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2018
子育て、福祉―「きめ細かい市民ニーズに応えた」 つくば市新年度予算案
2018年2月8日
【鈴木宏子】つくば市の五十嵐立青市長は7日、2018年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度当初と比べ2.3%減の856億1700万円となる。過去最大だった前年度に次いで2番目の規模。五十嵐市長は「子育て、教育、出産、中心市街地(の問題)など、やらなければいけながったがこれまで手が付けられなかったきめ細かい市民ニーズに応えた」とし「子供の貧困対策に力を入れた」と強調している。 特別会計などを合わせた総額は1391億6700万円で同比1.6%減。つくばエクスプレス(TX)沿線の二つの義務教育学校の建設が終了したことからマイナスとなる。 歳入は、人口増加などから市税が同比2.7%増えると見込む。借金に当たる市債は二つの義務教育学校の建設終了により同比22・5%減少する。ただし市債と、将来発生する支払い見込額である債務負担行為を合わせた残高は前年度より増えて708億円になる見込み。旧茎崎町との合併算定替えの特例期間が終了し18年度から不交付団体となるという。 新年度の主な事業は、子どもの貧困対策として、ひとり親家庭の児童などに支給する福祉金を児童1人当たり年3万円増額し1億2700万円を計上する。子どもの学習支援として、新たにNPOや社会福祉協議会などが取り組む無料学習塾4カ所に計850万円を補助する。 子育て支援は新規事業として、産婦人科を新たに開設したり、病床を増やしたり、医療機器を購入する産婦人科施設に費用の半額を助成する(5000万円)。出産後、体調不良や育児不安がある母親が、赤ちゃんと一緒に診療所や助産院に宿泊しながら育児相談を受けたり心身のケアを受ける産後ケア(525万円)にも新たに取り組む。 教育は、統廃合により4月に開校する秀峰義務教育学校のスクールバス運行に1億8400万円を計上。小学校に続き市立中学校11校の普通教室すべてにエアコンを設置する(4億1800万円)。 つくば駅前の商業施設クレオから西武筑波店に続いてイオンつくば駅前店が撤退するなど空洞化が課題の中心市街地対策は、クレオ跡地の利活用を調査する委託費などに648万円を計上。中央公園(吾妻)の池の水をきれいにして子どもたちが水遊びできるようにするなど、たまり場や遊び場をつくる実証実験をする中心市街地プレイスメイキング事業に1000万円を計上する。 ほかに、高齢者や障害者の外出を自家用車で移送支援しているNPOなどの福祉有償運送事業に計160万円を補助する▽市役所(研究学園)敷地内に、市民が交流スペースとしても利用可能な分庁舎を建設するため、9億4600万円(15年間)の債務負担行為を設定する▽産業振興センター(吾妻)を1億2300万円で再整備し1階に共有オフィスとなるコワーキングスペースなどをつくる▽中央図書館は、土日曜の開館時間を2時間延長し、無料駐車時間を1時間延長する(計915万円)。 民間保育所の保育士の給与に月額3万円を上乗せする保育士処遇改善助成金は、17年度に引き続き実施し2億2100万円を計上する。事業を凍結した竹園3丁目地区の地域拠点再構築事業は18年度も凍結のままという。
本庁経験生かし多方面で改革 筑波山神社 岩佐弘史宮司
2018年2月7日
