【コラム・川浪せつ子】つくば市には49もの公園があるとか。種類はいろいろで、松代公園(松代3丁目2)は、都市計画上「近郊公園」と言うそうです。つまり、近くに住む市民のための公園ということでしょうか。
公園のお隣は小学校です。斜め前には、児童館、幼稚園、保育所などがあり、子供たちのかわいい声が、いつも聞こえてきます。放課後や休日には、親たちも加わって集いの場所になります。
小さめですが池があり、自然のアカマツ林を生かした公園で、ガチョウ、ハクチョウ、シラサギなどが遊び、自然の宝庫でもあります。
四季折々の花々も素晴らしいです。春には、桜の花はもちろん、藤棚も2か所あり、豪華なしつらえです。夏には、心地よい日陰のベンチに座って、ポワ~ンと空や木々を眺めるのが好きです。紅葉の時期は、色付いた木々が心まで温かくしてくれます。
我が家の子供たちが小さいころには、この公園まで乳母車を押して。少し大きくなったら、一緒に自転車で。松代公園は、近くの住民しか知らないパワースポット?
「え~、これが、あの公園!」
この大好きな公園。雪の降った日にはどんな風景が見えるのか、訪ねてみました。家から1時間ほど歩き、雪の日の絵の取材。とても寒かったですが、素晴らしい雪景色にたくさん出合うことができました。
後日、公園の近くに住む友人に、この絵を見てもらったら、「え~、これが、あの公園!」と、ビックリしていました。
そうです、雪は、いつも見ている場所を変身させてしまうのですね。雪国の友だちは「雪とは、日々、戦いなんだよ」と言っていましたが、絵を描く者にとっては、天からのプレゼントです。雪国で大変な方々、ごめんなさい。(イラストレーター)