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浅井和幸
浅井和幸
コラム
「キーパーソン」 《続・気軽にSOS》112
2022年7月2日
コラム
人に優しくすることはよいこと?《続・気軽にSOS》111
2022年6月18日
コラム
悪いものを取り除くと良くなるか? 《続・気軽にSOS》110
2022年6月4日
コラム
昔「アダルトチルドレン」、今「毒親」 《続・気軽にSOS》109
2022年5月21日
コラム
ユーチューバー、そんなにダメ 《続・気軽にSOS》108
2022年5月7日
コラム
「これ普通ですよね?」 《続・気軽にSOS》107
2022年4月16日
【コラム・浅井和幸】「私が悪いのですか?」「こう考えるのが常識ですよね?」など、ちょっとしたバリエーションはありますが、多くの人が簡単に答えられる「自分がこう考えるのは、これ普通ですよね?」という質問への回答が、私はこの上なく苦手です。まぁ、苦手というか、これらの質問に対する私の回答は回りくどく、面倒くさがられるというのが正確な表現ですが…。 例えば、「朝は時間がないから、パンを食べるのが普通ですよね?」と質問されたら、「普通、普通。パンの方が手軽だよね~」とか、「いや~~、普通じゃないよ。朝はご飯とみそ汁がないとだめだね」と軽く答えればよいわけです。まぁ、この程度でも、けんかに発展する場面にも出くわすものですけれど。 ですが、私は「う~ん、統計を見たことがないからわからないけど、このところ、パンの需要が伸びているから、半々ぐらいになってるんじゃないかなぁ。だから、どっちもどっちじゃないのかな。ちなみに、自分は朝は食べないことが多い」なんて答えちゃうので、面倒くさがられるわけです。 ま、これぐらいは日常のおしゃべり程度ですからよいですが、もっと深刻な話だと、慎重に答えないと深刻なことになります。気を付けなければいけません。 例えば、「こんなひどい職場では、うつ病になるのが普通だよ」とか「年金よりも生活保護の方が額が多いのは普通ではない」とか「政府に対して怒りを感じて行動しないことはおかしい」とか「女は(男は)〇〇するのが当たり前」とか。 「男」「Aさんの彼氏」「浅井」
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コラム
認知のゆがみ《続・気軽にSOS》106
2022年4月2日
【コラム・浅井和幸】私の若いころ、不良少年同士で目が合うと、ケンカをすることがよく起こりました。たまたま目が合うだけで、相手がケンカを売ってきたから、ケンカになった。悪いのは相手であり、自分は売られたケンカを買っただけと、お互いが言うのです。 まったくケンカをすることもない、オタクっぽい容姿の生徒が見ただけでも、「ケンカ売ってんのか、おらぁ」となります。これは、血気盛んな若者だからという理由だけでなく、うまく物事が捉えられない、認知のゆがみからくるものかもしれません。 当人は、相手が自分と目が合うことは、ケンカを売ってきていると決めつけて、世界を捉えています。ケンカを売る気はない相手の行動を、ケンカを売ってきていると、本気で感じているのです。 これは、昔の不良少年に限った話ではありません。物事を決めつけ、マイナス思考をして、飛躍した結論を出す。生きづらさを抱える人が日常的にやっていることがあります。 例えば、一つの仕事がうまくいかなかったことに対し、自分は運が悪い。まじめに仕事をしているから、うまくいかない。周りのうまくいっている人たちは、ズルいことをしているから、うまくいく。自分は、ズルができないから、周りからバカにされている。 例えば、自分は相手のためにアドバイスをしてやったのに、相手はその通りに動かない。相手は自分をなめている。自分はバカにされている被害者だ。自分は被害者なのだから、相手とこの社会から賠償金を取らなければいけない。
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コラム
事実と推測は分けて考える 《続・気軽にSOS》105
2022年3月19日
