《ご飯は世界を救う》3 筑波山の「おむすび」 お米は美味しい


【コラム・川浪せつ子】筑波山中腹の赤い大きな鳥居の右側に、この「おむすび屋」さんがあります。筑波山の麓(ふもと)では、筑波山系からの良質のお水を使って「筑波小田米」というブランド米があります。このお米を使っての「おむすび」の販売とお食事処です。

「おむすび」って言ったら、やっぱり「ハイキング」。春と秋に開催されている「ゆけゆけ、乙女の散歩道」の日に歩いて、このお店をゴールにして頑張ることに。

まずは、つくば市北条の無料駐車場に停車。そこから「つくば道」と言われている約5キロを歩きます。案内では、所要時間が約2時間、高低差が240m。江戸時代から南参道とされていたそうです。

田井地区にある「普門寺」の前を通り、次は「ソレイユ」というカフェ。こちらは、NPO「自然生(じねんしょ)クラブ」というハンディーキャップを負った方々が共同生活をしているクラブが運営しています。歩いて直ぐお茶では、ね。帰りまでお預け。そのすぐ脇では「自然生」さんの展示会もやっていたので、見ましたよ。みんな、色が明るいですね。

少し行くと、神郡(かんごおり)地区です。古い街並みと正面に見える筑波山に、励まされて歩きます。ここを抜けると広々として気持ちがいい。でも、お山は、まだまだ先です。

筑波山は標高877mと低い山ですが、けっこう急斜面。だんだんキツクなってきました。「おむすびを食べるぞ!」と頑張ります。

海外では「おむすび」ブーム

そこでやっと「旧筑波山郵便局」到着。こちらは、「乙女の散歩道」の時だけ開いていて、郵便を出すことができるので、期間限定のステキな切手をハガキに貼り、スタンプもして自分の家宛と連れ合いの母に投函。

そしてもうひと踏ん張りして、やっと赤い鳥居に。色々な種類があるので迷います。ここでのおむすびの味は、格別でした。自転車で麓から来たお兄さんは、追加して3個も食べていました。こちらの店では、「筑波小田米」で作った色々な「おかき」も販売しています。

最近日本人は、お米離れですね。とうとうパンの消費量が、お米を抜いてしまったそうです。お米離れは、日本の食糧自給率の低下や、農業の衰退につながってしまうそうです。主食がお米だけでなくパンや麺類となり、食生活のバラエティーさが大きいのでしょうね。

そして、昨今の「糖質ダイエット」。はたまた少子化で、食べ盛りの子供が減ってしまっているのも一因とか。それにパンは、買ってきたら直ぐに食べられますが、お米は炊かないと食べられないし。それがね、不思議なことに、今海外で「おむすび」ブームが起こっているそうです。日本でもおむすびは、買ってくるものとなり、海外でもテイクアウトするものが主体だそうです。

筑波山5合目までの往復ハイキング。帰りは「ソレイユ」で、ケーキセットを食べるのを目標にテクテクお山を降りて帰りました。お米、やっぱり美味しいです、とっても。(イラストレーター)