全国トップクラスのペット系専門学校「つくば国際ペット専門学校」(つくば市沼田、高橋仁校長)に来年4月、通信制学科「通信制ペット学科」が開設される。ペット専門学校の卒業資格が得られる通信制学科が開設されるのは、全国で初めてという。
eラーニング(オンライン授業)とスクーリング(対面授業や実習)で3年間、ドッグトレーニング、トリミング、動物看護、繁殖などを学び、専門学校卒業と同じ専門資格の取得を目指す。
eラーニングは、年間で21科目を各45時間ずつ計945時間をオンラインで学ぶ。スクーリングは年間約20日間(120時間)専門学校に来て、授業を受けたり、教育提携施設である隣接の犬のテーマパーク「つくばわんわんランド」で実習などする。
卒業までに愛玩動物飼養管理士1級、トリマー2級、ホームドッグトレーナー2級、小動物衛生看護士2級、ペットケアマネージャー2級などの資格を取ることができる。
入学対象は高校卒業見込み者や既卒者。社会人でも働きながら学ぶことができる。
同校では社会人対象の通信講座を12年前から実施してきたこと、コロナ禍の昨年はオンライン授業をいち早く取り入れ実績を挙げてきたことなどが評価され、通信制学科の開設が認可された。
同校はサンスイグループのつくば文化学園(東郷治久理事長)が運営する専門学校で、1997年に開校した。ドッグトリマーコース(2年制)、ドッグトレーナーコース(2年制)、動物看護福祉コース(2年制)、愛玩動物看護師コース(3年制)、ペットケア総合コース(2年制)の5コースがあり、通信制ペット学科は6コース目となる。県内のほか全国各地から300人を超える学生が学び、ペット業界に多くの人材を輩出している。90種500匹の犬猫がいる「つくばわんわんランド」での実習のほか、在学中の2年間、1人が1匹の子犬を育てる「パートナードッグ」制度など、他校にはないカリキュラムが注目されている。
◆詳しくはつくば国際ペット専門学校のホームページへ