《ご飯は世界を救う》4 しもだて美術館 カフェ・ブリーズ


【コラム・川浪せつ子】食欲、そして芸術の秋ですね。今は筑西市、かつては下館市と言われていたところに、ステキな美術館があります。「しもだて美術館」。しもだて地域交流センター・アルテリオの3階に、中央公民館とともに併設されています。建物はガラス張りで斬新な建築です。

年間を通し、企画展が数回。今年は7~9月、国際アンデルセン賞受賞の画家・安野光雅さんの絵画展。前期「御所の花」、後期「絵本の世界」、両方とも見に行きました。来年年明けからは、世界中を巡りネコを撮影していて有名な動物写真家・岩合光昭さんの写真展が楽しみです。

アルテリオの1階に、気の利いた「カフェ・ブリーズ」があります。ガラス張りで吹き抜けの空間。解放感があり、マッタリ、ユッタリ時間が流れて行くスペースです。今回は、お昼ご飯を食べました。正直、カフェのご飯って、あまり期待していないのです。だって、カフェだもん。でも、ここのサンドイッチ、本当に美味しかった! パンは、特別にパン屋さんで焼いてもらっているのだそうです。ウンウン。

つくば美術館 企画展やらないの?

それで、思い出すのは「つくば美術館」。数年前から企画展が全くなくなってしまい、現在は貸しギャラリー状態。展示された作品は、全国組織の公募展の茨城支部展とかも多く、素晴らしくはあるのですが…。

かつては、安野光雅さん、500号もの大きな絵を描いている遠藤彰子さん、ほかにも世界的な画家さんの企画展もありました。TXの終点つくば駅から5分もかからない便利な所にあるのに、何で企画展なくなっちゃったのでしょうか?

比べちゃいけないとは思いますが、筑西市より人口、多いのでは? 茨城県の管轄と思います。文化的なつくば市に、企画展、お願いします~。

「しもだて美術館」に話を戻しますと、徒歩5分の所には、下館生まれの天才陶芸家・板谷波山(いたや はざん)の記念館もあります。横の民家は波山の生家です。懐かしさを感じる家屋です。記念館は小さいながらも見ごたえがあります。

食いしん坊の私は、5分間歩く道中に、「メロンぱんじゅう」という和菓子屋さんの「のぼり旗」を見つけ立ち寄りました。昔から続く地域の和菓子屋さん。時代の進化に沿って「メロンパン」と「おまんじゅう」をミックスしたものを作っているのです。見た目、可愛らしく、不思議な感触でした。

実は、もう1つ食べたのです。このサンドイッチを食べた後、今年の酷暑で暑くて暑くて、かき氷を。心と胃袋、大満足の1日でした。(イラストレーター)