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クラウドファンディングで医療従事者にお弁当を レストラン中台

https://youtu.be/Fw3C1DQ3hpg 【伊藤悦子】29日放映の土浦のインターネットテレビ「Vチャンネルいばらき」第98回NEWSつくばチャンネルは、土浦市桜町のレストラン中台3代目女将、中台理香さんをゲストに招いた。常連客の戸田さつきさんの発案で、クラウドファンディングで支援を募り、牛久市の旬の台所連根屋と共にお弁当を医療従事者に届けている(5月14日付)。新型コロナウイルス感染拡大による飲食店への影響、お弁当を作り、医療従事者に届ける思いなどをインタビューした。

県南名店の味を医療従事者へ クラウドファンディングで届くお弁当

【伊藤悦子】新型コロナウイルスとの戦いの最前線にいる医療従事者に、県南地域を代表する飲食店のお弁当を届けようという取り組みが行われている。レストラン中台(土浦市桜町)、旬の台所連根屋(牛久市神谷)とその常連客が立ち上げた「セーバーイーツ茨城」による活動で、クラウドファンディングで広く支援を募り、両店のお弁当を病院に届け始めた。 土浦、牛久の飲食店が常連客とタッグ 発案者は両店の常連客、戸田さつきさん(41)。新型コロナの影響から、両店とも売り上げが前年比80%減と苦境に立たされていた。「いつも旬の食材を使って、どんな料理でお客様に喜んでもらうかワクワクして考えていたのにむなしくなった」という中台義浩さん(55)の言葉に心を痛めた戸田さんはなんとかしたいと思った。 個人的なテイクアウトを毎食続けるわけにはいかず、「応援したいが食べられない」ジレンマがあった。折から戸田さんが親しむSNSのツイッターには、医療従事者へ応援や感謝の言葉があがる一方、「応援が拍手だけでいいのか?」など議論が交わされているのを目にした。 そこで、医療従事者へ感謝の気持ちを伝えるためお弁当を届ける「セーバーイーツ」を発案。お弁当作りならば、経営難に陥っている飲食店の仕事としてシフトできる。テイクアウトは土日に集中しがちだが、平日のスタッフの仕事もまかなえる。さらに「クラウドファンディングなら、多くの人々が感謝の気持ちを伝えることができるから、みんなが幸せになれるのでは」と考えたという。出資額は、医療従事者1人のお弁当代に相当する1500円からと決めた。 戸田さんとレストラン中台のシェフ中台義治さんは土浦生まれ、連根屋店主佐藤栄次さん(57)は牛久生まれだが、3人は県内の同じ高校出身。地元の味を届けようと、タッグを組んだ。 佐藤さんは、先にラジオで、都内で医療従事者に差し入れする話を聞き、やりたいなと思っているところに戸田さんから声をかけられた。「ふたつ返事でやるやる!」と応じたそう。 レストラン中台の女将(おかみ)、中台理香さんも「話を聞いてすぐにやりたいと思った」と話す。「1500円のお弁当だが、中身は1800円以上のものを使っている。クラウドファンディングでいただくのは材料費だけ。おいしかったと喜んでもらいたいから、儲けはいらないという気持ちだ」という。 目標額は3日で達成も募集継続 パンフレットを作り、サイトを立ち上げ、クラウドファンディングは5月1日にスタート。目標額の50万円はわずか3日で達成した。セーバーイーツのサイトには「頑張ってください」「応援しています」など支援者から医療従事者への感謝のメッセージが並ぶ。なかには「これからのことを考えると、医療の現場を守らないといけない」という10代の若者からの支援もあったという。 メッセージは印刷して、お弁当と一緒に病院に届けている。12日以降、JAとりで総合医療センター(取手市)と筑波大学付属病院(つくば市)にそれぞれ30食、40食を届けた。 佐藤さんは「店は20年近くやっているが、このように弁当の仕事をやるのは初めてに近い。中台さんと協力しあえるのも自分の店だけで全部こなさなきゃいけないわけじゃない、と気持ちの面で助かっている」と語った。 実際にお弁当を食べた医療従事者からは、「ハンバーグがおいしかった」「みなさんの支援がうれしい」「励みになった」という声が寄せられている。 受け入れる医療機関も募集中 目標額50万円には達しているが、31日まで募集している。戸田さんは「予算やお届け距離の都合もあるため、すべてに応じられないかもしれないが、新型コロナウイルス感染者が入院している、いないにかかわらずたくさんのに医療従事者に届けたい」とし、「もしお弁当を受け入れたい医療機関あれば、連絡してほしい」と話す。 クラウドファンディングは出資額に応じて、お弁当を届けられる人数が異なる。クラウドファンディングのリターンは、イラストレーター・画家の長友心平さん描き下ろしポストカード、ロゴ反射缶バッジ(直径40ミリ)が用意されている。 ➡コロナと戦う医療従事者に地元の美味を届けて、みんなを守りたい!セーバーイーツ茨城のサイトはこちら

