学生団体、学友会の会長で経営情報学部ビジネスデザイン学科4年の日高悠希さんは「学生が模擬店で食べ物を売るのはコロナ明けとなって初めて。そういった意味でも大変重要な意味がある学園祭になる。今年のKVA祭で本来の形を取り戻したい」と話す。
無駄な出会いはない
今年のテーマは「どのような出会いも無駄にはならない」という意味の「No Encounter is Ever Waste(ノー・エンカウンター・イズ・エバー・ウェイスト」。実行委員長の3年 大和田さんは「新たな世代の融合と、新しい大学名に変わった思いから付けた」とし「コロナ禍でサークルの引き継ぎがうまくいかなかったという苦労もあった」と思いを語る。KVA祭の横断幕を、市内の大通りに架かる陸橋などに掲示してPRしている。横断幕は、実行委員で模擬店を担当する3年 菊地大輔さんと、広報を担当する2年 柴田心歩さんがデザインした。柴田さんは特設サイトでのPRも担当する。「先輩がデザインで関わっているのを見て、自分もできることはないかと実行委員会への参加を決めた」と話す。
国際色豊か
模擬店は、留学生が多い同大ならではの国際色豊かな点が特徴だ。スリランカ人留学生らは母国のスパイスを利かせたフライドポテトを販売する。中国人留学生らは模擬店で、茶道や折り紙を体験できる「三銃士茶道折り紙屋台」を出店する。ほかに学友会が芋煮会を開いて販売する。模擬店を担当する菊地さんは、食品を調理して販売するため保健所とのやりとりなどの準備で多忙な日々を送っていると話す。
外部からキッチンカーも出店し、ケバブ、クレープ、焼きそば、から揚げなどを販売する。キッチンカーを担当するのは実行委員の3年 野口千咲さんによると、アリーズケバブの店長は、同校の卒業生だという。
大教室では、お笑い芸人を招いたライブが午後0時30分から開催される。ほかに軽音サークルのライブが同会場で催され、学生バンド2グループが出演する。ギターの弾き語りやピアノ演奏なども予定されている。
お笑い芸人を呼ぶメーンイベントの運営は3年 石嶋萌夏さんが担当する。軽音サークルのライブ開催を担当する実行委員会副会長で2年の小林亮太さんは「私自身軽音サークルの部長であり、軽音ライブは5年ぶりなのでうれしい。成功させたい」と意気込みを語る。
実行委員長の大和田さんは「模擬店も出るので盛り上がったらうれしい。多くの人にご来校いただき、1日楽しんでいただきたい」と語る。(伊藤悦子)
◆KVA祭特設WEBサイトは、日本国際学園大学KVA祭2024 (craft-student.org)へ。