【鈴木萬里子】2015年に筑波山神社(つくば市筑波)宮司となった岩佐弘史さん(54)が多方面の改革に取り組んでいる。神社本庁出向先の「神社新報」記者時代に、全国各地の神社を取材し、そこで得た経験から数々のアイディアを実践している。 同神社は元旦祭に始まり、春と秋の例大祭(御座替祭)など行事が多い。毎年2月10、11日は2日間にわたって節分にあたる年越祭(としこしさい)が催される。 まず取り組んだのが正月の境内の混雑緩和だ。拝殿正面の柱間に白布をかけた大賽銭(さいせん)箱を設けた。次に参拝者が歩く参道の石畳を拡げ、動線を確保した。通常の賽銭箱の約5倍となり、並ばずに参拝できる。祈祷は、名前での呼び出しから色別のプレートを渡しての放送案内で、従来に比べてよりスピーディになった。 車の渋滞対策も課題の一つだ。神社境内には1時間無料の駐車場が100台分ある。筑波山山頂は関東で一番、日の出が早い。そのため山頂で初日の出を拝む登山者が多く、元旦は未明から境内駐車場がいっぱいになる。ゴールデンウイークから紅葉までのシーズン中の週末も同様だ。登山者は長時間駐車するため車の入れ替えが出来ないことが渋滞の一因となってしまうという。 岩佐さんは「渋滞は車社会の弊害。境内を整備して駐車スペースを更に確保したい。利便性を考えスマホで渋滞状況が見えるようにもしたい」と次なる改革を目指している。 地元沼田の区長を長く務め同神社責任総代の渡邊一雄さんは「神社の行事がある日は朝8時に渋滞が始まり筑波山麓まで車列が出来る。山道なので拡幅するのは難しい。現在、歩行者の安全を図るため側溝にふたをする工事をしていて7~8割完成している。新しい道を他に作るしかないのではないか」と話し、岩佐宮司と共に新たな改革を模索している。
薪ストーブ静かなブーム 愛好者が里山整備に一役
2018年2月5日
【橋立多美】環境にやさしい薪(まき)ストーブが静かなブームになっている。里山を整備しながら薪ストーブを楽しむ「つくば薪クラブ」(芳賀開一代表)のメンバーが4日、龍ケ崎市塗戸の約1haの雑木林の伐採に取りかかった。 力強いチェーンソーのエンジン音が冷たい空気を震わせ、大きく枝を伸ばしたエノキが次々に切り倒されていく。木の重心を判断し、狙った方向に倒すのは勘と経験を必要とするそうだ。 雑木林は千葉県流山市在住の金子保広さんの所有地。長年放置したことで400本ほどの雑木とササが生い茂った。一念発起して整備することにしたが孤軍奮闘しても歯が立たなかった。 同クラブは里山保全活動を実践しているNPO法人「つくば環境フォーラム」(田中ひとみ代表=つくば市要)の会員の中で、薪ストーブ愛好家たちが森林整備で出る木材の有効活用を図るために2008年に結成した。現在は「つくば薪クラブ」として独立し、下草刈りなど里山林の整備をしながら薪材の伐採や運搬、薪割り、乾燥など一連の薪作りを行っている。薪は活動に応じて会員に配分されている。 手慣れた様子でチェーンソーを操る同クラブの小林茂樹さん(59)=龍ケ崎市在住。「斜面での下草刈りや薪割りは体力を消耗するが、きれいな空気の下で仲間と交流しながらの作業はジムに通うより楽しい」と話す。 暖房器具として、インテリアとしても人気の高い薪ストーブの良さはどんなところにあるのか。「体の芯から暖まる心地良さとガラスの窓から見える炎に癒される」と、薪ストーブ使用歴20年の小林さんはいう。難点は薪の入手で、市販は一束700円前後と高額になるため、薪を確保するルートを持つことが必要になると話した。 所有林の伐採を依頼した金子さんは「手を入れなかったことで雑木が自生し、ササやツタが繁茂して陽が入らない暗い林になった。還暦を過ぎて『終活』として林をきれいにしなければと思った。だが遅々として進まず、つくば薪クラブのお陰で先が見えてきた」と安堵の表情を見せた。 同クラブは一緒に活動する仲間を募集している。問い合わせは「つくば環境フォーラム」にメール(tef298@lime.ocn.ne.jp)で。
土浦の雛まつり開幕 干支のいぬテーマに創作雛も
2018年2月4日
