つくば市は20日、同市沼田地区を担当する国勢調査の調査員が、25世帯の個人情報が記載された調査世帯一覧表1枚を紛失したと発表した。
市によると一覧表には、世帯主の氏名と住所、家族の男女別の人数などが記載されていた。
市企画経営課によると、調査員は19日午後10時ごろ、自宅で、国勢調査の書類の確認をしたところ、調査世帯一覧表1枚が無くなっていることに気付いた。自宅などを探したが見つからなかった。
翌20日朝、前日に調査票を配布するため訪問した世帯や移動経路を探したが発見できなかったことから、同日午前9時30分ごろ、警察に遺失届を出した。
市は21日以降、一覧表に個人情報が記載されていた世帯に状況を説明し謝罪するとしている。
さらに再発防止策として全調査員と指導員に対し、調査書類や個人情報に細心の注意を払い、書類の管理徹底やマニュアル遵守について改めて注意喚起するとしている。
今年は5年に1度の国勢調査の年で、同市では14日から20日まで、調査員が全世帯を訪問し調査票を配布している。
※つくば市は29日、紛失した調査世帯一覧表が発見されたと発表した。28日午前8時30分ごろ、調査票を配布した世帯から、一覧表が紛れ込んでいると連絡があり、調査員が発見者宅を訪問し回収した。