【崎山勝功】筑波学院大学(つくば市吾妻)の2018年度入学式が5日行われ、新入生ら計232人が新生活の第一歩をスタートさせた。大島慎子学長は「グローバル化した社会では世界に通じるコミュニケーション能力が必要になる」などとして「自立した考えや意見を発信してほしい」と呼び掛けた。

入学式で大島学長は「皆さんは高校時代は生徒と呼ばれていましたが、本日からは学生と呼ばれます。学生はより積極的に『学修』に取り組むという意味がありますから、皆さんは漫然と授業を受けるのではなく、目的意識を持って大学生活を過ごしていただきたい」などと式辞を述べた。

新入生代表として宣誓した鈴木琉菜さん(18)=かすみがうら市出身=は「互いに競い合い、助け合いながら成長していきたい」と、学業に励むことを誓った。

式典後、新入生たちは中庭で集合写真を撮り、クラスに分かれて懇親会を行った。

英語の専門学校を卒業後、同大に3年生として編入学した山口祐希さん(20)は「2年間英語を勉強して、ほかのことも勉強してから就職したいと思った。将来的には広告関係の仕事をしたい」と夢を語った。

ベトナムからの留学生、ファン・ティ・ミィリンさん(23)は「大学を卒業したら日本で就職したい。将来は自分のホテルやレストランをベトナムで開業したい」と、起業への意欲を見せた。

大学の中庭で教職員らと集合写真を撮影する新入生たち=同