【谷島英里子】「土浦の雛(ひな)まつり」が4日、土浦市中央1丁目の土浦まちかど蔵「大徳」「野村」会場を中心に市内134店舗で始まった。大徳では土浦の商家に伝わる明治時代のひな人形の展示や干支(えと)の戌(いぬ)をテーマにした手作りの人形がお目見えした。期間は3月3日まで。 大徳では「花咲じいさん」と「ワンちゃん大集合」と題した創作雛が所狭しと飾られた。7段のひな階段には、干支のいぬの顔を施した創作ひなが展示されるなどユニークな作品もあった。 参加店にはつるし雛や創作雛が展示されている。今年も一部店舗でお茶やお菓子のサービス、和服来場者へのプレゼントがある。協賛店のスタンプラリーもあり、土浦駅前通り、中城通り、本町通り、亀城公園周辺の4エリアの店舗でスタンプを集めて応募すると抽選で景品をプレゼントする企画もある。 問い合わせは主催の市観光協会(電話029・824・2810)まで。
土浦出身の大関高安が豆まき 5日、木田余の宝積寺
2018年2月3日
【谷島英里子】きょう3日は節分。土浦市木田余の宝積寺(飯山孝之住職)で5日、節分会が行われ、同市出身の大関高安関(田子ノ浦部屋)、田子ノ浦親方、前頭四枚目の荒鷲関(峰崎部屋)が本堂から豆まきする。 節分は厄年や還暦を迎えた男女が豆をまき、1年の健康を願う行事。同寺の節分会は、伝統文化を体験してもらおうと、木田余地区長会、同地区子ども育成会、資源保全会が協力して開催し6年目となる。 今年も高安関らが参加し、高安関と荒鷲関の色紙が当たるおひねりやお菓子などもまくという。豆まき後には力士と握手ができる交流会も設けている。 飯山住職は「豆まきをする家庭が減少しているので子どもたちにも参加してほしい。力士とも交流して楽しい時間にしていただけたら」と話している。 節分会は午後3時30分から、法要後に豆まきをする。問い合わせは宝積寺(電話029・821・6731)まで。
節分に向け恵方巻商戦ピーク
2018年2月2日
【崎山勝功】3日の節分に向け、恵方巻(えほうまき)商戦がピークを迎えている。スーパー、コンビニ各社や外食産業などがこぞって参入し、PRに余念が無い。 大手スーパー、イオンつくば店(つくば市稲岡)では、すし売り場に特設コーナーを設けて販売に力を入れる。飲食店ガイド「ミシュランガイド東京」で7年連続三ツ星を受賞したすし店「鮨(すし)よしたけ」が監修した「極(きわみ)恵方巻」(税込1058円)を中心に、魚介類やローストビーフなどの具材を取り入れた各種恵方巻を売り出している。 「極」は、エビ、煮アナゴなど8種類の具材を使った太巻きずし。のりは、1月下旬に佐野厄除大師(栃木県)で祈祷を済ませたものを使うなど随所で差別化を図っている。 2日、同店の売り場を訪れた土浦市の60代主婦は「夫婦2人で食べます」と恵方巻を買い求めていた。 イオンの広報担当者によると今年は、通常サイズ(約18㎝)よりも半分の長さのハーフサイズが増えており、種類の違うハーフサイズを3本パックにまとめ、食べ比べを楽しめるよう工夫しているという。 恵方巻を広めるきっかけを作ったコンビニ店でも、1月ごろから店内に恵方巻の模型やPRポスターを掲示し販売している。イワシ1匹の塩焼きを丸ごと包んだ「まるごといわし巻」など、意表を突いた商品を出す回転すしチェーン店もある。
買い物客ら名残惜しむ イオンつくば駅前店閉店 33年の歴史に幕
2018年1月31日
【大志万容子、谷島英里子】つくば駅近くの大型商業施設クレオ(つくば市吾妻)は1月31日、イオンつくば駅前店と専門店全8店が営業を終え、33年の歴史に幕を下ろした。閉店時刻の午後8時、同駅前店出口では佐久間勇樹店長はじめ従業員が「ありがとうございました」と頭を下げながら、買い物客を見送った。クレオ2階の正面入り口前には、買い物客ら数十人が帰宅せずに残り、8時半ごろ、店内のシャッターが下り始めると、写真を撮るなどして名残を惜しんだ。 最終日の店内は日中、買い物客でにぎわった。「ラストプライスご用意します!」との店員の掛け声がとび、「70%オフ」「半額」の札が並ぶ中、商品をカートに積みあげて買い物をする人たちの姿が見られた。 50代の女性は「大型ショッピングモールより(店内が)コンパクトで買い物しやすかった。20年以上前から利用しており、なくなるなんて思いもしなかった」と閉店を惜しんだ。3歳と1歳の子どもを連れた30代の女性は「去年、近くにマンションを購入したのに、西武に続いて立て続けに商業施設がなくなるのが悲しい。