若い社員がデザイン
つくば駅前のオフィスビル「T.S BUIL」(同市吾妻、旧ライトオンビル)が、11月22日からイルミネーションで彩られ、道行く人たちの目を楽しませている。同ビルのオーナーで不動産業の都市開発(塚田純夫社長)が、駅前をもっとにぎやかにしたいと飾り付けた。装飾は若い社員が自主的にデザインし作った。
同ビル1階ショーケース内と、ペデストリアンデッキに面する2階エントランスのガラス張りの壁面いっぱいがLEDのイルミネーションライトで装飾され、さらに自動ドアの中にはサンタクロースや雪だるま、モミの木のクリスマスツリーなど、昨年と違ったデザインの飾りが展示されている。通り掛かった人たちは華やかな飾りに足を止めて見入ったり、撮影したりしていた。クリスマスシーズンが過ぎた後は正月用のディスプレイに変更し、来年1月13日まで点灯する。
家族で訪れ、装飾に見入っていた市内に住む会社員は「以前は駅前なのに少し寂しい感じがしたけれど、明るくなってとてもうれしい。駅前は少しずつだけれど良い方向に向かっているのではないか」と話した。
同社の霞部長は「つくばセンタービルも徐々によくなってきている。今年は市民活動の新拠点コリドイオが出来たり、大和ハウスの複合施設も来年完成予定と聞く。つくば駅周辺のにぎわいも回復していくのではないか」と期待を述べる。
来年4月、200インチのディスプレイ
塚田社長は「一昨年からイルミネーションを飾り、地域にも浸透して評判が良い。来年4月にはビルの2階部分の壁に200インチ(縦2.5×横4.4メートル)のディスプレイを付け、映像を流す予定だ。映像は筑波山の風景などを流し、地域の活性化に取り組んでいきたい」と語る。(榎田智司)