新着ページ
社会
科学
産業
暮らし
文化
教育
スポーツ
コラム
新型コロナ特集
NEWSつくばとは
役割と事業概要
理事長挨拶
役員と定款
お問い合わせ
プライバシーポリシー
コラムニスト紹介
サイトマップ
主なサポーター
ライター紹介
会員登録
Sign in
Welcome!
Log into your account
あなたのユーザー名
あなたのパスワード
パスワードを忘れましたか?
Password recovery
パスワードをリカバーする
あなたのEメール
検索
日曜日, 1月 29, 2023
新型コロナ特集
コラム
教育
文化
暮らし
産業
社会
科学
行政
スポーツ
Search
タグ
成人式
Tag:
成人式
土浦
土浦で1年越しの成人式 コロナ禍 2回延期
2022年2月27日
新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期となっていた2021年の土浦市成人式が27日、1年越しで同市東真鍋町、クラフトシビックホール土浦(土浦市民会館)で執り行われた。当初は昨年9月19日に延期する予定だったが、緊急事態宣言を受けて再び延期していた。 感染防止対策のため参加者は、市に事前申し込みをして抗原検査キットを送ってもらうか、自費でPCR検査を受けるなどし、受け付けで検査結果を示して会場に入った。会場にも当日用の抗原検査キットが用意され、来場者に備えた。 式典は8つの出身中学校を午前と午後の2部に分け、それぞれ30分間に短縮して開催された。 式典会場で一つずつ空けて着席する参加者たち=同 式典の中で安藤真理子市長は「この約2年間のコロナでたくさんのことが激変した。会社での仕事がオンラインになったり、自宅で仕事をしたり、学校に長く行くことができなかった。そんな時代を皆さんはご苦労されたのではないかと思っている。大きなピンチを皆さんの力でチャンスに変えていただきたい。ご苦労された両親や先生、これまで自分に関わってくれた方々に大きな感謝をし、自分自身の可能性を信じて大きく羽ばたいてください。夢は強く願えば、必ずかないます」と言葉を贈った。 成人式運営委員の小澤典皓さんは、成人代表謝辞として自身の塾講師のアルバイト経験を話し、「私たちは多くの人の手助けがあって現在に至る。コロナ禍で人とのつながりが薄れたように感じた人もいるかもしれない。しかし、人とのつながりを再認識し、感謝を伝えていくことで、社会人として旅立つ私たちにとってかけがえのない一日になる」などと述べた。
もっと読む
つくば
コロナ禍にかみしめる成人式 つくば・土浦で2年ぶり開催
2022年1月9日
つくば市、土浦市で9日、成人式が開かれた。昨年は新型コロナウィルス感染拡大防止のため中止となり、両市共に開催は2年ぶり。今年は感染拡大防止対策として、つくば市は式典を9日、10日の2日間に分け、それぞれ午前・午後の2部制とし、計4回の各式典への参加者数を絞っての開催となった。入場に際しては、17日に発表された知事からの要請に基づき、ワクチン2回接種済証、もしくは陰性確認の検査済証の提示が義務付けられた。 「君が生きていたなら…」歌詞の一節贈る つくば 式典開始30分前、会場のつくばカピオ前には晴れ着に身を包む数百人の新成人が集まっていた。大穂出身の飯島直人さん(19)は、「成人式が近づく中で、コロナ感染が急激に拡大し、開催できるか不安だった。無事開催できて安心した。久しぶりの友人達との再会がとても嬉しかった」と喜びを表現した。 会場脇のスペースには、筑波大学が昨年開発した、PCR検査ができる国内初の災害医療用水素燃料電池バスが、検査を受ける新成人に応対した。車両開発を担った筑波大学、鈴木広道教授が現場に立ち合い、「今春ごろに予定していた最初の社会実装を繰り上げての実装機会となった」と話す。 参加者へのPCR検査に対応した災害医療用の水素燃料電池バス=同
もっと読む
つくば
今年の成人式は分散開催 つくばは9、10日に4回、土浦は9日に2回
2022年1月5日
