【谷島英里子】土浦市真鍋3丁目にアトリエを構える劇団「百景社」(志賀亮史主宰)が9月に霞ケ浦湖畔で野外公演を開催する。同市のインターネットテレビ、Vチャンネルいばらきの「NEWSつくばチャンネル」で31日、同劇団員で俳優の山本晃子さんをゲストに招いてインタビューした。
百景社は2000年につくば市で活動を始め、劇場だけでなく、田んぼや古民家、カフェなどさまざまな場所で公演している。13年に土浦市にアトリエを移し、現在は新たな拠点で作品づくりや公演活動を展開する。全国各地のほか海外でも公演を行っている。
今回、野外公演の会場となるのは霞ケ浦総合公園(土浦市大岩田)水辺の広場。作品はイギリスの劇作家・シェイクスピアの「夏の夜の夢」。月が見守る森の中で、恋する人間たちと妖精たちが織りなすストーリーだ。霞ケ浦の波音が聞こえる湖畔で、月明かりや虫の声、通り過ぎる車の音も舞台装置になる。
山本さんは「見慣れた霞ケ浦の日常の景色が非日常の演劇空間になると思います。ぜひお楽しみに」と来場を呼び掛けている。
◆日程は9月15日(土)、16日(日)、17日(月・祝)の3日間。開演は午後7時から約2時間程度。チケット料金は一般前売り3300円/当日3500円、18歳以下1000円。問い合わせは百景社(電話029・896・3099)まで。ホームページはhttp://www.hyakkeisya.org/