【鈴木宏子】つくば駅前のオークラフロンティアホテルつくば本館(つくば市吾妻)が来年4月1日「ホテル日航つくば」に、つくば国際会議場に隣接する同エポカル館(同市竹園)が「ホテルJALシティつくば」に、それぞれ名称変更される。
ホテルオークラ(東京都港区)の子会社で、オークラ、ニッコー、JALシティの3つのホテルを運営するオークラニッコーホテルマネジメント(東京都品川区)が進めているブランドの組み替えに伴うもの。国内外のグループホテルを客室数や客室の広さなどに合わせて7つに等級分けし、同本館とエポカル館の2館もホテルブランドの等級に応じて名称が変更される。オークラフロンティアホテルつくばによると、名称変更後も、運営会社や施設、従業員などに変更はない。
つくば駅前のホテル日航つくばは、多数の宴会場や会議室を擁することから、ホテルニッコーブランドとして、親しみあるサービスを強化し、国際都市つくばにふさわしい地元に根差したサービスを追求する。
つくば国際会議場に隣接のホテルJALシティつくばは、宿泊主体でビジネス客の利用が多いことから、JALのネットワークを生かして集客を強化する。さらに新たにQRコードでチェックインやチェックアウトができるシステムを導入し利便性向上を図る。
オークラフロンティアホテルつくば本館は11階建て、延床面積約1万8600平方メートル、客室数164室。同エポカル館は11階建て、延床面積約7000平方メートル、客室数186室。2館の平均稼働率は73%。
本館は、建築界のノーベル賞といわれるプリツカー賞を受賞した磯崎新氏によるポストモダン建築の代表作の一つ、つくばセンタービルに立地する。1983年に筑波第一ホテルとして開業し、2001年にオークラフロンティアホテルつくばに名称変更した。エポカル館は1999年の国際会議場の開館に合わせてオープンした。