【谷島英里子】国道125号線と県道小野土浦線を結ぶ都市計画道路、真鍋神林線延伸道路(1.32キロ)が28日、全線開通した。土浦市中心市街地の交通渋滞緩和や消防庁舎への緊急車両の到着時間短縮が期待される。
午後3時の開通を前に安全祈願式典が開かれ、関係者らを前に中川清市長は「消防庁舎や市営斎場へのアクセスが向上するとともに、国道6号バイパスへの円滑な移動が可能となり広域的な地域間連携ができる」などとあいさつ。テープカットや通り初めをして完成を祝った。
道路は国道125号線の市民会館入口交差点から、田中2丁目の県道小野土浦線までを結ぶ。2012年度に着手し、16年2月の消防庁舎移転に合わせ、中間地点となる殿里地区の市道1級15号線から田中2丁目まで660メートルが一部開通していた。全線開通により、旧6号(現125号)と6号バイパスが真鍋地区でも道路一本でつながる。旧新治村の藤沢地区から真鍋地区へのアクセス向上、都市計画道路川口田中線・土浦駅東学園線の補完が図られ、緊急車両の到着時間短縮や渋滞緩和が期待されるという。