【コラム・入沢弘子】本日8月2日、新館開館219日目にして来館者を40万人お迎えし、年間来館者目標を達成しました。ご来館いただいた皆様、いつも土浦市立図書館を支えてくださる地域や関係団体の皆様に御礼申し上げます。
夏休みに入り、図書館には朝から多くの子ども達が来館しています。駅前に移転してからは、高校生はもとより、中学生や小学生の姿も多く見受けられるようになりました。お弁当や水筒持参の長時間滞在準備をして、資料探しや学習に来る子が多いようです。
当館では、夏休み期間中の37開館日に、20のお子さん向けイベントを実施します。どのイベントも、図書館と本に親しみを持ってもらうこと、興味あるテーマの本に出合うこと、本から好奇心や世界が広がることを目的にしています。
人気の「おはなし会」は、5団体のおはなしボランティアさんの協力のもと、週に3回程度実施、全15回予定しています。中でも、8月4日(土)の「戦争と平和のおはなし会」では、樺太から引き揚げた方の体験談、ブルガリア人の方の戦争の話(英語)を聞きます。
ネットTVのスタジオも開設
夏休みの宿題の役にも立つ「子ども講座」は、「土浦の花火」「霞ケ浦」「インターネットTV」のテーマで3回予定しています。
ネットTVの回では、館内にスタジオを設け、ラジオパーソナリティを進行役として、子ども達が市立図書館のPR番組を企画制作。番組はリアルタイムで配信されます。ほかに、「子ども映画会」が1回開催されます。
新しい企画としては、「科学道ジュニア100」を実施しています。これは、理化学研究所と編集工学研究所が選書した「科学の面白さ・深さ・広さが伝わる」子ども向け書籍100冊を6つのジャンルに分けて展示しているものです。身近な「科学」を知り、興味の分野を広げてほしいと思います。
長い自由時間を過ごす夏休み。お子さんたちも、夏季休暇を取得できる大人の皆さんも、涼しく明るい駅前図書館で、「座右の書」と出合いませんか?(土浦市立図書館館長)
▼夏休みイベントの詳細は図書館HPをご覧ください:http://www.t-lib.jp/