日本への関心高まる インドネシア中学生 着付けや茶道体験 筑波学院大

さくらの間で正座して抹茶の接待を受けるインドネシアの女子中学生たち=つくば市吾妻の筑波学院大学

【橋立多美】研修で来日しているインドネシアのジョグジャカルタ第5中学校の中学生20人(男子12人、女子8人)が18日、つくば市吾妻の筑波学院大学で着付けと茶道を体験した。

男女に分かれて着付け体験が行われ、男子生徒は紺色や茶色の着物に角帯、兵児帯を締めた 。女子生徒のための教室は色とりどりの着物と帯が並べられ、好きな色と柄を選んで初体験を楽しんだ。着付けが終わると鏡に映る姿に喜び、お互いにスマホで撮影する様子が見られた。着付けは、つくば市在住で着物に詳しい佐々木悠紀子さんらが担当した。

着物姿の生徒たちは和室「さくらの間」に移動し、土浦在住の宮本昌子さんと同大卒業生たちのお点前による抹茶の接待を受けた。表千家に精通した宮本さんの「お茶碗の正面に口をつけて汚さないよう、左へ2回まわして飲み干します」など、作法の説明に神妙な面持ちで聞き入った。

男子生徒たちは「緊張したけど日本の文化が分かってハッピー」。女子生徒たちは「着物はきれい。お茶はおいしかったけど、足がしびれて困った」と口をそろえた。

研修は、同大国際別科と交流協定を結んでいるインドネシアの日本語機関が企画し、同大が支援している。来日した一行は、日本に興味のある人を対象にした同中学のジャパンコースを選択した生徒たち。日本人と交流し、多様な経験をしてもらうと共に、日本語学習に対する意欲を高めてもらい、将来日本へ留学を希望する若者を増やすことが目的だ。

同大の金久保紀子教授は「インドネシアからの研修を受け入れるのは今回で10回目。インドネシアの生徒さんたちの日本への関心の広がりに驚いている。本校学生や日本語教員養成プログラムの方たち、卒業生の方たちの研修と集いの場にもなっていることがうれしい」と語った。

13日に来日後、八千代町立東中学校での生徒との交流や、同大でパソコンを使ったアニメーション作成を体験するなど見聞を広めた。同大の研修は着付けと茶道体験で修了したが22日まで滞在し、BiViつくばの交流サロンで開催される筑波大学の「インドネシアウィーク」 に出演してパフォーマンスを披露する予定だ。

着物を着付けてもらう女子生徒㊧と男子生徒=同