コロナ禍の今年の成人式はつくば市、土浦市いずれも出身中学校別に分散開催される。つくば市は9日と10日の2日間にわたり計4回、土浦市は9日に計2回式典を催す。両市とも感染対策ガイドラインを策定して運営する。昨年の成人式は新型コロナの感染拡大によりつくば市は中止、土浦市は延期とした。 通行規制は2日間 つくば市 つくば市の新成人は2666人で今年も県内最多。市内17の出身中学校などを3~5校ずつ4グループに分け、各回の参加者を500人程度に制限する。会場は例年と同じ同市竹園のつくばカピオ。式典は各回30分程度で、五十嵐立青市長のあいさつや新成人の抱負などのほか、アトラクションとして県出身の男女ボーカルユニットが歌を披露する。 感染防止対策としてほかに、入場時に氏名、住所、電話番号とその日の体温などをあらかじめ記入した入場券を提出してもらうほか、県の濃厚接触者連絡システム「いばらきアマビエちゃん」に登録してもらう。 同市では2017年の式典で新成人が壇上に上がろうとして逮捕される事件があり、翌年の18年から入場時に手荷物検査を実施、19年からは会場前の道路を通行止めにするなど警備体制を強化してきた。手荷物検査は今年も実施する。会場のつくばカピオ入り口付近から大清水公園前の道路は今年は9日と10日の2日間にわたり、午前9時30分から午後4時まで通行止めにする。
もっと読む
土浦
土浦市成人式 9月19日 2部制で開催
2021年3月1日
【伊藤悦子】土浦市は1日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期としていた成人式を、9月19日、同市東真鍋町、クラフトシビックホール土浦(市民会館)大ホールで開催すると発表した。 ゴールデンウイークや8月のお盆シーズンも候補に挙がったが、9月19日はシルバーウイークで休日が続くこと、気温が比較的高く、ワクチン接種も進んでいることが予想されることから日程を決めたという。 8中学校地区を半部に分けて、第1部を午前11時から、第2部を午後2時から開催する。市内の各中学校から推薦をうけた、新成人の代表者で構成する「成人式運営委員会」と市が、ウェブ会議で話し合って決めた。 対象になるのは今年1月に成人式を実施する予定だった男性730人、女性761人の計1491人(2020年11月1日現在)。 新型コロナウイルスの感染が拡大する中、今年の成人式は、市町村によって延期か中止かなどの対応が分かれた。隣のつくば市は、いつ収束するか見通しが立たないなどとして中止を決め、1人1万円の祝い金を支給した。延期か中止かをめぐってはNEWSつくばにも多数の意見が寄せられた。
もっと読む
つくば
厳戒のつくば市、閑散の土浦市 成人式集中開催日の両市ルポ
2021年1月10日
【崎山勝功】県内の成人式集中開催日の10日、中止を決めたつくば市では、会場のつくばカピオ(同市竹園)と隣接する大清水公園に多数の警備員や市職員が配置され、警察官らが巡回するなど警戒に当たった。カピオ周辺にはバリケードが設置され、警備員が等間隔で配置に着いた。警備員の一人は「来た人に『成人式は中止です』と伝えることと、あの建物(つくばカピオ)に人を近づけないことが任務」と説明した。 警備について、市の担当者は「会場前や公園で酒盛りをしたり、騒ぎを起こして近隣の住民に迷惑を掛けたり、(新型コロナウイルスの)感染拡大につながっては困る」と説明する。土浦市の2019年成人式で一部新成人が会場敷地内に一斗樽(いっとだる)などの酒類を持ち込んだ事例などが念頭にあるという。 つくば市では、2017年成人式で逮捕者を出して以降、18年から手荷物検査をはじめ警察官を大量動員したのを皮切りに、19年からは暴走族の車両侵入を防ぐために会場前の道路を封鎖、20年には暴走族対策としてビデオカメラの導入、式典終了後に出口付近をロープで規制して大清水公園まで誘導する措置を取るなど、年々警備が厳重化していた。 昨年まで会場周辺の道路で見られた、新成人の名前入りののぼり旗を掲げた暴走族の姿は見られず、平穏とも言える状態だった。 会場前で記念撮影に応じる新成人たち=同 暖かくなってきた午後には、晴れ着姿の新成人たちが約20人前後姿を見せ、会場周辺で記念撮影をしていた。話を聞くと、成人式の中止は「仕方ない」としながらも、「無くなって悲しい」「一生に一回しか無いから残念」などつくば市への不満が相次いだ。
もっと読む
土浦
土浦市、成人式開催を延期 県の感染拡大市町村に追加指定
