員で企画の志を共有したい。少しでもお役に立てれば」と話していた。(鈴木宏子)