【どう考える?免許返納】6 ツイッターで意見交換㊦

【戸田さつき】免許返納をテーマに、特集を組んできたNEWSつくばは、ツイッターでアンケートを実施した。 2回目のアンケートのタイトルは、免許返納後の交通手段。返納後はバス、電車など公共交通機関を使用するが39%、タクシーが23%、家族のサポートが23%、その他15%となった。3回目のアンケートでは、2回目を踏まえ、公共交通機関への満足度を取り上げた。 アンケートの回答を「満足」「不満足」「廃線している」「わからない」の4択としたうち、「満足」と答えたのは12%にとどまる。 つまり、前回のまとめにあった「免許返納しやすい街づくり」として、このエリアは不十分であるということが浮き彫りになった。 これまでの記事で紹介した、バスや電車を利用しているNEWSつくばの橋立記者やM Nathalie / えむなたさんは、バスがあるエリアに転居している。 ツイッターで寄せられた意見をここに紹介する。免許返納率の向上のために、公共交通網を使用したくなる施策が必要なのではという意見だ。本人の希望により、ツイッターアカウントを匿名とする。 ・「バスを使う方が得だ」と思わせるようなインセンティブの効いた施策を考えた方がいいのではないかと思う。 例えば、駐車場が無料でバスが有料だったら、どっちを使うと思いますか?とか。 「バスの本数が少ないからバスを使わない」というのは体のいい言い訳な気がする。※意見には個人差があります。(本文まま) ・イーアスで聞いてごらんよ。「交通手段は何で来ましたか?」って。圧倒的に車でしょう。 ・そもそも、バスセンターの目の前にある百貨店が潰れ、ショッピングモール内の店舗が次々と撤退している。 百貨店だった部分を市が買収しようとしたら「立体駐車場の区画が狭いから使わない」という声があがり、市は「立体駐車場は改良工事をします!」とアピール。 なんだろう、このコレジャナイ感。 買い物にしても、公共施設にしても、公共交通機関を使う視点が欠けている。ないわけではないが、亜流扱い。 事実、警察署はまもなく車でしか行けないような場所に移転される。 免許返納するために車で行くなんてシュールだ。(※警察署はバス路線がある場所にあると、のちに訂正) ショッピングモールとの連携により免許返納率の向上も見込めそうという意見もある。 また、なぜこのエリアがマイカー依存になってしまったのか、その背景に迫ったほうがいいので は? と言及するのはNAKAJIさん。 マイカーのような「便利」を基準としての「不便」だと、行動の自由度の低い公共交通はどうやったって「不便」です。「便利」「不便」という軸では無く、「生活のために必要な最低限の水準はどこか」という観点からでないと、要求要望は際限なくなってしまうように思います。 — NAKAJI (@NKJ_K) August 30, 2019 まぁそうなのですが、そこに至った過程の違いにも目を向ける必要があると思います。 集落のように元々居住されていた地域から施設やバスが無くなりマイカー依存になった場合と、マイカー利用を前提に自分で郊外に住まうことを選択したという場合を同じ者として捉えてよいのかな?とは思います。 — NAKAJI (@NKJ_K) August 30, 2019 背景が異なれば、ニーズも異なってくる。とはいえ、いずれにも施策は必要だ。市民が自ら公共交通機関を利用したくなる環境作りは必須と考えられる。前回紹介したTakashi IRINATSUさんが提言した「市民の明日が見えるまち」にするには、市民自らが声を高らかに挙げ、街を変えていく意識が必要になのだろう。 次回からは、免許返納を取り巻く現状の課題をテーマに第2部へ突入する。 ➡【どう考える?免許返納】の過去記事はこちら

【どう考える?免許返納】5 ツイッターで意見交換㊤

【戸田さつき】令和初の「敬老の日」を前に12日から、NEWSつくばは「免許返納」をテーマに特集を始めた。 読者の意見を直接聞こうと8月、ツイッターでアンケートを3回実施し意見を募った。 1回目は「免許返納に賛成か反対か」、2回目は「代用する交通手段」、最後に2回目の結果を踏まえ「公共交通機関に対して」聞いた。 「免許返納に賛成か反対か」は70%が賛成。反対が4%、どちらでもないが26パーセント。反対が4%しかないのは、事故報道の影響か、それともツイッターのアンケートに答えた人の属性の特徴なのか。NEWSつくばのツイッターのフォロワーは、読者分析から79%が男性だが、年齢層は不詳である。最近では、シニア層にもスマートフォンが普及され始め、SNSは若者の特権とは言いきれないが、シニアの子ども世代の意見が反映されているのかもしれない。今回は、免許返納に賛成するM Nathalie / えむなたさん、Takashi IRINATSUさんから寄せられた意見を紹介する。   (シニアにおける体験談、とは少し違うかもしれないけれど) 私自身が敢えてこの茨城でペーパー状態で生活し、いつか返納を考えています。 公共交通機関をいかに活用できるか……ですね。あとは車を持つ非シニア家族の協力かな。 — M Nathalie / えむなた (@mnathalie1972) August 14, 2019 私の場合は世帯で車二台だったのを一台に減らしたので 休日は家人の車で買い出しに行ったり、住む場所をスーパー等の近くにしたりしています。 ひとりで出掛ける時はバスと電車を活用しています。 ペーパー歴は数年位でしょうか。家人を隣に乗せての運転は可能です。 不便はありますが許容範囲です。 — M Nathalie / えむなた (@mnathalie1972) August 21, 2019 (お返事遅れました<(_ _)>) 車があれば、確かに色々な場所へ行けますが、交通事故の加害者になる可能性も高いですよね。 現に私自身、不本意ながら、自転車高校生相手に10対0にさせられましたし。 少なくとも徒歩なら、加害者になることがない。これ、とてもとても気楽なんですよね。 —...

