【谷島英里子】不動産仲介業の一誠商事(つくば市、五十嵐徹社長)は、10月にオープンしたカスミ筑波大学店に「スタッフレスショップ」(無人物件検索機)を設置した。大学構内への設置は全国初で、アパート・マンションなど筑波大周辺の賃貸物件に絞り、学生に特化したサービス向上につなげる。
店内のイートインコーナーにタッチパネル式の卓上型端末2台を設置。希望する地域や部屋の間取り、設備などを画面上で選び、物件を検索し、閲覧する。好みの物件が見つかればQRコードで読み取ることができる。学生のニーズに合わせ検索できる物件は筑波大周辺の天久保、春日、桜、研究学園に絞った。
つくば桜支店賃貸開発課兼賃貸営業課の片岡智一課長によると、端末には1日平均40件のアクセスがある。物件検索はパソコンやスマートフォンでも可能だが、利用者が多いイートインコーナーに設置することで、食事をしながら友人同士で気軽に閲覧したり、不動産会社は敷居が高いと感じている人でも身近に感じてほしいという考えだ。「同店には中国出身で筑波大卒の社員もいるので留学生への対応もできます。これから学生の部屋探しのピークを迎えるので、ぜひ役立ててほしい」と話している。
カスミ筑波大学店の営業時間は平日午前8時から午後9時、土・祝日は午前10時から午後7時。日曜定休。同端末から物件検索して成約すると生活雑貨詰め合わせのプレゼントがある。
問い合わせは一誠商事つくば桜支店(電話029・863・0111)まで。