高校生も参加した「いけばな展」

筑波学院大学の学園祭「第27回 KVA祭」が28日、つくば市吾妻の同大学キャンパスで開かれた。テーマは「十人十色」で、留学生の多い大学らしく、ベトナム料理のフォーや台湾発祥のタピオカミルクティーの模擬店などが並び、訪れる人でにぎわった。

あいにくの雨のため、模擬店は大学館内のロビーに場所を移動。「いかがですか」「おいしいですよ」と留学生らの呼び込みに、昼時は家族連れらが列を作った。フォーを注文した50代の女性は「外国の屋台みたいで楽しい」と笑顔だった。

食堂を会場にしたステージでは、筑波スクエアダンスクラブのメンバーが、来場者とともにリズミカルな音楽に合わせて軽やかにステップを披露。福島県出身の男女のシンガーユニットyoko&門馬よし彦や関西出身3人組のダンス&ボーカルグループAIRPENのライブもあり、会場は熱気に包まれた。

展示スペースでは、県立下妻二高、八千代高校の華道部とコラボして、高校生らがその場で花を生ける「いけばな展」や、留学生のミニ外国語講座、「つくば市をキャンパス」をテーマに地域の人々と連携しながら社会参加活動を実践するオフ・キャンパス・プログラム(OCP)の展示などがあり、来場者は思い思いに楽しんでいた。

同時にオープンキャンパスもあり、学部や学科、入試についての説明会が開かれた。

同祭は29日も催され、タレントの石川界人さん、古川慎さんのトークショーなどが開かれる。(大志万容子)

留学生が講師を務めた「ミニ外国語講座」

 

来場者らも参加して軽やかにステップを踏むスクエアダンスのステージ