【どう考える?免許返納】3 同乗させない、遠方に行かない…土浦の母がルール作り

【戸田さつき】今年4月、東京・東池袋で起きた高齢者の多重衝突事故から、「高齢者は運転免許返納を」と機運が一気に高まった。車社会であるつくば、土浦エリアの住民にとって、代替の公共交通や支援など問題は山積している。 シニア世代を親に持つ子ども世代の私(40)は、不安に駆られ「家族への説得」を試みた。その中で、私の母(76)が取り組んできた「運転のルールづくりと暮らし方」を事例として紹介したい。 母は土浦市で1人暮らし。最寄りのバス停は約2キロ先で、たどり着くまで長い坂道がある。スーパーやドラッグストアがあるのはバス路線がない場所で3キロ先である。公共交通機関を活用して生活必需品の買い出しは難しい。 こうした環境の中で母の免許返納は可能なのだろうか?と思いながらも、池袋の事故後、母に免許返納の話を持ち掛けた。 まず母から、家族同士の確執が話題に上った。母の友人らは、子供たちから免許返納を迫られるも、代わりの交通手段がなく、けんかになってしまうのだという。母の友人には免許返納を決意した友人もいたが「タクシー代分の生活費を援助する」と言われたケースだったという。結局は子供のサポートや財力が鍵という話の流れになり、娘の私は言葉に詰まる。 私は、12キロ離れた阿見町に住んでいる。母も私も引っ越しは難しい。仕事があるから週に1度、会いに行くのが限界である。日々、母の足代わりになることはできない。 そこで免許返納に向けて少しずつ暮らし方を考えてみてはどうかと母に提案した。今すぐ免許返納はできなくても、周囲の人を巻き込まない工夫はできる。 理由を説明し周囲も理解 しばらくして、母から返ってきた答えの一つが「自分以外を同乗させない」だ。これまでは友人や姉妹たちを車に同乗させて、買い物や食事に行っていた。周囲からも頼りにされていたのだろう。しかし、事故のニュースを受けて、もし運転トラブルを起こしてしまったとき、巻き込んではいけないと思うようになったという。周囲に誤解を招かないように母は、友人らの家族と一緒に、もう車に乗せてあげられない理由を説明する機会を設けた。同乗すれば、おしゃべりに花が咲くが、一人なら運転に集中できるメリットもある。安全運転のためでもあると周囲は理解してくれた。 もう一つ、母が考えたルールが、遠方や初めて行く場所は自分の運転では行かないというもの。これまでは運転が趣味と言わんばかりに30キロ以上離れた野菜直売所まで買い物に行っていた。今は、片道10キロまでにおさめている。どうしてもそれより遠い場所に行きたいときは、事前に娘である私に相談すると母は決めたそうだ。最近、「連れてってほしい」という私へのリクエストが増えている。疲れている時間帯は運転をしないというルールも母はつくった。午前中のうちに用事を済ませ、午後は疲れを癒すようにしている。 母と話してみて、運転の不安を抱えているのは、運転する本人であることに気づいた。「免許返納を」と頭ごなしに説得しようとしていたことが申し訳なく思えた。 母にとって、マイカーを失う不安は生活の糧を失う不安と同意義であった。どうやったら運転の頻度や距離を段階的に縮めていくかを一緒に考えて行くことが、高齢者にとって必要なことなのではなかろうか。しばらくは車に運転補助のパーツを取り付け、母の主治医に健康相談したり意見を聞きながら、母のマイカーライフを見守りたい。 ➡【どう考える?免許返納】の過去記事はこちら

オリジナルパン商品化へ 子どもたちが挑戦 つくばの英語学童保育

【戸田さつき】つくば市桜の英語学童保育キッズクリエーションつくば(宮嶋さやか代表)で、小学1年生から6年生までの子どもたち22人がオリジナルパンの商品化に向けて取り組んでいる。近隣にオープンしたパン屋「ぷーぱん」などと協働し、8月28日の発売を目指している。 「売れるパンを作ろう」をテーマに、週に1度の「探求プログラム」で取り組んでいる。「この企画の特徴は、実際に商品化し、販売まで子どもたちが携わるところ」と同代表。「ぷーぱん」のほかファイナンシャルプランナーからも、原価計算、レシピや製造工程、販売戦略、味の種類展開などを具体的なアドバイスをもらっている。 同スクールは昨年、園庭にツリーハウスをつくるプログラムの中で小学生のクラウドファンディングを実施。目標額を達成し、余剰となった支援を、昨年9月に起きた北海道胆振(いぶり)東部地震の寄付金に充てた。「自分の力では何もできないけれど、発信し、仲間をつくることで解決できることもあると学んだようです」と同代表。 パン作りでは、新たな1年生を交えて4月から週に1度会議を開き、意見を出し合ってきた。子どもたちが飽きないよう、意見を出しやすいように工夫、まずは絵を描いて意見を出し合った。「ハサミの形のパン」「納豆のパン」と固定概念にとらわれない自由な意見が出る一方で、「売れるパンは食べやすいパン。リピーターができるパン」「プレスリリースはいつにするか」などと、昨年の経験が生きた場面もあった。 実体験を通した意見も出た。3人家族の児童は、食パンを買っても余らせてしまうと言う。売れる食べ物は健康志向だと分析した声も。食パンの耳が苦手と誰かがいうと、同調する子どもが多く見られた。 商品名は「こども食パン」に決定。豆腐を生地に練りこみ、通常の食パンより小さな型で焼き上げる。耳がしっとり柔らかい仕上がりだ。9回目の現在は販売価格を決めている。さらに「ぷーぱん」のアドバイスを受け、味付けについて話し合いを重ねていく。製造・販売は「ぷーぱん」で行う予定。 ◆問い合わせはキッズクリエーションつくば(電話029-869-5830)