2021年1月6日
【崎山勝功】土浦市は6日、10日開催予定の成人式の延期を決定した。開催時期は現時点では未定。県は同日、土浦市を「感染拡大市町村」に追加指定している。 市文化生涯学習課によると、当初は新型コロナウイルス感染拡大防止策を講じ、動画配信を組み合わせて実施する予定だった。しかし感染拡大が進み、東京都など首都圏1都3県を対象にした緊急事態宣言が今週中に発出の方針が示されたこと、若い世代に無症状の感染事例が多発していることなどから延期を判断したという。 開催の中止ではなく延期としたのは、新成人で構成する成人式運営委員と個別に行った電話協議による。担当者によれば「中止はちょっと…という声が多く、どこかの時期で(成人式を)やりたい」が大勢だったことから、意向を汲んだ形になった。 開催時期は未定 延期後の開催時期についても運営委員と協議しながら検討する構え。担当者は、6日からの1週間は県から土浦市民に向けてに不要不急の外出自粛要請が出されていることから「いつごろ会議ができるかも未定」としている。 延期の知らせは即日、市公式サイトや報道機関を通じ発表したが、すでに成人式の招待状を出した新成人1491人(2020年11月1日現在)への連絡については「今からだと個別通知が間に合わない」と同課。10日は会場のクラフトシビックホール(土浦市民会館)に「開催延期」の看板を掲示したり職員を配置して、成人式延期を知らずに来た新成人に対応する方向で検討している。
もっと読む
つくば
呉服店「死活問題」にも つくば市成人式中止の余波
2021年1月5日
【崎山勝功】つくば市が4日、成人式「つくば市成人の集い」の中止を決めたのを受けて、振袖を販売する呉服店や着物レンタル店など成人式関連の業界は対応に追われている。 呉服店「大徳」(土浦市中央)の担当者は5日、「今日知ったばかりなので、お客さんの方に確認を取る」とつくば市の成人式開催中止に戸惑った様子だった。振袖着物専門店「Kimono21舞んyodonawa」(つくば市二の宮)の担当者は「ゆうべの今朝なので、そんなにキャンセルは出ていない。ただ検討している方はいるかもしれない」と不安げな表情。その上で「(中止は)心が痛くてしょうがない。ご家族でも『(振袖を)着せてあげたい』という気持ちの方もいらっしゃる」と心境を語った。 着物販売やレンタル、着付けなどを扱う「蜻蛉(とんぼ)屋」(牛久市中央)の中島淳子代表は「1件つくばの人から、小物のみのレンタルのキャンセルが出た」と明かした。中島代表によると、呉服店は年間売り上げの約70%が成人式によるもので、残りの約30%は卒業式やその他冠婚葬祭での利用。「ただでさえ着物業界はコロナの影響で着物が全く売れないが、呉服店は声を上げる場が無い。私たちは成人式が無いと死活問題」と和服業界の苦境を訴えた。 全国チェーンの着物販売・レンタル店「いつ和つくば店」(つくば市小野崎)の担当者は「延期かなとは思っていたが中止とは思ってなかった」と戸惑いを見せた。同店では成人式前に振袖をレンタルして事前に写真撮影をする「前撮り」の利用がほとんどで、現時点では「キャンセルはほとんどいない」という。しかしつくば市での成人式中止を受けて「半年以内に着付けの機会を設けようとは思っている」としている。 同店では成人式当日の10日に備えて多くの着付け師の手配をしていた。同店は近隣のつくばみらい市や桜川市からも利用客が来るが、つくば市の成人式中止で成人式当日の着付け利用は「当初の予定よりも減るかもしれない」と予想する。 成人式の中止連絡体制敷く
もっと読む
つくば
つくば市、成人式の中止を決定
2021年1月4日
