【崎山勝功】大学進学を目指す高校生や保護者が、志望大学を見学する「オープンキャンパス」が各大学で行われる中、筑波学院大学(つくば市吾妻)の2018年度オープンキャンパスが13日から始まった。

この日は同大生が「キャンパスツアー」の案内を行い、高校生や保護者らを3グループに分けて引率し、教室や図書館などの施設を案内した。このほか、ゲームのプログラムを実際に作る体験授業や、学生食堂のフランス料理店でランチの試食なども行われた。

案内に当たった同大経営情報学部情報デザインコース2年の鈴木優樹さん(19)=水戸市出身=は「コースで縛られず自分の好きな授業が取れる、自分の好きな勉強ができることをアピールしたい」と、同大の魅力を訴えた。志望校選びに悩む高校生に向けてさらに「オープンキャンパスに行かないと分からないことがあるので、大学を実際に見て『この大学なら自分に合う、自分のやりたい勉強ができる』というのを見てもらいたい」と助言した。

同大入試広報グループによると、同大では前身の短大時代も含めて約20年以上前から学生が高校生らを案内しているという。同グループは「先輩と実際に話すことによって(入学して)2年後、3年後をイメージしてもらえれば」と話し、高校生の志望校選びの一助になればと期待を寄せる。

同グループによると、近年は「大学に入って何ができるか、何をやりたいか」に重きを置いて進路指導をしている高校が増えているという。「自分のやりたかった勉強ができない」「環境になじめない」などの理由で退学する事例が起きていることが背景にあるという。

オープンキャンパス来訪者のピークを迎えるのは7、8月ごろ。同大では6月24日、7月22日、8月5・26日、10月27・28日、来年3月24日にも開催する。

大学生の補助を受けながら体験授業「ゲームを創ろう」でゲームのプログラミングに挑戦する高校生ら=同