エコバッグのような持ち運べる花器を開発 つくばの花屋店主

【戸田さつき】つくば市梅園のフラワーギフト通販店、アクア・ブルーム店主の大澤眞理さん(54)が、持ち運べて、飾れて、つるせて、たためる、エコバッグのような花器「アクア・ブルームバッグ(AquaBloomBag)」を開発した。大きさは幅14センチ(上部)、高さ19センチで、ビニール製の袋にバッグのような持ち手が付いている。 花をもらっても自宅で生ける花瓶がない、花瓶を置くところもない、上手に生ける自信もない―。それらの不便を解決することが、生花を身近に置いてもらえる近道ではないかと考えた。 着想のきっかけは、昨年、市内で開催された花業者が集ったイベント「つくばフラワーマーケット」。出店した大澤さんは、石岡市のバラ生産者から直接買い付けた種類豊富なバラを、来場者が自由に選んで買う「ビュッフェスタイル」で提供したいと考えた。花を入れる容器として、軽くて鮮度を保って持ち帰れるバッグを開発した。すると、会場内にはそのバッグを持って買い物を楽しむ人たちの姿があふれ、用意した150個は完売した。 その後、このイベントでバッグを買った人が来店し、「バッグにそのまま花をさしてほしい」とリクエストされた。このまま持って帰れば生け直すこともなくて便利で重宝していると話してくれた。コンサートで来場者に配る花にしたい、壁につるせる特性を生かしてブライダルの壁面装飾に使いたい―。次々と要望が舞い込んだ。 しかし、改善しなければならない点もあった。まずは形。花を入れ過ぎると、重さでひっくり返ってしまう。次にデザイン。今は印刷したシールで対応しているが、デザイン性では劣る。工場で量産したい。資金をかけてまでやる意味があるのだろうか。悩みを友人たちに相談すると「応援するから、とことんやってみなよ」。 弁理士に相談し意匠権の申請をした。海外の生産工場との打ち合わせも四苦八苦。最難関にもぶつかった。量産するとして、どうやって販売していくか分からなかった。自分の店だけでは到底1万枚も販売しきれない。 自分の力でできるのは何だろうかと探していたところ、クラウドファンディングサイトでは資金調達だけではなく、予約販売の側面でメーカーが活用しているのを知った。同サイトで27日から予約販売を開始したばかり。 市場縮小 「生花を飾るきっかけに」 大澤さんが花の魅力を知ったのはカナダ留学中。語学習得のために、カナダ人が通うフラワースクールに入った。もともと雑貨の開発やバイヤーへの転職の一歩として留学した。帰国後、花をもっと深く学びたいと東京・白金の生花販売会社に入社。ホテルの装飾やブライダルの提案など幅広く手がけた。 その後独立し今の場所に店を構えた。「みずみずしい花を楽しんでほしい」という思いで「アクアブルーム」と名付けて15年。 昨今では、アートフラワー、プリザーブドフラワーが台頭し、生花の市場は縮小しているという。花を購入する機会は、母の日や結婚式、卒業式のような行事のみで、日頃、花を飾る習慣は遠のいている。 大澤さんは「このバッグをきっかけに、生花を飾ってほしい。四季を感じ、枯れゆく姿もまた生きているまぶしさとして愛おしく思えるはず」と話す。 さらに「正直、50代になってこういう思い切った挑戦をするとは思わなかった。この勇気もいつも応援してくれる仲間のおかげ。みんなの応援に応えられるように、これからの人生にも花を咲かせられるように精一杯頑張りたい」と続けた。 ◆アクア・ブルームバッグは27日(月)から発売が開始されている。 価格は280円(消費税別)。事前予約販売ページはhttps://www.makuake.com/project/aqua_bloom_bag/ ◆アクアブルームは、つくば市梅園2丁目8-14、電話029-863-6222。

ジャグリング 男子ビギナー部門で2位に 筑波学院大 草地万里さん

【戸田さつき】筑波学院大学(つくば市)の草地万里(ばんり)さん(20歳)が、今年1月、静岡県で開催された「静岡ディアボロコンテスト2019」で、男子ビギナー部門2位、男子テクニカル部門16位に入賞した。昨年のビギナー12位からの大躍進だ。 ディアボロとはジャグリングの一種で、おわんを二つつなげたような形のコマ。それを2本のひもの上で回転させる。ジャグリングというと大道芸の印象が強いが、昨今は人に見せる演技ではなく、スポーツ競技としての側面が注目されているという。 日立市生まれ。現在、同大経営情報学部ビジネスデザイン学科3年。メディア方面への進路を希望し、デザインが学べる同大に入学した。 ジャグリングとの出合いは高校時代。地元で開催された「ひたち国際大道芸」でパフォーマンスを見た。興味を持ったものの、その時は自分がやるとは思わなかったという。 入学してから、ジャグリングサークル「Farce(ファルス)」を知り、道具に触れて「やってみたい」という気持ちが高まった。高校時代に創作ダンス部にいたのも手伝って、最初は難なくステップアップ。しかし、覚えていく技の難易度が上がると挫折を味わった。 そこで、他の大学とのジャグリングサークル交流会や関東一円で開かれるディアボロ交流会に参加。他校の学生の積極的な姿勢に圧倒されたが、世界で活躍する選手の存在も知り「もっと上手くなりたい」と強く思うようになった。 練習はサークル活動の他に、自主的に公園などでも行っている。さらに体を回転させる動作を自宅で練習している。ディアボロは体を回転させる動きが多いため、体作りにも余念が無い。練習風景をスマートフォンで撮影し、形をチェックする。その努力を周囲も認め、コンテストで上位入賞した際は「できると思っていた」と声を掛けられたほど。 目標とするのは、昨年の第5回関東学生ジャグリング大会男子個人部門2位に輝いた菅野晟永選手。オリジナルの技で演技する選手として知られる。ディアボロには基本的な技と、基本から派生した技、完全にオリジナルの技があるが、今後はオリジナルを開発していきたいと話す。 高難度の技を習得し、ノーミス、ノードロップ(落とさない)で演技を終えた瞬間の達成感こそが喜びと話す。ディアボロを始めて3年目。来年のコンテストではビギナーではエントリーできない。世界チャンピオンや活躍する選手がひしめく「魔境」と呼ばれるテクニカル部門での上位入賞を目指し、今日も練習に励む。 技を披露する草地さん ➡筑波学院大学の過去記事はこちら