【コラム・浅井和幸】事実と推測は分けて考えることが大切です。ですが、以外にこれは難しく、私たちは普段の生活で事実と推測をあいまいにしたまま生活しています。もちろん、事実と推測の間にきっちり線を引くことは難しいので、二つを分ける境界線の識別は難しいでしょう。ですが、事実とは明らかに隔たりのある推測を事実と思い込んで考えてしまうこと、感じてしまうこと―が多々あるものです。 自分から笑顔であいさつをしたのに、それに対して相手はそっけない素振りだった。だから相手は自分を嫌っている。「そっけない素振り」は事実ですが、「嫌っている」は推測ですね。そもそも、あいさつもあまりできないほどコミュニケーションが苦手なのかもしれません。いつもはもっと素っ気ない人なのに、いつもより笑顔を作ろうと努力した結果なのかもしれません。(以前、コミュニケーションが苦手な美人がお高くとまっていると思われるというコラムを書いたことがあります。) 人を見るとほえる犬、かむ犬がいます。威嚇をしてくるぐらいに、強気な犬であると考える。「ほえる」「かむ」は事実で、「強気」は推測あるいは評価ですね。強気どころか怖がりでビクビクしているから、ほえたりかんだりする犬はいます。 「自分が相手を嫌いだ」→「相手が自分を嫌っている」 学校に行けないのは不真面目だからでしょうか。もしかしたら、真面目過ぎて、全てを完璧にこなさなければいけないと、重く考えていて学校に行けなくなったのかもしれません。 認知のゆがみや物事への決めつけは、とても生きづらい悪循環を起こすことがあります。周りとうまくいかないことが多い場合は、事実と推測の区別がついているか、もう一度考え直す必要があるかもしれません。もしかしたら自分は、目が合ったらけんかを売ってきたと決めつける、不良少年のような感覚で生活しているかもしれないということを。
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コラム
答えは急がなくていい《続・気軽にSOS》104
2022年3月5日
【コラム・浅井和幸】ある引きこもり状態の青年がいました。母親との関係も悪く、外出をすることはほとんどなく、人との接触はほぼない状況でした。しかし、祖母の介護をしているし、話をしていると気遣いもあり、周りの悪口を言わない、元運動部で健康な様子です。 元気で若いのだから、ぜいたくを言わず働いて、お母さんを助けたらよい―。この状態の青年に、そうアドバイスをするのは簡単でしょう。 今、その青年は実家から仕事に通い、家にもお金を入れ、お母さんの助けになるように生活をしています。だからと言って、最初に会ったときに、そのようなアドバイスをすることがよいことでしょうか。私はそうは思いません。むしろ逆効果になると考えています。 生活習慣は簡単に変えられない 人はそう簡単に生活習慣を変えることはできません。頭でわかっているからと言って、それを行動に移すには時間が必要です。うまくいかないことが続き、なかなか前を向けないときは、ちょっとした喜びを感じるような「伴奏」が必要になるものです。 その青年は最初、私が訪問をしてささいな話をし、その後、親元を離れてシェハウスで暮らようになりました。今までとは違うけれど、何気ない生活をし、たまたま生死も危ぶまれるような体験をし、見ず知らずの人に助けられ、いろいろと考え悩み、苦労をして親元に帰って、仕事を見つけたのです。
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コラム
ハラスメントに対するハラスメント 《続・気軽にSOS》103
2022年2月19日
【コラム・浅井和幸】情けは人のためならず、巡り巡って自分のために。因果応報。目には目を、歯には歯を。罰が当たる。などなど、良いことをすれば良いことが自分に起こり、悪いことをすれば自分に悪いことが起こる―。こういったことは揺るぎない一般常識ですよね(私は全面的に肯定しませんが…)。 しかし、別の方向にゆがんでいくと悲劇が起こります。例えば、何か不運が起こった人は、日ごろの行いが悪いせいだと決めつける。例えば、悪い行いをしている人には、積極的に悪いことをしてやろうと思ったり、あるいは平然と行動を起こしたり。 けがをしている人や、事故に巻き込まれた人に対して、日ごろの行いが悪いからだと考える。コロナに感染した人の家に石を投げつける。嫌な気分をさせられたと、あおり運転をする、土下座をさせる。いじめをした人や集団に対して、もっと大きな集団でいじめる。何かのハラスメントをした人に対して、嫌がらせをする。 悪意に悪意で対抗してもコスパはよくない 何となく正義の執行をしているようで、心地よい部分もあるかもしれません。自分のコンプレックスやストレスから目をそらして、気分のよさを味わえるかもしれません。その感覚に依存的になり、次の悪者を探し回る人もいるでしょう。 それを続けることは心地よい反面、いつも悪いことに意識を使っているので、嫌な世界に居続けることになります。ストレス解消をしているようにみえて、自分のストレスを抑圧し、精神的なダメージを受け続けることになりかねません。