つくばの中心部が寂しくなってしまう」と不安を明かした。 佐久間店長は「閉店を発表して以降『子どもの頃から来店してきたので思い出が詰まっている』『大学生の時アルバイトでお世話になった』等の声を寄せていただいた。長年ご愛顧いただいた地域の皆様には心から感謝している」とコメントした。 つくば市の五十嵐立青市長は「昨年の西武筑波店の閉店に引き続き、イオンつくば駅前店の閉店により、クレオが全館閉店となることは非常に残念」とし「クレオはつくば駅前のにぎわいづくりの鍵となる重要なエリアであり、引き続き(クレオを運営する)筑波都市整備や関係者と連携しながら、公共施設の導入も含めて今後のあり方の検討を進める」とのコメントを発表した。 同店は1985年3月、ジャスコつくば店としてオープン。売り場面積は約6300㎡、1階は食品や家電、日用雑貨など、2階は衣料品を中心に扱い、昨年2月に閉店した西武筑波店とともに周辺住民に親しまれてきた。しかし同店を運営するイオンリテール(本社・千葉市)によると「つくばエクスプレス(TX)開通や郊外大型店が増えるなど周辺環境が変化し、消費者のライフスタイルも変わったことに対応できなくなった」。売上高も約20年前のピーク時に比べ半減していたという。従業員145名は近隣店に異動するなどして雇用を継続する。 同日営業を終了した専門店8店舗のうち6店舗は隣接する商業施設キュートに移転する。クレオの後続テナントについてはまだ見通しが立っていないという。
「議会って何?」 市民が情報公開し調査報告書を作成 土浦
2018年1月30日
【鈴木宏子】市議会議員はどのような議会活動をしているのか、土浦市議会の年間議会費約3億9800万円はどのように使われているのかなどを、市民の立場からまとめた小冊子「『議会って何?』市民レポート」(A4判、22㌻)がこのほど作成された。 土浦市の市民団体「土浦まちづくり市民の会」(代表・長坂慎一郎元山形大教授)が、本会議や委員会の議事録を読み、計15回にわたって関係資料を情報開示請求するなどして、約1年かけ2015年度の実態を中心にまとめた。分析した結果を数値化して表にするなど見やすい工夫をしている。 市議の報酬や出席日数、質問回数のほか、1議案当たりの審議時間、政務活動費の使い道、委員会の行政視察の問題点などについてまとめた。 ■1議案の審議3~8.2分 土浦市議の報酬は県内ランキング(13年度)で水戸、日立、ひたちなか市に次いで4番目に高く、兼業・兼職をしている市議が70%と全国平均の57%より多いことなどをまず指摘している。 さらに16年3月議会会期中に開かれた4つの委員会の議事録をもとに、議案の審議状況を調査。委員会での1議案当たりの審議時間はわずか3~8.2分で、審議の際出された質問回数は、質問が多い上位2人の議員の質問が70%を占め、質問ゼロの市議もいることなどを明らかにし、「約半数の議員は質疑に参加していないも同然」などと指摘している。 ■行政視察「成果何も報告されていない」 政務活動費の使い道については、50%以上を視察旅費に当てている会派が3会派あったとし、「視察内容が市の抱える問題とかけ離れているものが多く、何のための視察か、見てきたことをどう市政に反映させるか問題だ」などとしている。 5つの委員会が16年度に計9回、約418万円の旅費をかけて行った行政視察については、それぞれの視察報告書を閲覧した上で「目的地、視察項目と土浦市との関連性が書かれておらず、視察先を選んだ理由が不明で、視察によってどのような成果があったか何も報告されていない」などと問題点を厳しく指摘している。 同会の高村義親事務局長は「日頃、議会に無関心だったことから『これではいけない』と思い立って作成した。初めて知る事実、驚くような実情があり、事実を知り、いい方向に変えていく力になれば」と語り、殿岡哲雄さんは「今後、議会に提言書を作れれば」と話している。 小冊子は計300部作成。1部200円。問い合わせは☎090・3147・0766(殿岡さん)。
