《学生インタビュー》12 「苦労を乗り越えた人だけが成功者に」を実感

「生活がもっとしやすくなる道具作りをして、人の役に立つことをしていきたい」と語る永田天翔さん

ロボットの人工知能の学びや、人間とロボットの関わり合いに興味があった筑波学院大学3年の永田天翔さんは、経営情報学部ビジネスデザイン学科板井志郎准教授の「情報デザイン演習F1(情報コンテンツの活用)」を4月から7月まで受講した。授業は座学が中心だが3回ほど土浦市宍塚のグループホームだんらん(社会福祉法人欣水会)で、実践授業のロボットセラピー活動に参加した。

経営情報学部ビジネスデザイン学科3年
永田天翔(てんしょう)さん
茨城県立藤代高校出身

ーなぜ筑波学院大を選んだのですか。進学した動機を教えてください。

ロボットやロボットを動かす創造的なプログラミングに興味がありました。筑波学院大にはそのプログラムが多いので、やりたいことが出来る学校だと思って選びました。入学後それを実感し、進学して良かったと思いました。その上、熱心で細かい指導をしてくださる先生が多いと思います。

ーロボットセラピー活動とはどのようなものですか?

動くロボットへの関心をきっかけに、人間同士のコミュニケーションを生み出すというものです。グループホームでの実践では、最初の20分間、人形型、アザラシ型、ネコ型などのロボットで高齢者とお話しをしたり、歌を歌ったりして会話のきっかけを作ります。ロボットは高齢者世代の歌を歌うように作られています。次に犬型ロボットのアイボを使い、高齢者と一緒にラジオ体操や玉入れをやりました。2組に分かれて競う玉入れが、高齢者には一番うけていました。

グループホームで高齢者とコミュニケーションをとる学生たち

ー活動の感想を聞かせてください。

ロボットをきっかけに認知症の高齢者と会話をするのが最終目標でしたが、なかなか噛み合いませんでした。実践授業後に仲間と反省会をして、次回に生かそうと努力しましたが、改善することは難しかったです。高齢者との会話が噛み合わなくて苦しくなると、ロボットに歌わせて、頼ってしまったのが反省点です。

ーこの授業で得たものは何でしょう

高齢者とコミュニケーションを取るには、自分の視野が狭いと可能性が低くなってしまうと思いました。その反省から高齢者を含め多くの人々が欲しているもの、必要なものを自分なりに考えるようになって、視野が広がったと思っています。授業ではうまく行かないことが多くありました。その経験から、ロボットを作る人の苦労を感じました。苦労を乗り越えた人だけが成功者になれるのだと実感しました。

ー将来の目標は?

僕たちは2020年、オリンピックの年に卒業します。時代の流れがぐっと変わる年かもしれません。今は自分のスキルを磨いて、やりたいことをやる為の準備をする段階だと思っています。僕は物を作るのが好きです。作る側の好みではなく、使う人の視点が必要だと思います。作り手の自己満足ではなく、生活がもっとしやすくなる道具作りをして、人の役に立つことをしていきたいと思います。

(インタビュアー:鈴木萬里子)