【鈴木萬里子】筑波学院大学(つくば市吾妻)の学園祭「KVA祭」が27、28日に催され、大勢の来場者でにぎわった。27日は英語スピーチコンテスト(KVA CUP)が行われ、小学生から社会人まで38人が5部門に分かれて英語のスピーチ力を競った。高校生の部では地元、県立竹園高校の稲葉有紗さんが優勝した。

出場者の英語力は非常に高く、特に高校生以上は審査員の質問にも的確に答えるなど、素晴らしいスピーチ力に聴衆から感嘆の声が上がっていた。子どもに持たせるべきか賛否両論があるスマートフォンをテーマにスピーチし、世界に発信できる道具として必要だと訴えた高校生もあった。

英語スピーチコンテストの優勝者は次の通り。

▽小学生の部=宮本みゆさん(柏市立柏第四小学校)▽小学生帰国子女・マルチカルチャーの部=クシャドア クシュヌラさん(リバティー・インターナショナル・スクール)▽中学生の部=春山菜々見さん(私立渋谷教育学園渋谷中学校)▽高校生の部=稲葉有紗さん(茨城県立竹園高校)▽大学生・社会人の部=齋藤兼司さん(自営業)

国際色豊かなイベント多数

同大前広場には模擬店が多数並んだ。留学生によるアジア各国の料理も大繁盛で、特にベトナム料理は生春巻き、フォー、ブンーチャを売る3店が並んだ。常総市から来た70代の女性4人は「毎年KVA祭を楽しみに来ています。普段食べられない料理がたくさんあって、非日常を楽しんでいます」と笑顔だった。

秋晴れの下、本館前広場でステージイベントを楽しむ来場者たち=同

野外ステージも設けられ、沖縄創作エイサー、よさこいソーラン、ジャグリングなどの熱い演舞が行われ、大きな拍手が起きていた。

アンクルンを奏でてみる小学生ら=同

各教室では写真部、華道部ほか多数の展示が行われた。留学生が学ぶ国際別科の日本語教室では、ユネスコ無形文化遺産に登録されたインドネシアの伝統楽器「アンクルン」に触れることが出来るコーナーが設けられた。牛久市の小学生3人がさっそく挑戦し「音がきれいでびっくりした」「持つのは重いけど音が出ると楽しい」と話していた。

お化け屋敷の前には行列ができ、千葉県から両親と来た小学生2人は「こんな怖いお化け屋敷は初めて。夢に出そう。でも面白かった」と満足気だった。

子どもたちがブラインドサッカー体験

アイマスクをしてブラインドサッカーに挑戦する子ども=サッカーグラウンド、Tフィールド

人工芝のサッカーグラウンドでは28日、地元サッカークラブ「つくばFC」と、視覚障害者が学ぶ筑波技術大学(つくば市天久保)のサッカーチームによるブラインドサッカー体験会が催され、日本代表強化指定選手でもある同技術大3年、山川聖立選手(22)ら選手8人が直接指導した。初めてブラインドサッカーに挑戦し、転がると音が鳴るボールをアイマスクをして蹴った保育園児の長山琉巳ちゃんは「楽しかった」と話し、同FC広報の吉田隼也さんは「2020年の東京パラリンピックの正式種目になるので、知ってもらう機会になれば」と話していた。