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コラム
嫌いな人に嫌われても構わない 《続・気軽にSOS》102
2022年2月4日
【コラム・浅井和幸】毎日の生活の中で嫌なことが重なり疲れてくると、せっかくの休日なのに、学校や職場での嫌なことばかりを考えてしまうものです。苦しく余裕がなくなると嫌なものに過敏になるのは、生物の長所でもあるのでしょう。危険を避けるためには必要な特徴です。 ですが、まるで恋焦がれるように、嫌なクラスメートや授業、嫌いな同僚や上司、仕事などを、ずっと考え続けることはお勧めできません。次の月曜日に試すために、対策を練るのであればよいのですが、ずっと「嫌だな、嫌だな」と繰り返すのは、疲労をため込むだけになってしまいます。 この習慣を続けると、良い友達、面白い授業、尊敬する上司、意義を感じられる仕事があったとしても、それらをないがしろにし始めます。そして、嫌なことばかりを繰り返し考えるのです。 自分にとって好ましい人、尊敬できる人の価値観を軽く見て、自分が嫌いな人、尊敬できないとの価値観を大切にしようとしている状態になっていることに気づきにくくなります。嫌いな人に嫌われることを恐れます。 好きな人に悪い態度をとる なので、人の悪口を言いたくないと思っていても、人の悪口を言う嫌な人に嫌われたくないので、自分が嫌いな人と一緒になって誰かの悪口を言う毎日。能力のない上司に気に入られるために無駄なことをする、性格の悪い同僚のご機嫌を取るために性格の悪い言動を繰り返す。
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過程を事実とはき違える 《続・気軽にSOS》101
2022年1月14日
【コラム・浅井和幸】人はいろいろなことを想像するものです。そして、想像と事実の区別をつけずに、事実とは別のところで怒ったり泣いたりして、苦しんでいることが多々あります。 相手のことを気遣う想像力が足りないからだ、と指摘されることがあります。もちろん、そのような理由もあるでしょう。複数の想定をして、それらは自分が想像した仮説であることが認識できれば、事実でないことでの腹を立ちはないでしょう。 それと同じぐらい、自分の思い込みを足して苦しんでいないかを改めて考えてみると、苦しんでいることの多くの部分がなくなる可能性があります。いろいろな例を羅列しますので、自分自身でどのように対応したいのかを想定してみると面白いでしょう。事実は何で、どこが想像なのか、考えてみてください。 確認して事実と置き換えて進む 私は友人に「今日のランチはカレーを食べるか?」と聞きました。友人は「食べない」と答えました。私は「なんだ、昨日の夜もカレーだったのならば、最初から言ってくれよ」と言う。 友人に送ったラインに「既読」がついたまま返事がない。友人は自分のことを無視している、自分のことを軽く見ている、バカにしている―と怒る。
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コラム
世界一幸せだと自負してます 《続・気軽にSOS》100
2022年1月3日
【コラム・浅井和幸】あけましておめでとうございます。昨年同様、今年も正月三が日内にコラムをお届けでき、とてもうれしく感じております。何気ない日常を楽しく感じる心身でいられることが、自分が世界一幸せだと自負しているゆえんです。 とても優しく私を気遣ってくれる、素晴らしい人たちに囲まれていて、そのおかげだと思います。「目が赤いけど大丈夫ですか?」「夜眠る時間はありますか?」「浅井さんは何人いるのですか?」「休む時間はありますか?」って。 老眼は進んでいるけど、問題なしです。夜は、現代人には珍しいぐらい眠っています。もちろん1人です。それほど忙しい毎日を送っていませんし、楽しんでいます。 そして、その優しい方々から「いつまでも健康でいてください」「長生きしてください」という言葉を、あちらこちらでいただくようになりました。それって、もう少しお年を召された方に伝える言葉なのではないかと思いつつ、「ありがとうございます。頑張って生きますよ」と答えています。 ですが、あと数カ月で50歳になりますから、今年の抱負は「人間ドックに行く」としておきましょう。このコラムに出せば、行かざるを得ないのではないかと。 皆さんに会えて本当に幸せです
