【コラム・及川ひろみ】10月15~20日、第17回世界湖沼会議本会議がつくば国際会議場で開催されます。その会議前プログラム「サテライトつちうら」の第2弾行事として、認定NPO法人「宍塚の自然と歴史の会」が企画運営する「流域連携市民会議 市民が考える将来の湖沼と流域―ココにあります霞ケ浦のミライ」が8月25日、霞ケ浦環境科学センターで開かれます。

当日は環境センター夏まつりが行われることから、この催しにやって来る親子に霞ケ浦とその流域の魅力を伝え、関心を持ってもらうために、クイズ大会も行うことにしました。

シンポジウムでは、レンコン栽培農家、霞ケ浦の漁業者、石岡で環境に配慮した林業を営む業者、流域の里山保全活動をしている当会が、現状・課題・将来を語り合います。この討論には、15年以上宍塚で活動する法政大学の学生も加わります。

クイズ大会では、霞ケ浦の漁業、レンコン栽培、茨城の林業、里山に関する問題を出します。ヒントパネルを見ながら答えてもらいますが、参加者の関心・理解が深まるよう、パネルにはそれぞれの問題について専門知識を持つ人に付き添ってもらいます。参加者全員が参加賞と正解賞をもらえるよういろいろ工夫しています。

問題は、湖沼会議開催が多くの親子にプラスになること、霞ケ浦とその流域が持続可能な生態系になるように考えたものです。

正解賞はカエルの石こう

夏祭りの参加者は例年4000人ぐらいと聞いています。参加賞・正解賞はそれぞれ500個準備しました。正解賞にはカエルの石こう(色・柄を塗ればより素敵な置物になります)、障害のある方々が作った素敵な木工細工、蓮根サブレ、宍塚の絵はがき10枚セットをそろえました。

クイズ参加者には抽選券を渡し、流域市民会議の休憩時に当選番号を発表します(もし特別賞品が残ったら会場でジャンケン会を行います)。

また、シンポジウムでは島根大学名誉教授の相﨑守弘さん(前霞ケ浦環境科学センター長)から、霞ケ浦の概要をうかがったのち、討論を行います。

当日は来訪者が多くなりますので、一般の方はセンターの駐車場が使用できません。その代わり、土浦協同病院近くに臨時駐車場が設けられ、そこからセンターへ無料周回バスが運行されます。また、JR土浦駅東口からはセンターへ無料シャトルバスが運行されます。

クイズ大会は10時から、シンポジウムは13時から15時30分までを予定しています。皆さん、お誘いの上、ご参加ください。(宍塚の自然と歴史の会代表)

▼流域連携市民会議の問い合わせは電話090-9840-7194(事務局・及川)またはメールsisitsuka@muf.biglobe.ne.jpまで。