つくば市は5日、市内で道路側溝のクレーチング蓋(ふた)の盗難が多発していると発表した。
格子状に組まれた鉄製の蓋で、今年4月から8月26日までの間に、野畑、鬼ケ窪、高須賀、上郷、下別府、根崎など計15カ所で61枚(約80万円相当)が盗まれた。昨年度の被害は2件16枚だった。付近に民家のない、人目に付きにくい場所での被害が多いという。
市はクレーチング蓋にチェーンやボルトを付けるなどの盗難防止策を講じるほか、パトロールを強化し、被害が多発している地区に情報提供や市・警察への通報などを呼び掛けていくとしている。