地域社会に出て活動する筑波学院大学の社会参加型教育プログラム「オフ・キャンパス・プログラム(OCP)」で、黒羽京平さんは、つくば市科学技術振興課と同大が協働で行うセグウェイプロジェクトに参加した。昨年6月から12月にかけて、立ち乗り電動二輪車「セグウェイ」を使った児童の見守り活動、まつりつくばやJICA(国際協力機構)で行った試乗会などに携わり、地域の人たちと交流した。

経営情報学部ビジネスデザイン学科3年 黒羽京平さん
茨城県立筑波高校出身

―セグウェイプロジェクトに参加した理由を教えてください。

オープンキャンパスでセグウェイ試乗会があり、楽しさに魅了されたことです。社会人になったらなかなか乗る機会がないと思い参加を決めました。また子どもが好きなので、子どもたちと触れ合えるのもよいと思いました。

―活動はどのようなものですか?

児童の見守り活動では、吾妻小学校の下校時間に合わせ、セグウェイに乗ってつくばセンター地区をパトロールしました。通学路なのに自転車に乗りながら両手を離したり、携帯を操作したりしている人がいて、小学生にぶつかるのではないかとひやひやしました。セグウェイに乗りたがる子どもも多く、免許が必要なので乗せてあげられませんでしたが、興味を持って将来乗ってくれたらいいなと思いました。つくばの人は挨拶すると返してくれる人が多く、意外でしたがうれしかったです。この見守り活動が一番好きでした。

ゼグウエイに乗って小学生の見守り活動をする黒羽京平さん(左)

まつりつくば会場での試乗会では、参加者に乗り方の説明をした後、実際に体験してもらいました。セグウェイは体を前に倒すと進み、真っ直ぐにすると止まります。アクセルもブレーキもありません。重心を移動するだけなので操作は簡単です。しかし緊張すると体に力が入ってしまい、うまく運転できません。たくさんの人にセグウェイを体験してもらい、楽しさや面白さを伝えることができました。

JICA筑波での活動では、来日している研修員に英語で乗り方を説明しました。英語が得意ではないので、用意された英文で説明しました。スマイル、リラックスを強調してジェスチャーをまじえながら説明すると、みなさん分かってくれて楽しかったです。

―活動を終えて気づいた点を教えてください。

見守り活動では、危険な場所や物を探すためにも、一つのことに集中しすぎず周りを見渡しながら行動をしなくてはならないと思いました。また活動全体を通して、物事に積極的に取り組むことを学びました。

―ではOCPを行っている筑波学院大学に進学した動機を教えてください。

進学で迷っていた時に高校の先生から勧められてオープンキャンパスに参加しました。高校からは一人だけだったのではじめは心細く感じましたが、温かい雰囲気が決め手となりました。

筑波学院大は規模が小さいので、先生との距離が近いのがよいと思います。また留学生も多く、交流を通じて違う文化を知ることができるのも楽しいです。新しいことになかなか一歩を踏み出す勇気のなかった自分が、入学してから変わりました。

―ご自身が変わった点はどのようなところですか。

バトミントンサークルで2年間部長をしています。1年目は新入部員が5~6人しか入らず、部長として責任を感じていました。その反省から工夫して誘ったら、今年は40人もの新入部員が入りました。引っ込み思案の性格でしたが、OCP活動などを通じて積極的に人と関わるようになれたと思います。

今は「新入生で1人でいる人を絶対になくしたい!」と思い、大学にある2台のゼグウエイを使って、試乗会などイベントを企画したいです。学生間で親睦を図り、一人でいる人をなくし、みんなに仲良くなってほしいと思っています。

(インタビュアー:鈴木萬里子)