【人が想い 街を育てる】2 美味しいカレーを土浦に足運ぶきっかけにしたい レストラン中台 中台義浩シェフ

【戸田さつき】土浦に移住を提案するイベント「意外と近い!?つちうら―土浦市移住フェア」が10日、東京都千代田区有楽町の東京交通会館で開催される。土浦カレーフェスティバルで6年連続優勝を果たし殿堂入りしたことで知られる「レストラン中台」(同市桜町)が同イベントに出店し、土浦ブランドの飯村牛を使った「幻の飯村牛ビーフシチューカレー」と、カレーに合わせて作った「土浦レンコン福神漬」を販売し土浦をPRする。オーナーシェフの中台義浩さんに、カレーと土浦への思いを聞いた。 ―レトルトカレーを独自に開発し移住フェアで販売すると聞きます。こだわりポイントは何ですか。 お店の味を皆様の自宅で再現することです。80年引き継いできたデミグラスソースのコクの深さをレトルトで表現するのは大変難しく、試作を何度も何度も繰り返しました。土浦の銘柄牛である飯村牛は「幻の飯村牛」と言われるくらい流通量が少ない。店で出しているようにゴロっとした塊を入れるために調達するのも苦労しました。 ―なぜレトルトを作ったのですか。 レトルト化は土浦カレーフェスティバルで優勝して以来の夢でした。都内での修行を終えて妻と一緒に帰郷した時、自分たちが若いころの土浦と変わっていて、寂しくなりました。同フェスでは、他の地域からも土浦に足を運んでもらえるきっかけになればという一心で美味しいカレー作りに取り組みました。専門的な知識を知りたくてカレー大学に通ったこともあります。 その結果、同フェスで6冠をいただけるようになりました。 そのタイミングで、開店80周年が近づいてきて。全国に味を届けて、さらに土浦への関心を高められたらと思いました。奄美大島出身の妻の家族にもやっと食べてもらえてうれしかったですね。ああ、これがレトルトだからできることなんだなって。 ―個人店が レトルトを作るのは珍しいと聞きます。 通常は個人店でレトルトカレーを作るのはハードルが高いものです。そんな時に知人からクラウドファンディング(資金調達)について教えてもらいました。販路の拡大や告知にもなるだろうと思い、挑戦しました。ちょうどこのころ、高安関が大関になるかどうかという時期で、高安関が来店した店としてテレビに取材をしていただきました。おかげさまで視聴した方がご来店くださいました。クラウドファンディングの告知活動は十分にできませんでしたが、ふたを開けてみたら、あっという間に目標額の300%を達成。お客様や友人、家族、関係業者の皆さんに支えられているのを改めて実感しました。 ―今後の展開をどう考えてますか。 ―今回、カレーに合わせてレンコンを使った福神漬けを発売します。今後もセットで販売できるものを作っていきたいなと思っています。新作も予定しています。 ―移住フェアの来場者に伝えたいことは何ですか。 私が生まれ育った土浦は、高校も多く、子供を育てやすいと思います。妻は休みのたびに上京してしまうほど交通の便がいいです。全国的に有名な土浦花火競技大会も土浦市民にとってはDNAに組み込まれているかのように愛着があります。愛すべきものがたくさんある土地だからこそ、移住にふさわしいのではないでしょうか? 当日はレンコンの無料配布や特産品がある抽選会もあり、楽しいイベントです。皆様のご来場をお待ちしております。 ◆ 土浦市移住フェア会場では、カレーのほかに「つちうらブランド」として認定された「つちうらネル」(ニコニコ珈琲)、「わかさぎのコンフィ」「わかさぎのエスカベッシュ」(いずれも小松屋食品)も出店・販売される。 日時は10日(日)正午~午後3時、場所は東京都千代田有楽町、JR有楽町駅前、東京交通会館1階ピロティ。詳細は同市ホームページ ◆レストラン中台は電話029-822-1068 ➡「人が想い 街を育てる」第1回はこちら

【卒業制作展’18】「パンの街つくば」を広告

つくばセンター地区のイベントロゴや、MOG(モグ)1階で展示の大型タペストリー。市民はすでに彼女の作品を見たことがあるかもしれない。筑波学院大学卒業制作で佐藤智美さん(22)は、つくば市内のパン店を取材しブランド化計画を立てた。作品への思い、大学4年間の思いを聞いた。 筑波学院大学経営情報学部 経営情報学科メディアデザインコース 佐藤智美さん(22) ―どんな作品を制作しましたか。 「パンの街つくば」を題材にしたパンの店の認知度向上のための広告施策です。専攻がデザインなので、つくばのパン屋を紹介する無料配布用リーフレット「パンの街つくば紹介マップ」を制作しました。先生から「何でつくばってパンの街って言われているか知ってる?」と聞かれたことがきっかけでした。つくばで生まれ育ったのに、私も知らなかったので…。 このリーフレットを手にした人から「この店に行きたい」と思ってもらえるのが目標。A4両面のスペースの中で魅力が存分に伝わるように、1店舗の枠を大きくしました。そのためにつくばの数ある店舗の中から5店舗に絞りました。 その条件はつくばセンターからバスや徒歩で行けるエリアであること、つくば発祥であること、つくばに来ないと食べられないこと。 分かりやすさ、伝わりやすさを大切に「パンの街つくば」のキャラクターをデザインし盛り込みました。つくばのパンが好きな市民の中でも女性がターゲットですが、男性も抵抗なく手に取りやすいシンプルさと、可愛らしさのバランスにこだわりました。マップを手にした人がパンを公園で食べるシーンを想定し、各店舗の近くの公園やお散歩スポットもマップに盛り込んだのも特徴です。 ―エピソードは? 制作にあたり一番困ったことは、店舗の取材。初めてのことで取材申し込みの時点でとても緊張しました。1店舗目のオーナーさんからは上手く話を引き出すことができませんでした。2店目からは、事前に質問事項を設けるなど工夫をしました。ゼミの高嶋啓先生からは「取材する対象の店は事前調査をする」「作品集を持参するといい」と、デザインのことだけでなく、実践的スキルの面も指導してもらいました。 ―4年間の学生生活を振り返っていかがですか。 筑波学院大学との出合いは中学生のころ。イラストが好きで友人と出かけたイベントにブースが出ていました。オープンキャンパスで先輩が自主制作したモーションキャプチャ(現実の動きをデジタルデータ化すること)の映像を見て、ここでならデザインに携わる仕事のための勉強ができると思い、志望しました。 人見知りでどちらかといえばネガティブなところがあった私ですが、つくば都市交通センターの「空間デザインコンペティション」に参加し、コンペで発表し優秀賞をいただいた経験から自信を持てるようになりました。この卒業作品を制作している時、姉からは「引っ込み思案なあなたが取材をするなんて信じられない」と言われたほど。自分では気がつきませんでしたが、振り返って見ると成長できているのかな?と思います。 ―後輩へのメッセージはありますか。 履修内容が多彩なので「これがやりたい」という明確な目標がある人は特にお薦め。教員と学生の距離が近く、分からないことはなんでも質問できる環境があります。 企業から大学にきた依頼などもチャレンジさせてもらいました。頑張れば頑張るほど、活動の幅も広がり、力をつけていけます。ウェブデザイン会社でのインターンシップもいい経験になりました。デザインの仕事をしたい方にはお薦めです。 (聞き手・戸田さつき) ➡筑波学院大学の関連記事はこちら

