つくば市は8日、市内の公立保育所が同日昼に園児に提供した給食に、木片のような異物が混入していたと発表した。8日時点で園児らに健康被害は確認されていないという。
市幼児保育課によると、給食で出された鶏の照り焼きに、縦横6ミリ×3ミリの木片のようなものが混入していた。
午前11時50分ごろ、給食を食べ終えた4歳児から、木片のような異物が入っていたと担任の保育士に報告があり分かった。給食は午前11時25分ごろから食べ始め、同50分ごろには園児全員が食べ終えていたという。
同市の公立保育所は、各園ごとにそれぞれ調理して提供する自園調理で実施している。混入経路について調べたところ、鶏肉の納入業者が、卸業者から納品された鶏肉を精肉加工した際、鶏の体内から、今回確認された異物と同じような木片が1つ確認され、納入業者が取り除いて保育所に納品したことが分かった。市はさらに鶏肉を卸した卸業者に混入経路などについて調べている。
異物混入を受け同保育所長は、納入業者に納品管理を徹底するよう指導したほか、同園の保護者全員にお詫びと子どもの健康観察についてのお願いを文書で通知したとしている。