【崎山勝功】つくば市は4日、成人式「つくば市成人の集い」の中止を決定した。新成人数は県内最多の2747人(2020年11月1日現在)を抱え、10日につくばカピオでの開催を予定していた。 市生涯学習推進課によると、新型コロナウイルスの感染拡大が収まらず、今週中にも東京など首都圏1都3県に緊急事態宣言が出される見通しとなる中、式を開催するとこれらの地域からの移動が想定され、参加者や家族への感染や医療体制のひっ迫が懸念されるため中止を判断した。担当者は「開催延期も考えたが、感染収束の見通しが立たない」として、新成人らで組織する実行委員会と協議の末に決定したという。 同課によると、当初は感染拡大防止対策として新成人の出身中学校別に午前・午後の部の2部に分けて、つくばカピオ(同市竹園)で成人式を開催する予定だった。成人式には例年約1800人前後の新成人が参加する。 一方で2017年成人式の際に逮捕者を出して以降、18年から手荷物検査をはじめ警察官や警備員、消防団員を大量動員した厳戒態勢を敷いており、一部市民から「過剰警備では」との疑問の声が上がっていた。 会場周辺で警戒に当たる茨城県警の警察官たち=同 中止に伴い、当初予定されていた五十嵐立青市長らのあいさつなどの動画は、同市公式サイトに12日ごろに配信予定。また式典中止の代わりに新成人に祝い金を約1万円ほど支給を検討しているという。レンタル振り袖のキャンセル料などについては、同市では従来より支払わない方針を明示している。
もっと読む
Most Read
香りでおもてなし《令和楽学ラボ》22
コラム
2023年1月29日
【コラム・川上美智子】関彰商事グループの事業所では、昨年度末より、お客様サービスの一つとして「香りでおもてなし」をスタートさせました。みらいのもり保育園(つくば市)でも、玄関と化粧室にアロマの瓶を置いて、香りを楽しんでもらっています。 専門領域である香り成分の機能性研究をしていた大学勤務の時代に、企業の香りづくりを思い立ち、要望があればお手伝いしています。その第1号は筑波銀行でした。香りを大切にされていらっしゃる藤川雅海前頭取からの依頼で、筑波銀行オリジナルの香りの調合を大手の香料会社に依頼し、顧客サービスとしてお店で流しました。それにより、その店舗の取引が上昇し、お客様の滞在時間が長くなったと聞いています。 第2号が、現在お世話になっている関彰商事です。関正樹社長の関彰商事ならではの香りを作りたいという思いを形にするため、4年前、社内に香りプロジェクトを立ち上げられました。語呂合わせから、アヤメ科の「セキショウ(石菖)」の香りも香料会社に調合してもらいました。この香りは個性が強すぎてボツになり、最終的には今、店舗などで嗅ぐことのできる、かんきつ系のグレープフルーツを想起させる爽やかな甘い香りに落ち着きました。 新型コロナの感染拡大の影響で、香りを希釈するエタノールが高騰するなど、実現までには紆余(うよ)曲折がありましたが、昨年には社内のデザイナーがアロマ・オイルを入れる涼やかな容器瓶を完成させ、実現に至りました。アロマの利用法としては、ディフューザーで空間に流す、手指消毒やルーム用のスプレーに賦香(ふこう)する、名刺に賦香するなど、様々な香粧(こうしょう)品が考えられますが、自社内利用の展開が期待されます。 香りは生命を支える重要な物質 ところで、香気物質はppm単位(100万分の1)の、ごく微量で嗅覚を刺激して環境やモノの情報を伝える情報伝達物質の機能をもっています。それは、ヒトだけでなく、地球上の動植物にとっても不可欠の情報伝達物質として働いています。一つの食品に含まれる通常100種以上の香気化合物が、その食品の特性となって、我々にりんごかイチゴか、あるいは新鮮だとか腐っているかを伝えてくれます。
もっと読む
最優秀賞に山口栄司さん 土浦の写真コンテスト表彰式
土浦
2023年1月28日
第17回「土浦の写真コンテスト」の表彰式が28日、土浦市大岩田の国民宿舎水郷「霞浦の湯」2階会議室で開かれた。主催は同市観光協会(中川喜久治会長)。最優秀賞(茨城県知事賞)に選ばれた、つくば市在住の山口栄司さん(80)ら13人が出席し、表彰を受けた。 市内の景観・催事などをとらえた、本人撮影のおおむね3年以内の作品という条件で、昨年秋に募集され、県内外から68人、248点の応募があった。審査の結果、8月の「キララまつり」を撮った山口さんの「彩り鮮やか」のほか、宮本尚男さん(阿見町在)の「ちびっ子ライダー」、糸賀一典さん(千葉県柏市)「レンコン収穫」、仲沢彩さん(土浦市)の「茨城クロス・決戦は土浦で!!」の優秀賞3作品、入選16作品が選ばれた。 表彰を受ける山口さん(左) 最優秀賞受賞の山口さんは「趣味で催事の写真を撮っているが、このような素晴らしい賞をいただけてうれしい。今後も技術を磨き応募していきたい」と語った。 審査員のオダギ秀さん(75)(日本写真家協会会員・土浦写真家協会会長)は「昔は撮るぞーっと構えている写真が多かったが、最近は気楽に撮っている人が多くなった。土浦の良さが自然に伝わってきて、好感が持てる。今後も幸せを感じた瞬間を撮り続けて欲しい」と感想を述べた。(榎田智司) ◆展示会は29日から3月3日まで土浦まちかど蔵「野村」(土浦市中央)で、同4日から31日まで小町の館(土浦市小野)で開催。入選作品は土浦市観光協会のホームページに掲載されている。