【人が想い 街を育てる】1 つくばワイン育てる土壌つくりたい 地酒専門店スドウ酒店 須藤利明社長

【戸田さつき】つくば市内で栽培されたブドウを使った2018年産の「つくばワイン」が今月18日、市内の地酒専門店スドウ酒店など3店で発売された。同市栗原にあるブドウ畑「つくばヴィンヤード」(高橋学代表)の「プティ・マンサン」「Kurihara(クリハラ、赤)」「Kurihara(白)」の3種だ。 高橋代表は14年からワイン作りを目指してブドウ栽培を開始している。現在は県内の醸造所に依頼してワイン造りをしているが、17年、同市がつくばワイン・フルーツ酒特区に認定されたことを受け、ワイナリー(醸造所)開設を目指している。 こうしたつくばでつくられたワインを「つくばワイン」として普及させたいと、市内の地酒専門店スドウ酒店の須藤利明社長が、販売流通システムの構築と認知度向上に取り組んでいる。須藤社長に話を聞いた。 -つくばワインにおける社長の役割は何ですか? 現在、高橋代表のヴィンヤード(ワイン用のブドウ畑)は免許の都合上、自分たちで販売することができません。そこで当店で酒類の卸免許を取得し、代理で卸を行えるようにしました。他に広告やパンフレットを作成し、認知度向上の取り組みをしています。 -つくばワインにはどんな特徴がありますか? ワインは土地の気候や土壌を表現できます。高橋代表は産業技術総合研究所出身の研究者でつくばの土壌を研究してきました。その結果、国内でも栽培例の少ない品種「プティマンサン」の栽培を成功させました。いかにも「つくばらしい」と思います。今回発売されたワインは、さわやかな酸味と甘みのバランスがよく仕上がっています。高橋代表は一般的なテーブルワインをテーマにしていることもあり、手に取りやすい価格帯なのも喜ばれています。 また商業的に見ると、ワインはイベントに取り入れやすいのが特徴です。今、私の店では市内の日本酒の蔵を巡る酒蔵巡りツアーを開催していますが大変好評です。ヴィンヤードが今後ワイナリーになって、ワイン畑の見学ツアーやバーベキュー等の企画をすれば観光資源になるのではないかと考えています。特につくばは都心からのアクセスも良いので、魅力あるPRチャンスにもなるはず。 -他にどのような観光ができますか? お酒は宿泊施設との企画もしやすく滞在時間が伸びることで経済効果への波及も期待できます。 -酒販売店の目から見てつくばワインの評判は? とても好調。というのも、つくば市は商圏が広くこだわりがある商品を求める層が厚い。つくばヴィンヤードは昨年からワインの販売が始まり、今年で2年目。問い合わせも多いです。 -今後の展開は? 当店だけでなく、今後はつくば市内で手に取りやすいようにしたいと思います。昨年秋は、つくば市商工会観光部会の皆さんをヴィンヤードへ案内しました。すでに取引したいと言ってくれているお店もあるんですよ。 -一方で隣の牛久市では牛久シャトーの醸造所とレストランが閉鎖してしまいました。 日本最古のワイナリーが閉鎖と聞いて残念です。ワインを市民が手にし、飲みやすい仕組みを作る必要性を強く感じました。 -つくばワインは須藤社長にとって何ですか? ズバリ夢ですね。つくばでワインを作って、ビジネスとして成り立つよう酒屋として売りやすい体制を整えてあげたい。そういうことがワイナリーを目指す人が増えていく基盤になっていくはず。そして、ワイナリーが増え、ワインを求めにつくばを訪れる人が増え、市民が誇れるような名物になるまで育てていきたいと思っています。 ◆つくばヴィンヤードの18年産の販売量は「プティ・マンサン」422本、「Kurihara(赤)」975本、「Kurihara(白)」163本。3種いずれも720mlで1900円(税別)。市内には筑波山麓の同市沼田に「ビーズニーズヴィンヤーズ」(今村ことよ代表)もあり、18年産が近日中に入荷する予定。 ◆現在の取り扱い店 地酒専門店 スドウ酒店 つくば市谷田部2985-2 電話029-836-0079 地酒本舗美酒堂 研究学園店 つくば市研究学園4-2-9 電話029-875-8479 地酒本舗美酒堂 イーアスつくば店 つくば市研究学園5-19 イーアスつくば 1階 電話029-893-2479