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コラム
相手を理解するとは?《続・気軽にSOS》99
2021年12月19日
【コラム・浅井和幸】「相手を理解する」とは優しく思いやりを持って接することですから、敵や嫌いな相手は理解なんてしたくないものですよね。当たり前のことのようですが、それは必ずしも正しいことではないようです。 理解するという言葉には、「正しく分かる」という意味と「思いやる」という意味があります。「敵を知り、己を知れば、百戦してあやうからず」という孫子の言葉があります。孫子とは中国の春秋時代の武将です。当時の戦争で、相手に負けない方法としての教えであり、現代においてビジネスの場で好まれている考え方です。 この「知る」は、「理解する」と言葉を変えてもよいでしょう。命も取られかねない戦争の相手に、思いやりを持って対応しようということではありません。敵にやさしく接していこうという教えではありません。相手の性質を正確に知ることにより、さらに自分の性質を正確に知ることにより、負ける危険がないということです。 友人Aと私の会話 A「嫌な上司がいて困っているんだ。何とかうまい対応の仕方はないかな?」 浅井「どんな上司なの?」
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コラム
やっかいな「完璧主義」《続・気軽にSOS》98
2021年12月5日
【コラム・浅井和幸】心理相談をしていて、頻繁に出てくる自己評価に「完璧主義」というものがあります。「自分が苦しいのは完璧主義だからです。それが悪いのは分かっているのですが、やめられないんです」という感じですね。 きっと元気なころは、完璧に仕上がるようにやり抜こうという強い意志で、様々な物事に対処してきたのでしょう。そして、それがうまく機能していた。しかし、そうそう完璧に物事をやり遂げられることが続くとは限りません。 そのうち、完璧じゃなくても物事を先に進めなければいけない場面に出くわすでしょう。それは、締め切りなのか、体力なのか、技術なのか、認識なのか―何かしら有限の壁にぶつかります。 何とかできる範囲で仕上げようと、適当なところで切り上げられればよいのですが、できないと心身ともに疲労が蓄積されていきます。その疲労のため、完璧にやり遂げようではなく、完璧にできないのであればやらないという考えや行動につながります。心身のストッパーが効いて、考えや行動ができなくなる状態です。 「なんとかなるさ」「適当に行こう」 それを、さらに無理して動いたり考えたり、完璧を目指すと、疲労は限界を超えます。過ぎた完璧主義は、オーバーワークになりやすいといえるでしょう。そうすると、心身にダメージを負い、適応障害やうつ病などの病を発症するかもしれません。
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コラム
最初の一歩か 最後の一歩か 《続・気軽にSOS》97
2021年11月20日
【コラム・浅井和幸】先日、多様な専門家や地方公共団体の福祉部署の方が集まるネット会合で、講演する機会をいただきました。NPO法人「アストリンク」の代表として、不登校・ひきこもり・ニート問題への対応をお伝えしました。 会合では、悩んで部屋にこもっている方との話を始めるきっかけについて話しました。それは、ケースによって、単純に家を訪問するということもあるし、何年も訪問した後にちょっとした声掛けがきっかけになることもあります。 言葉にすると当たり前なのですが、誰にでも、どのような関係でも、パッと話ができる万能のきっかけづくりはありません。どのようなことでもきっかけになり得るし、必要なのはきっかけとなり得る要素がそろうことです。 そうはいっても、ノウハウが知りたいですよね。私はそれを「ノウハウ」ではなく、「小手先のテクニック」「やり方の具体例」「カタログ」―と表現します。例えば、手紙を書く、飲み物をメモと一緒に置く、ドア越しに話をする、ノックの仕方や声の大きさを変える―など。これらの方法は、小手先のテクニックと軽視できません。 そのうえで、言葉などがどのように届いたか、反応をよく見て、対応することが大切です。つまり、コミュニケーションを大切にすることで、近づきやすくなると考えています。 小刻みに一歩を進む
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現在過去未来 《続・気軽にSOS》96
2021年11月5日
