【谷島英里子】土浦市の山ノ荘地域を中心に活動している「NPO法人ネイチャークラブにいはり」は9日、初夏の山の荘ジオツアー「いやしの大地と日枝神社の参道をひも解こう!」の講師を務める。同市のインターネットテレビ、Vチャンネルいばらきの「NEWSつくばチャンネル」に7日、理事長の高田正澄さんを招いてインタビューした。

ネイチャークラブにいはりは、▽大地と生物生態系の調査と地質・地形・生態系の活動保全活動▽体験型環境教育▽惑星と星座の天体観望会▽土浦市のふるさと再発見プロモーション事業ジオツアー―に取り組んでいる。目的は「人と自然をつなげ豊かな自然のある”まち”を未来の子どもたちに託す」こと。

土浦市やつくば市など6市でつくる筑波山地域ジオパークのテーマは、「関東平野に抱かれた山と湖」。高田さんは同ジオパーク推進協議会で市民活動部会の部会長も務めている。9日に土浦市小野で開催するジオツアーでは、山ノ荘の里の伸びやかな大地と流鏑馬(やぶさめ)祭で知られる日枝神社の参道のなりたちの謎を解く場所をハイキングする。人の営みは大地の歴史と関係が深いことを感じ取ってもらう考えだ。

市内でのジオツアーは今後も開催される予定。問い合わせは市商工観光課(電話029-826-1111)まで。