ライター紹介

編集部・ライター NEWSつくばのライターは以下の通りです。 鈴木宏子 元常陽新聞記者 3年半で2回、勤めていた常陽新聞の休刊を経験しました。理不尽としか言いようがない体験でした。不運にもめげす、元同僚たちと新しい地域メディアを立ち上げました。常陽新聞は大切な地域資源の一つなのに、経営上の判断だけでなくなってしまうのは悔しい、他のやり方はなかったのかを探りたかったからです。 折しも米国では、IT技術の進展や格差拡大を背景に地方紙が次々と廃刊に見舞われる中、元記者らが調査報道機関を立ち上げるなど新しい時代を切り開いていました。日本国内でも各地で新しいウェブメディアが次々と誕生しています。 スタートとして私たちは、わずかな資金ででき、たくさんの人に読んでもらえるウェブメディアを立ち上げました。ボランティアで取材し、地域で何が起きているのかを拾い上げ、発信していきます。高齢化、人口減少、格差拡大など地域はさまざまな問題にあふれています。地域の課題について皆で議論し解決方法を考える場となり、人と人が結びつき力を合わせて新しい何かを生み出す場となって、地域メディアに何ができるか、可能性を探りたいと思います。 将来は市民記者を育成し、たくさんの市民が自ら発信する場となることを願っています。日刊紙の発行は無理でも、月1回や週1回、地区ごとに地域の課題と向き合う新聞を発行したり、政治家や市民が顔を合わせて議論し新しい政策を生み出す政治カフェをつくったり、70年の歴史がある常陽新聞のアーカイブをつくろうという構想もあります。焦らず一歩一歩積み上げていきます。 NEWSつくばの創設にあたって、元同僚たちとは、休刊直後の今年4月から毎週1回、勉強会や準備を重ねてきました。筑波学院大学の支援ほか、多くの元読者の方々の励ましがありました。支援を約束してくださった実業家の方もおりました。感謝に堪えません。 【すずき・ひろこ】1963年生まれ。水戸市出身。常陽新聞記者としてごみ焼却場のダイオキシン問題、東海村JCO臨界事故の周辺住民の中性子被ばく問題、つくば市の回らない風車問題などを取材。2013年8月と17年3月の常陽新聞休刊を経験した。 ➡鈴木宏子記者の過去記事はこちら 橋立多美 元常陽新聞記者  美しく凛とした言葉を紡いだ詩人・茨木のり子(1926-2006)が好きだ。中でも「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」と綴った『自分の感受性くらい』に背中をどやされた気がした。縁あって元常陽新聞を経てNEWSつくばに在籍しているが、メディアの片隅にいる者として地域住民が共感してくれる社会の壁を提示できるか、に思い悩む。壁を明らかにするのは自分の感性のみで教科書もノウハウもない。ただ『自分の感受性くらい』が元気づけてくれる。また地域住民の生活を潤し、「心の杖」となる記事を発信していきたいと思う。 ➡橋立多美記者の過去記事はこちら 田中めぐみ あてどない散歩が心地よく野菜の直売所めぐりも楽しい、そんな茨城が大好きです。好きなことは料理、ヨガ、古典を読むこと、デジタルイラストを描くこと。スキューバダイビングのライセンスを持っていて時々潜りに行きます。地方行政、教育、医療、労働問題などに興味があります。 ➡田中めぐみ記者の過去記事はこちら       榎田智司 1956年生まれ。東京都立北野高校、駒澤大学経営学部経営学科卒。筑波山麓(つくば市臼井)に生まれ、3歳で上京。杉並区を経て、足立区、北区と移り、小学校から大学にかけては北区王子で育ちました。同級生は北区と板橋区です。東京育ちといいながら、田舎の家もありましたので、行ったり来たりしています。同時代の東京と田舎を見てきたハイブリッドなのです。24歳で生家(つくば)に戻り、筑波アイ・シーを経て、新治村商工会(現土浦市新治商工会)へ37年間、つくば市商工会で2年間。地域に埋没してきました。仕事外は、フォーク、ロックを中心にバンド歴も53年。たくさんの楽器をこなし、オリジナル作品も作ります。1982年には、つくばを中心としたSFファンの集まり「SFステーションつくば」を結成、今も続いています。活字は、社内報、同人誌、メルマガ、SNSとあらゆる時代に関わりました。特に、筑波山麓情報誌「すそみろく」に10年近く参加しています。質はともかく書いて書いて書きまくります。 ➡榎田智司記者の過去記事はこちら 戸田さつき 元常陽新聞記者 茨城県土浦市生まれ。東洋大学経営学部卒業。民間研究所、製薬会社などで品質試験に従事。常陽新聞記者、広告代理店広告サイト管理を経て犬用具製造販売で起業。プライベートではペット地域サイト「てくてくつくば」を運営(今は活動停止中)。39歳、夫と犬2匹と暮らす。2017年第3回全国創業スクール選手権ベスト8。第1回とりでビジネスプランコンテスト最優秀賞。 ➡戸田さつき記者の過去記事はこちら 崎山勝功 元常陽新聞記者 18歳の頃に流通経済大学進学のため単身で茨城県龍ケ崎市に来て以来、20年以上に渡って同市在住。30歳で常陽新聞記者職に就いて以来、「市民の声、市民の目線」を大切に県南地域を中心に記事を書いてきた。 常陽新聞新社時代は連載企画「おれたち働きたいんだ ルポ・年越し派遣村」や布川事件再審をはじめ、選挙や市政などを担当。 常陽新聞(株)では「ご当地メシ決定戦2014」に出場した龍ケ崎コロッケの全国優勝や、土浦市の心臓病男児への心臓移植募金活動を取材したほか、警察、裁判所、スポーツなど幅広く担当。 【さきやま・かつのり】1976年岩手県宮古市生まれ。岩手県立宮古高校、流通経済大学卒業後、広告代理店社員、無料情報誌編集部員などを経て、2007年常陽新聞新社(当時)に契約社員として入社。08年報道部記者として正社員登用。13年常陽新聞株式会社の創立に参加し、17年3月まで編集制作局記者として活躍。現在は「週刊金曜日」「よみうりMOVEダイジェスト」などに寄稿。 ➡崎山勝功記者の過去記事はこちら 伊達康 中学軟式野球部出身で学生野球は大学まで経験。社会人軟式野球を引退後はプレーする側から見る側へ転身し、精力的に球場へ足を運んでいる。好きなカテゴリーは高校野球と中学野球。