【コラム・佐久間健】研究学園駅近くに教会があるのをご存じですか? 今回は、教会で行われている「親子英会話」を紹介します。15年ほど前、つくば市に住んでいたカナダ人の宣教師によって始まりました。以来、未就園児が親子で集える場所の一つとして広がり、たくさんの親子が足を運んでくださいました。
現在の講師は、ドイツ人宣教師のシュテファンさんとララさんです。レッスンでは、フクロウのパペットが登場したり、ギターに合わせて歌ったりします。お二人の温かい人柄が魅力です。
最近は1~2歳の子どもが多くなりました。初めのうちは、恥ずかしがったり、眠かったりすると、あまり参加できません。それが、みんな1年もたてば元気よく入ってきて、歌や踊りに楽しく参加できるようになるのです。子どもの成長を見ることができるのはとてもうれしいですね。
毎回、30分ほどのレッスンの後はティータイム。子ども達が遊んでいるのを見守りながらおしゃべりして、和やかな時間を過ごします。
安心・安全、楽しく、気ままに
「君は愛されるため生まれた」という賛美歌を歌い、おやつを食べて、『見つけた子育ての喜び』という本を用いて子育てについて学んだり、聖書の言葉を紹介したりしています。
子育ての環境は時代とともに変化し、多様化してきました。しかし、子ども達一人ひとりに「君は愛されるため生まれた」というメッセージは変わりません。聖書にこうあります。「わたしの目にはあなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している」
また、子育てする親は知恵深く、忍耐深く、愛をもってしつけることを学ばなければなりません。そのために励まし合いや、リラックスして分かち合える場が必要です。
親子英会話は、子どもにとっても、親にとっても安心・安全のところ。親子で楽しく英語を学び、子どもは自由に遊び、ママ達は気ままにおしゃべりする―そんな場所になることを願っています。(牧師)