【コラム・浅井和幸】かなり前になりますが、知り合いのプロのアナウンサーからこんなことを聞きました。例えば、結婚式の司会をするとします。素人の中にもプロ顔負けのしゃべりのうまい人、進行のうまい人はたくさんいます。ですが、プロと素人との違いは、ミスをしたときやハプニングのときの対応力の違いです。想定外のことが起こって、そこから立て直して進めることができるのは大切なことです。そして、ミスをミスと感じさせないテクニックもプロは持っていたりもします。 この話を思い出したのは、つい最近のことです。どうして思い出したかというと、私は数年前から素人の楽団に参加させてもらっています。マンドリン、ギター、コントラバス、パーカッション、フルートなどの数十人で、演奏を楽しんでいます。そこに、プロの先生が指揮者として、演奏指導として来られています。面白い先生で、ときにはユーモアを交えて分かりやすく指導をしていただいています。おかげで楽しい雰囲気で練習ができ、300人ほどの前で無料コンサートもしています。 ある練習のとき、その先生が話してくれたことが印象に残っています。「皆さんはミスをすると、いかにも自分がミスしましたよと、変なリアクションをしますよね。譜面をのぞき込んだり、まずいと変顔をしたり。ミスをしたところにいつまでも拘っていると、進んでいる曲の今の演奏の部分がおろそかになります」。 「うまい人は、ミスをしても曲が進んでいるのならば、そのミスを引きずらずに次のことを考えます。引きずっている場合じゃないはずなんです。終わったところにかまっていられるほど暇ではなく、次の演奏で考えなければいけないこと、やらなければいけないことがたくさんあるからなんです」 嫌なことを感じるだけの毎日はつらい この話を聞き、私たちの毎日の生活でも同じことが言えると思いました。生活しているうえで、どの部分を考えて行動するのかは、人それぞれの価値観なので唯一の正しいことというものはないと思います。しかし、物事をよりよくしていこうと思うのであれば、ミスをいつまでも味わい続け過ぎてはもったいないでしょう。
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TX延伸論議に見る つくば市の狭い視野 《吾妻カガミ》136
コラム
2022年7月4日
【コラム・坂本栄】茨城県がTX県内延伸の4方向案(茨城空港、水戸市、土浦市、筑波山)を示したことで、その線上・目標に位置する自治体が自分たちの所へと誘致に乗り出し、地元の政治家も加わって騒々しくなっています。しかし筑波山を抱えるつくば市は、TXの終始点であることに満足しているのか、特に動いておりません。 ポイントはどこで常磐線にクロスさせるか 茨城空港、水戸、土浦の各方向誘致については、「TX石岡延伸推進協議会」、「TX水戸・茨城空港延伸促進協議会」、「TX土浦延伸を実現する会」が立ち上がりました。土浦の様子は記事「TX土浦延伸へ決起集会 市民参加で競合2団体に対抗」(6月12日掲載)をご覧ください。 茨城空港、水戸、土浦への延伸ラインはもちろん別々です。しかし、石岡、水戸、土浦の主張は「空港まで延ばせ」と言っている点では共通しています。水戸の場合、まず空港まで延ばし、さらに空港→水戸を要求していますが、石岡と土浦は「うちの市内で常磐線と交差させ、空港まで延ばせ」と言っているからです。 水戸が、空港→水戸は後回しにし、常磐線で交差する駅→水戸駅(TXの一部JR乗り入れ、残りは茨城空港直通)を受け入れれば、ポイントは「どこでJR常磐線にクロスさせるか(つくば駅と空港を直線で結ぶと高浜駅のちょっと北=石岡市内=で交差)」になります。 TX県内延伸=研究学園と茨城空港の連結
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斎藤さだむさんのつくばセンタービル地肌空間など 3年ぶり「写真工房」写真展
つくば
2022年7月3日