雑誌「野球太郎」や高校野球ドットコムなどに寄稿している。 ➡伊達康記者の過去記事はこちら 伊藤悦子 神戸市生まれ、東京育ち。麻布大学獣医学部環境畜産学科(現:動物応用科学科)卒。縁あって都内から茨城県土浦市に茶トラ猫と共に引っ越してきました。たくさんの人に出会い、そして「読んでよかった」と心に残る記事を書いていきたいと思っています。 音楽が大好きで土浦・つくば・守谷周辺と都内でバンド活動をしています。担当はキーボード。普段はペットのことを中心に執筆するライターです。俳人「水田悦子」としても活動中。食べることと飲むことと散歩が趣味。 ➡伊藤悦子記者の過去記事はこちら 鈴木萬里子 元常陽新聞記者 常陽新聞では主に文化面を担当していました。各ギャラリーでの展覧会や音楽会は私にとって趣味の範ちゅうである上に、重圧はあるものの取材する特典まで与えられた至福の時間でもありました。新聞が休刊した後に訪れたそれらの催事は、取材から解放されこそすれ物足りなさも感じていました。今回NEWSつくばの発足に加わり、私の興味ある分野を再び取材できる!と今は少々興奮気味でいます。 私は子どもの頃からの活字オタクで目の病気をするまで年間300冊は本を読んでいましたし、今でも活字を読まないと落ち着きません。なのに息子は活字を読んだのは受験の時だけ、二児の父親となった今でも本は読まず新聞購読もしていません。情報は全てネットから得ているようです。これが息子を含め今の若い人の平均的な姿なのだと思います。情報発信の媒体は紙からネットに変わるのも時代のすう勢なのだと感じています。ページをめくる楽しさは手軽に読める電子媒体に替わったけれど、情報を発信する側の熱意は変わりません。これからも熱く、でも冷静に取材し発信していきたいと思います。 ➡鈴木萬里子記者の過去記事はこちら 米内隆 元常陽新聞編集委員 元朝日新聞記者 全国紙、地方紙、地域紙で通算35年間、記者や編集者をしてきました。紙の世界しか知りませんが、媒体は違っても、記者としてニュースを掘り起こし、記事にして発信する作業自体は変わらないと思います。初めからうまくいくとは毛頭、考えていません。大事なのは、ニュースを発信したいと思う人たちがいて、実際に発信する環境を整え、発信していくこと。拙速であっても、まず始めていきたい、という他の記者たちと意を同じくしました。 岩手県盛岡市出身。これまで、岩手県北上市→青森県八戸市→福島県福島市→岩手県東磐井郡大東町→宮城県仙台市→岩手県一関市→茨城県水戸市→静岡県浜松市→秋田県能代市→東京都府中市→千葉県浦安市→富山県富山市→茨城県水戸市(2回目)→千葉県浦安市(2回目)→北海道札幌市→東京都江東区→茨城県つくば市で暮らしてきました。茨城県には深い愛着があります。八戸市では十勝沖地震(震度5)、仙台市では宮城県沖地震(同)を体験しました。 子どものころからの憧れだったバスを運転したい、という思いから最上級の大型自動車第二種運転免許を取得すべく、土浦自動車学校をこのほど卒業しました。 いつか運転の仕事をしたいとひそかに夢見る57歳です。(よない・たかし) ➡米内隆記者の過去記事はこちら 梅山鉄平 あちこちで新聞記者を続けて10年以上。かつて新人だった僕を温かく迎えてくれたのが茨城県。不思議な縁で再び携わることができ、うれしいです。普段は都内で仕事をしているので、取材は土日が中心。都民の目線から、魅力を再発見してもらえるような記事を書きたいなあと模索中。ふらっとアポなしで出没することが多いですが、温かく対応いただけるとうれしいです。読者の皆様の反応も踏まえながら、一緒に面白い地域メディアを作れたらなあと思っています。 大阪出身でユーモアを交えた会話が大好き。得意ジャンルは酒、旅行、温泉、自転車、野球、教育など。好奇心旺盛で世の中のあらゆる事象に興味があり、あれこれ考えるのが好きです。 山口和紀 筑波大学人間学群障害科学類4年。新潟生まれ、新潟育ち、筑波大入学からつくば市。介助者のアルバイトをしています。趣味はギターと洋裁(ボトムスにしか興味ないです)、読書(人類学、障害学、運動史分野が好きです)。 ➡山口和紀記者の過去記事はこちら <!-- 谷島英里子 スタッフライター 常陽新聞記者を経て、NEWSつくばスタッフライターとして活動中。インターネット放送Vチャンネルいばらき「NEWSつくばチャンネル」キャスター、ラヂオつくば「つくばYou've got 84.2(発信chu)!」NEWSつくばのコーナーを担当しています。土浦市にある神立商工振興会に所属し、常任理事として神立の活性化に務めています。 フリーでは、不動産会社の広報のほか、フリーペーパーや企業パンフレットでの人物紹介記事。また、飲食商品説明の文章作成などを行っています。好きなことは音楽、詞を書くこと、ハローキティグッズ集め。20代、茨城県出身。 ➡谷島英里子記者の過去記事はこちら --> 川澄萌野 茨城町生まれのオーボエ奏者。趣味は料理、アコーディオンの演奏。2021年、結婚を機につくばに移ったばかり。昔から作文が好きな子どもだった。音楽活動休業中に、「ねとらぼ」「ダ・ヴィンチニュース」など、主にwebを中心にライターとして生活しながら、現代詩や短歌を書きためては発表していた。活動再開してからは、自らが主催するコンサートでポエトリーリーディングも行っている。特に愛してやまない作曲家はバッハで、バロックオーボエの演奏も大好き。気のいい音楽家がたくさん暮らしているつくばの街が気に入っていて、もっと市民の身近に音楽を届けたいと、いつも考えている。 ➡川澄萌野記者の過去記事はこちら 鹿野幹男 茨城県日立市出身。大学卒業後、朝日新聞社に入社して四半世紀近く、記者を続けてきました。昨年4月に転勤となり、本社内の子会社で内勤の庶務業務をしております。会社に在職しながらNEWSつくばのライターとして、ときどき発信いたします。小学生と幼稚園に通う2人の息子の父親です。これといって専門分野はありませんが、最近は教育や子育て、福祉に関心があります。 ➡鹿野幹男記者の過去記事はこちら

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