もっと読む
ナラ枯れ対策 子どもたちの活躍《宍塚の里山》97
コラム
2023年1月28日
【コラム・小礒慶子】みなさま、ナラ枯れという言葉を聞いたことがありますか? どんぐりの木が夏に急に枯れてしまう病気です。全国的にも問題になっており、茨城県内では2020年につくば市で被害を確認し、3年間で被害が急拡大しています。これは体長5ミリほどの甲虫カシノナガキクイムシ(カシナガ)が原因です。 私たちの会でナラ枯れ対策ボランティア活動をしている小学生とその保護者5家族が「カシナガバスターズ」です。活動場所は土浦市にある宍塚大池周辺の里山です。 カシナガは一生のほとんどを木の中で過ごし、5~10月に成虫になり木から出て、健全なナラ類の木へ飛来します。カシナガは樹幹に爪ようじ程の小さな穴をあけ穿入(せんにゅう)し、ナラ枯れの原因となるナラ菌を持ち込みます。カシナガの繁殖力は強く、1ペアが木に入り込むと翌年には数百匹に増えてしまうので、この期間にできるだけ多く捕獲するのが重要になります。 捕獲するために、A4クリアファイルを使ったトラップを作り、狙われている木に設置します。トラップにかかったカシナガが逃げ出しにくいように、捕虫部分に水を入れる構造ですが、カシナガ以外の虫も入ってしまい、水死していました。一昨年この問題を解決するため、小学生の兄弟が、大きな虫が入らないようにネットをつけ、トラップを改良してくれたおかげで、昨年はたくさんの虫を救済することができました。 被害木は、21年は13本、22年は56本と拡大をしたので、トラップの設置数も増えました。真夏の暑さと蚊やスズメバチが飛び交う中での水替え・回収作業は大変でした。そこで作業時間を短縮するために、トラップの代わりにレジャーシートやラップなどを幹に巻く実験も行いました。そのほか、情報の共有化のため、被害木に番地をつけ、マップを作りました。
もっと読む
近代化の主役、鉄道を楽しむ乗りテツ 《遊民通信》57
コラム
2023年1月27日
【コラム・田口哲郎】前略 2022年は鉄道開業150年、日本初の鉄道が新橋―横浜間で営業を開始した記念すべき年でした。鉄道が150周年ということは、日本の近代化も150周年ということになります。もちろん、どのタイミングを近代化のはじまりとするかは、いろいろ意見があると思います。しかし、人びとの生活を実質的に大きく変えたという意味で、鉄道は近代化の象徴と言えるでしょう。 開業以来、鉄道は人びとの生活に影響を与え続けてきました。いや、支配し続けてきました。コロナ禍の前まで、鉄道の特権的地位は揺るぎないものでした。自動車や飛行機があるではないか、と言われるかもしれませんが、車や飛行機の普及は鉄道よりもずっと後です。近代化を先頭切って突き進んだのは鉄道です。 鉄道は人の移動と物流を激増させ、中央集権的な社会をつくりあげました。江戸時代は人びとの社会単位は村でした。今よりずっと小さい村が無数にあり、それを藩がまとめていました。その限られたテリトリーを鉄道はうちこわして、大きな単位でも人びとが生活していける経済圏を成り立たせたのです。 さらに、鉄道は人びとの時間の感覚を近代化しました。むかしは徒歩や馬の速さでまわっていた時が、鉄道の速さで流れます。定時運行とスピードが、人びとの生活を仕切るようになったのです。ようするに、のんびりがセカセカになりました。資本主義経済が人びとの欲望を刺激して、もっと豊かに、よりはやく、より安く、がよしとされる社会の誕生です。 コロナ禍で人間の物理的移動が広い範囲で制限されてはじめて、鉄道の存在意義が問われることになりました。自動車、飛行機だって人や物を乗せて移動するので、電子情報だけをのせる通信網に速さではかないません。
もっと読む