つくば市を拠点に活動する写真サークル「写真工房」(太原雍彦会長)の「2022写真工房写真展vol.19+(プラス)」が、同市吾妻のつくば市民ギャラリーで開かれている。 顧問を務める同市在住の写真家、斎藤さだむさん(73)が、つくばセンタービル1階改修工事の過程で露わになった地肌空間を撮影した写真15点を展示するなど、会員ら11人が思い思いのテーマで撮影した写真計約110点が展示されている。新型コロナの影響で3年ぶりの開催となった。 写真工房は、同市主催の写真講座に参加した有志が2002年に結成し、20年になる。会員は約15人で、毎月1回例会を開いているほか、年2回撮影会に出掛けるなどしている。 斎藤さんのつくばセンタービル地肌空間は「史(ふみ)のあかし」と題した作品だ。第3セクター「つくばまちなかデザイン」による改修過程で、骨組みの状態に戻ったつくばセンタービルの、曲線を描く天井のコンクリート地肌や、象形文字が記されているのかと見まごう太い円柱の柱の地肌などを撮影している。「地肌空間を行き来し、40年という時間に思いをはせながら撮影した」という。 写真工房の写真展の様子 会員の藤澤裕子さんは、自宅の庭に咲くヒルザキツキミソウの花や、セミの抜け殻、カブトムシの幼虫などを撮影し、写真を重ねたり、反転させたりした作品10点を展示している。「日常見る庭の植物や昆虫を、非日常的な植物や昆虫として作品化した」。
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ウクライナのニュース 《くずかごの唄》111
コラム
2022年7月3日
【コラム・奥井登美子】 「毎日、ウクライナのニュースを見ていると、僕はどういうわけか、丸木さんがあのニュースを見て何を言われるか、知りたいと痛切に思うようになってしまった」 「ご夫婦で原発の絵を担いで、世界中を行脚して回っていらしたわね。ウクライナはいらしたのかしら?」 「さあわからない…。2人とも、人類の悲劇を実際に見て、絵にしたんだもの、すごい人だよ。昔、位里さんと俊さんが、2人でうちへ来てくれた日のことも、つい、昨日のように思い出してしまう」 土浦市の奥井薬局の2階で、「丸木位里(いり)・俊(とし)展」をやったことがあった。250人もの人が駆けつけてくれて、盛況だった。お2人は我が家に泊まって、おしゃべりして、家のふすまが白いのを見て、刷毛(はけ)と墨汁(ぼくじゅう)を使って、大きな絵を描いてくださった。 生前葬やったの、覚えている?
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臭いやアルコール対策示すも反発の声相次ぐ つくば洞峰公園事業で県の説明会
つくば
2022年7月2日
つくば市二の宮にある茨城県営の都市公園、洞峰公園(約20ヘクタール)で進められるリニューアル計画で、県は2日、同市竹園のつくば国際会議場で説明会を開いた。県と事業者による初の説明会。つくば市から懸念の声が出ていたグランピング施設とバーベキュー(BBQ)施設の臭いやアルコール対策について、県と事業者から対策が示されたが、参加した市民からは「洞峰公園を変える必要はない」など反発の声が相次いだ。つくば市民を中心に約150人が詰めかけ、県の説明に対し、会場からは厳しい反応が相次いだ。 臭いやアルコール対策について、パークPFI事業者「洞峰わくわく創造グループ」代表の長大が計画の一部見直し案を示した。①BBQ施設を当初計画していた冒険広場から、グランピング施設を整備する野球場中央に移す②炭焼きBBQは取り止め、煙が出ないガスグリルに変更する③深夜は管理人がおらず無人になる計画だったが、グランピングエリアの管理棟に24時間、管理人を常駐させる④夜9時以降はサイレントタイムとし騒いでいる人がいたら管理人が対応する⑤グランピング施設の周囲に目隠しとなる木製の柵を設け、景観に配慮する⑥南側駐車場の拡張(127台分)は、駐車台数を減らすことも含め、樹木をなるべく伐採しないよう計画を再検討するーなど。 一方、県は、公園全体が変わってしまうわけではないこと、パークPFI事業によって県が支出している指定管理料を年間6000万円削減でき、年平均8000万円かかる体育館やプールの大規模修繕を計画的に行える見通しが立ことなどを強調した。 収支計画の開示要求に答えず これに対し参加した市民からは、グランピング施設を収益事業の柱と位置付ける計画について、収支計画の開示を要求する意見が複数出された。長大が「民間事業者として、ノウハウも含めて収支計画は出すことができない」と答えると、会場から「これでは市民は計画の妥当性を判断できないではないか」など非難の声が投げかけられた。今回の目的の一つである、老朽化する体育館やプールの改修計画についても、収支計画を公開するよう求める声が出た。これに対し、県が公開時期を明確にできなかったことから、怒声が飛び交った。 絶滅危惧種など希少動植物が生息していることが市民から指摘された問題について県は、市民の意見を踏まえつつ、今後の対応を検討したいと答えるにとどまった。
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