打ちたてのそば485食 高齢者宅に届ける つくばの森林ボランティア
2018年1月29日
【鈴木萬里子】打ちたての常陸秋そばを地域の一人暮らしの高齢者宅に届ける「茎崎『おぐろくの森』高齢者新そば無料試食会」が27日と28日、つくば市茎崎地区で催された。地元の耕作放棄地で栽培したそばをボランティア20人が手打ちしてパック詰めし、民生委員の協力で計485食を届けた。 同市小茎と六斗地区に広がる「おぐろくの森」の再生に取り組むボランティア団体「つくばフォレストクラブ」(福木哲朗会長)が主催した。同会員らが育てた常陸秋ソバを使い、昨年に続き2回目の開催となった。市の公募型まちづくり補助事業「2017年度アイラブつくばまちづくり補助金」を活用した。 茎崎地区に住む一人暮らしの75歳以上の高齢者485人から申し込みがあった。昨年は300食だったが大幅に増えた。今年から茎崎地区の民生委員20人が協力し、老人宅を訪問するなど要望を把握してくれたのが大きかったという。 そば打ちは27日が宝陽台、六斗、下岩崎、28日は森の里、大茎の計5カ所の会場を使い、2日間かけてそばを打った。そば打ちボランティアも昨年の12人から今年は20人に増えた。全員が70代。その一人で「宝陽台そば打ち食す会」事務局長の深井勇悦さん(74)は「ボランティアで協力するのは良い活動だと思う。上手な人のそば打ちを見ることができて、スキル向上に役立つ」と話した。 出来上がったそばは、ボランティアらが一人前150gに計り、だし汁とわさびを添えてパック詰めした。配布は民生委員が協力して行い、打ち立てをすぐに食べることが出来ると好評だった。 同クラブ会員で新そば試食会の活動を中心となって支える佐藤文信さん(67)は申込者の増加について「昨年評判が良かったので食べたい人が増えたようだ。申込締切後も電話があり対応した。『おいしかった』『来年も楽しみにしている』の電話にほっとしている」と笑顔。今後について「今は数カ所でそばを打っているが、それぞれの地域単位でそば打ちから調理、会食まで出来るようになれば」と話した。
「相続を“争い”にしない対策を」 認知症増える中、税理士法人が講座 つくば
2018年1月29日
【橋立多美】多くの人がいつか直面する相続問題。認知症患者が増えている今、判断能力が十分でなくなったら財産の管理や相続はどうしたらいいかと不安を募らせる人は多い。 こうした社会のニーズに応える「あなたと家族を守る―認知症対策・相続対策講座」が27日、つくば研究支援センター(つくば市千現)で開かれた。同市や土浦、牛久市、阿見町など県南地域から約40人が参加して耳を傾けた。主催は同センターに事務所がある相続手続支援機構。 講師は税理士法人「栄光パートナーズ」代表で税理士や行政書士の資格をもつ逆井甚一郎さん(74)。専門用語を解説しながら、認知症になって判断能力が衰えた人を法律的に支援する成年後見制度、元気なうちに財産管理や終末期の尊厳死宣言などを登記しておく公正証書と遺言の重要性を説いた。 また認知症対策として注目されている家族信託(民事信託)についても触れた。2007年にスタートした比較的新しい制度で、信頼できる家族や親類に遺産の管理や処分を託すというものだ。 逆井さんは「おっくうがって相続の手続きに手を付けない人が多いが、遺産分けで生じるトラブルの原因のナンバー1は不動産」と話した上で、相続を骨肉の争いの舞台にしないために相続対策が大切だと強調した。 講座に参加した、つくば市の50代女性は「親が老いてきて相続のことを考えなければと思っていたが、窓口がどこにあるか分からなかった。今日は勉強になりました」と話した。 今回の講座は第3回目。今後も年に3~4回の頻度で開講していくという。問い合わせは☎029・846・6444( 栄光パートナーズつくば事務所、つくば研究支援センター内)
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