認知症予防に「コグニサイズ」体験 幸和義肢研究所 聞こえと脳の仕組み学ぶ

認知症予防運動「コグニサイズ」に取り組む参加者=つくば市竹園、つくば国際会議場

【谷島英里子】義肢、車いす、補聴器などを製作販売する幸和義肢研究所(つくば市、横張和寿社長)は6日、同市竹園のつくば国際会議場で「コグニサイズ」の体験会と「聞こえと脳のセミナー」を開いた。

コグニサイズは英語で「認知」(コグニション)と「運動」(エクササイズ)を重ねた造語。国立長寿医療研究センター(愛知県大府市)が開発した認知症予防に向けた運動だ。コグニションとエクササイズを同時に行い、脳と体の機能を効果的に向上させるのがねらい。言語聴覚士で同センター認定コグニサイズ指導者の川田夏希さんが講師となり、一般参加者の指導をした。

参加者が車座になって、足踏みとしりとりをしながら時計回りに発表するゲームや100から3ずつ引いて最後に1で終了するゲームなどをした。体を動かしながら頭で考えたり間違えたりすることが脳への刺激を促すという。

補聴器の体験会=同

補聴器メーカー、オーティコン補聴器の川田さんは聞こえと脳のセミナーで、補聴器を使って聴力と脳の関係を説明した。聴力の低下は加齢や過度の騒音で、音を感じ取る有毛細胞の減少などによって生じる。耳が聞こえづらくなると、音や情報が少なくなり認知症のリスクが高まるという。川田さんは「聞こえを大切にすることは健康を維持することにつながる」とし、「補聴器は音を聞こえやすくすることはもちろんだが、脳への負担を減らせる点からも注目されている」などと話した。

会場では、補聴器の聞こえ方をVR(バーチャルリアリティー)で疑似体験できるコーナーも設けられた。