H05
1-1 大穂 つくば市 茨城県 300-3256 日本
テーマは「加速器だから見える世界。」 世界最高の衝突性能を誇る SuperKEKB 加速器や物質の構造・機能を探るフォトンファクトリーなど、広い敷地の中に点在するさまざまな加速器をはじめ、普段は公開していない実験施設も公開する。研究成果を紹介するブース展示や体験コーナー、研究者によるトークイベントなど、大人から子どもまで楽しめる企画を用意している。例年4000人の入場者がある。
9/23(火・祝)午前9時〜午後4時30分(最終受付は午後3時30分)、高エネルギー加速器機構(KEK)つくばキャンパスで開催。予約不要。参加無料。駐車場・駐輪場無料。つくば駅前から無料シャトルバスと構内バスが運行する。
▽メインビジュアルはフォトンファクトリー・最新ビームラインを見学可
KEK のフォトンファクトリー(PF)は、加速器で生み出す「放射光」を使って物質・生命の構造から機能発現のしくみを明らかにする研究を推進している。1982 年に放射光発生に成功して以来、最新の技術を取り入れた実験装置の開発や実験環境の整備で広い分野の研究に貢献している。
新しく建設中の「BL-11」は自由な実験アレンジが可能な開発研究専用のビームライン。ビームを用途に合わせて切り替えたり同時に照射したりできる「マルチビーム」の実現は、新しい研究領域を切り拓くものであると期待されている。2025 年度下半期の利用開始を目指しており、一般公開でも公開する。
▽ニュートリノ実験施設「K2K 前置検出器」を 20 年ぶりに公開・ライトアップも
つくばキャンパスにあった陽子加速器で作った人工ニュートリノを、250km離れた岐阜県神岡のスーパーカミオカンデに向けて打ち込む「K2K実験」で使われた装置の遺構。素粒子「ニュートリノ」の性質を調べる実験の草分けである「K2K実験」はKEKで1999 年に始まり、重要な成果を生んだ。一般公開当日はその実験遺構を、音楽に合わせたライトアップをして公開する。多摩美術大学の森脇裕之教授プロデュースの約10分間の「サイエンス×アート」プログラムになる。
▽トーク企画も充実
初めての方にお薦めの「KEK 機構⻑が語る!KEK の歩き方」や、「原子ってどこまでわかっているの」など多様な科学のトピックのほか、DE&I講演企画 「女子中高生の素粒子DIY 経験」(事前予約制)や「今年は国際量子科学技術年 中高生が量子力学に挑戦してみた」など中高生向けの企画もある。
▽同日開催の産業技術総合研究所 特別公開とコラボ生放送
当日放送されるニコニコ生放送・YouTube Live『#産総研特別公開 2025「語ろうぜ、[研究]愛。付き合ってもらうぜ、 愛ゆえの丸一日配信!!!」』で、KEK からも一般公開の現場を生中継する。