つくば市は28日、7日と23日にそれぞれ同僚らと有志の飲み会に参加した後、帰宅途中に酒気帯び運転をしたとして、市職員2人を同日付けで停職5カ月と6カ月の懲戒処分にしたと発表した。
都市計画部開発指導課の男性係長(42)と、消防本部中央消防署豊里分署の男性消防士(25)の2人で、係長は停職5カ月、消防士は停職6カ月。消防士は24日、道交法違反で現行犯逮捕された=24日付。
市人事課によると、係長は7日、仕事を終えた後、市職員らとの飲み会に参加し、帰宅する際の8日未明、市役所近くで酒気帯び運転で警察に検挙された。市の調べに対し係長は、代行運転を頼み、待っている間、自家用車を駐車場から別の駐車場に移動しようとして酒気帯び運転をしてしまったと話しているという。
消防士は23日、仕事を終えた後、有志の飲み会に参加し、帰宅途中の24日未明、酒気帯び運転で現行犯逮捕された。警察の調べに対し当初は容疑を否認していたが、現在は認めているという。市の調べに対し、代行運転を頼もうとしたが電話がつながらなかったため、酒気を帯びて自家用車を運転してしまったと話している。逮捕され、報道されたなど社会に与えた影響の大きさから停職6カ月となった。
五十嵐立青市長は「本市の職員が市民の信頼を裏切り多大なる迷惑をお掛けしたことを心から深くお詫びします。今後、再発防止に万全を期すと共に、市民の信頼を招くような行為を厳に慎むようさらに綱紀の保持を徹底させます」とするコメントを発表した。